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アジアの仕返し(FT:マーティン・ウルフ)

 ワゥ...。修辞的だとはわかっているけど、「アジアの仕返し」と言われたら、う~ん、辛いよね。三点。最初に連想したのは、パフィーの『アジアの純真』。

 第二点。「仕返し」というより「アジアは裏切られた?」。マーティン・ウルフも言っているように、アジアの資本輸出は、欧米の通貨で表示されている。つまり、ユーロやドルの為替レートが減価していけば、アジアの現地通貨ベースでは、折角、貯めて輸出した資本が目減りしていくということになる。欧米の金融システムが優れていると思ってお金を出してみたのに、残高が減っちゃったというのは、「裏切られた」感覚が出てくるかもしれない。とくに、外貨証拠金取引をやっていた人々は大丈夫だろうか、、、。
 第三点。もし、「仕返し」があるとすれば、この時点。つまり、ここでアジアが資金を引き上げれば、欧米はアブソープションを小さくしなければならない。それはこの不況直前という段階では困るだろう。だから、将来志向で行くのなら「アジアにお願い」というのが正しいところかもしれない。アジアの欧米への直接投資に対して、欧米政府がどのように応対するかが興味深いところ。マーティン・ウルフを読みたければ、「081008FTMWolf.pdf」をダウンロード

 

。(Pointer to Dani Rodrik)

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