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「近未来に寝覚めが良いか悪い」か

Memo to self.
「近未来に寝覚めが良いか悪い」かという凄くファジーな基準が私にとって自由に教えることを選ぶときに大事な一つの基準で、ここ数年は2年秋ゼミの冒頭に三週続けて、癌検診と採用活動/就職活動の例を挙げて、検査の精度が相当高く、癌検査で陽性となったとしても(採用でこの人いいとなっても)、実際は癌ではない(予想と異なりあんまり良くない)人が多いという話を数値例を使って熱弁しておきました。数値例を使えば小学生高学年でもわかる話です。

図らずも(でも、妄想通りに)、今回の検査話で素養として浮かび上がったので、いま寝覚めが悪くなくてすみました(身勝手ですみません)。

とはいえ、モラルとしては来年度の授業ではtwistを入れます。癌検診の場合はsecond opinionを取りなさいということになり、採用においては、false positiveを避けるために3回ぐらい面接をするわけ(で、そうするとpositive falseも多く出てくるので落とされてもめげるなということなの)ですが、今回は一日おいて二回検査では検査のリソース上限にすぐに達してしまうので、経過を見るのがbetterという判断なわけです。和歌山県は抑え込みに成功したらしいのですが、二回検査で判断してます(そういうことがわかるとある種の人々は平静になります)。たぶんDP号が近くになかったのも大きいのかもしれませんね。

話変わって、いま確率微分方程式の近似で伝播を見ている人もいるらしいのですが、こういう話を教えるかどうかです。教えるとすればストーリーはマクロ・ミクロ(Micromotives and Macrobehavior: Thomas C. Schelling)のマクロ部分で教えるのかなぁと、数字を後付けで見ながら、大きな対策を考えるという例でしょうか。いまのところはあんまり寝覚めは悪くなさそうです。

それよりもこちらかな。セス・スティーヴンズ=ダヴィドウィッツ『誰もが嘘をついている ビッグデータ分析が暴く人間のヤバい本性』に通ずる話。今のところ(検査を分母にして陽性を分子にとった比率からして)検査の状況はまずまずとされているらしく(岩田健太郎 Kentaro Iwata @georgebest1969 午後3:35 · 2020年2月26日)、その元ではどうも満員電車では急激に感染が広まるといった事態になっていないようで、それよりも近い距離での面接・面談・会議(テレワークはここに効いてくる)、それからトングを共有するブッフェはまずいというような話になっているようです(高山FB)。そこで、Google Trendsで「ブッフェ」を検索。ここ数年は年初に山が来るんですね。今年は1月末でした(へぇ~という感じ)。県だと千葉・神奈川・東京・埼玉・北海道の順番。都市にすると浦安、市川、、、の順番。感度のよいホテルはすでにブッフェから切り替えているようですね。

ざっくりと超アバウトに、(因果関係というより)spurious correlationを含めた相関で妄想しているのですが、そうすると埼玉県が不思議ですよね(現在、公式な患者はたった一人)。愛知・和歌山はだいたい説明がついているような気がするので、やっぱり埼玉かな。

https://trends.google.com/trends/explore?date=today%205-y&geo=JP&q=%E3%83%96%E3%83%83%E3%83%95%E3%82%A7

 

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