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高槻泰郎『大坂堂島米市場』

高槻泰郎『大坂堂島米市場』(講談社現代新書、2018年)。
大坂堂島米市場についての概説書。歴史学からの経済史というより、経済学からの経済史という一般書では、横山 和輝『マーケット進化論---経済が解き明かす日本の歴史』(日本評論社、2017年)、岡崎哲二『江戸の市場経済 歴史制度分析からみた株仲間』 (講談社選書メチエ、2015年)と共に基本文献となる。
p.31:手形での決済を好むのは上方商人の特質。桜井 英治が言うような応仁の乱の頃には京都には手形があったというような指摘と関係はないのだろうか。
p.79:西国米と北国米で入札時期がずれていた原因。
p.82:神宗の屏風。
p.154:価格データはあるが取引量(額)のデータはないのか?
p.240:米手形と貨幣・金融政策との関係。買米で金融を抑えると資金量は落ちるので絶対価格は低下する、それにより米価も落ちる可能性はあるだろう。
p.276:飛脚網による交通網。米飛脚が北国と西国に限定されていた理由。米が北国と西国から来ていたこととも無関係ではないだろう。

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