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日本経済史における所有権

横山百合子『江戸東京の明治維新』
『身分の新しいとらえ方とは、同じ職分の人びとの集団が、何らかの公的役割を担うことによって社会的に認められ、身分が成立するという見方である。』(p.50)
『こうした家守の変化にみられるように、江戸時代には、ある職分に携わる権利が株化し、実際にその職分に携わる人と、株をもつことで収益を得る人が分離するという現象がしばしばみられた。』(p.77)
この所有権の発想の基盤は?
岡崎哲二『江戸の市場経済』
ここではノースの言う制度、所有権の発達を成長の基盤としている。稲葉『新自由主義の妖怪』でも「法の支配」を成長の基盤としている。出所はやはりノース。
中世の「座」と近世の「株仲間」の違いは歴史的なもので、中間に「楽市楽座」があるからという形で書いてあるが、座は売買できるのか?株は売買できる。所有権からすると売買できるかが大きな違い。
さて、Radical Marketのような市場に対する所有権への部分的批判(独占に基づく)はどうなのだろうか?ここは神門 善久の日本農業as不動産業への批判とも通底しないだろうか?

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