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Thoughts on coronavirus: 1) FTによる日本コメント 2) global and local, ...

1) FT(日経が親会社)がCoronavirusの特設ページにCountry by country: how coronavirus case trajectories compareという図を出している。縦軸がlog scaleになっているので直線が成長率一定になり、今回のようなexponentialな動きをあらわるのによくなっている。そこでは感染者100人が出てから各国の累積感染者数の経過が表示されている。

奇妙な動きをするのは、日本、シンガポール、香港である。同じアジアでも中国、韓国は33%増加率を上回った時があるので、わかりやすい。

シンガポールについては「strict quarantine & contact tracing」と国家(state)の行動が記されている。香港については「school closures, quarantine, community response」と前者二つが国家、三つ目が社会の動きである。

日本については三つの記述があったのだ。まず、最近までは「there is debate over whether the spread has slowed or there are simply not enough tests being done」であった。これが18日に二回変わる。まず、「isolation of the elderly」に変わり、その後、現在は「strong social norms around hygine」に変わっている。つまり、社会要因による説明なのだ。

なぜ、こんなに日本は国家(state)が弱いのだろうか。

【追加】さらに、18日中にstrong social norms around obedience and mask-wearingに変わっていた。ほとんどギャグだ。

 

2) global and local.

学科はThink globally, act locallyというマントラで教育をやっている。私はどちらかというとthink globallyのほうに比重をつけているのだが、それでも"hands on experience"(現場で手に入れる経験)を重視した教育は重要だと思っている。

さて、今回のCOVID-19では、諸国が入国制限をおこなっている。人の移動が圧倒的に抑えられている。そもそもの感染からして人の移動から発生したはずなので、人の移動という面でのグローバリゼーションに対して、厳しい抑圧がかかっている。

しかし、この病気に対しての対策は外国に行くなということではなくて、以下の三条件(「換気の悪い密閉空間」「人が密集していた」「近距離での会話や発声が行われた」)を避けるということなのだ。つまり、密集での会話が感染の原因になるという。これはグローバルというより、どちらかと言えばローカルな感染なのだ。

感染に対する対策としてのテレワークも物理的に言えば反ローカルな活動だ。そして、留学でいろいろ手に入れる貴重な"hands on experience"も相手が外国人であってもローカルな活動の成果なのだ。

本を読めばglobalな場所でのglobal experienceは想像できる。こういう意味で、globalな場所でのlocal experienceが阻害されるのが痛い。

 

3)NHK日曜討論【20200317】
2月9日のNHK日曜討論は【出演】加藤勝信,猪狩英俊,岡部信彦,尾身茂,角野文彦,中谷内一也でおこなわれ、私の印象では、尾身茂氏はすでに「封じ込め」がうまくいかなえれば次の期に行くのだと予見していたような発言をしていた。その「次の期」が現在までダラダラと続いている。これは凄いことで、おそらくこういう専門家達に実質は支えられている。それを上手にコミュニケーションできないのはなぜなのだろうか。

4)ダイヤモンド・プリンセス【20200318】

「ダイヤモンド・プリンセス」、食事担当の乗員がウイルス拡散-報告

ブルームバーグの記事。以前に「おもてなし」が災いしたとFBで書いたのだが、だいたいそういうことだった。

5)日本で感染が低い理由

ブルームバーグ A Coronavirus Explosion Was Expected in Japan. Where Is It?

Kenji Shibuya, a professor at King’s College London and a former chief of health policy at the World Health Organization, sees two possibilities: that Japan has contained the spread by focusing on outbreak clusters, or that there are outbreaks yet to be found.

“Both are reasonable, but my guess is that Japan is about to see the explosion and will inevitably shift from containment to delay-the-peak phase very soon,” he said. “The number of tests is increasing, but not enough.”

6)インフルエンザ関連死亡迅速把握システムによる2019/20シーズン21大都市インフルエンザ・肺炎死亡報告(2020年3月23日)
実は、東京は2月末まで通常より多かった。

7)日本で感染が低い理由

This is a standard narrative in Japan.  英語での50 tweets.  ニューヨーカーで日本人というのが興味深い。

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