« エヤル・ヴィンター『愛と怒りの行動経済学:賢い人は感情で決める』 | Main | Book Launch | Under-Rewarded Efforts: The Elusive Quest for Prosperity in Mexico »

マッキンゼー(Mckinsey)のGenerationプロジェクト

マッキンゼー(Mckinsey)のGenerationプロジェクト

https://www.generation.org/
労働者を訓練して、企業と繋げるプログラム。
メキシコのエリックくん
https://www.generation.org/story/erick-mexico/
体験(コピペ):
In December 2014, Erick Ventura completed a Bachelor’s degree in administration from the Universidad Nacional Autónoma de México. Although Erick acquired some work as part of his degree requirements, he was unable to secure employment after graduation.
Before joining the Generation initiative, Erick submitted 16 job applications and received rejections from all potential employers. Erick lived with his parents and his younger brother but was unable to contribute financially to his personal and family needs. Because Erick’s father is unemployed, financial contributions were particularly helpful for his family.
That’s when Erick decided to enroll in the Generation program in Mexico. During his participation, Erick acquired important job-relevant skills that compensated for his lack of work experience, and he also underwent significant social and personal changes. As Erick reflects, “I learned to relate to others since it was difficult for me. It is still difficult but in Generation, I gained the tools to overcome that weakness and I got to know my strengths.”
Since graduating as part of Generation’s second cohort in Mexico in October 2015, Erick has been employed as a cashier at Walmart Azcapotzalco—one of the busiest Walmart stores in Mexico City. His Generation training helps him adapt to the many daily challenges of a fast-paced retail setting. Erick credits his adaptability and quick thinking to role plays and simulations practiced in the Generation classroom.
Google Translate
2014年12月、Erick VenturaはUniversidad NacionalAutónomadeMéxicoから学士号を取得しました。エリックは学位要件の一部として仕事を取得しましたが、卒業後は雇用を確保できませんでした。
Generationイニシアチブに参加する前に、Erickは16の求人申請書を提出し、すべての潜在的雇用者から拒絶を受けました。エリックは両親と彼の弟と一緒に住んでいましたが、彼の個人的および家族的ニーズに財政的に貢献することはできませんでした。エリックの父親は失業しているため、財政的貢献は彼の家族にとって特に有益でした。
エリックがメキシコのジェネレーションプログラムに参加することを決めたのはそのときです。彼の参加中に、エリックは職務経験の不足を補う重要な仕事関連スキルを取得し、社会的、個人的にも大きな変化を遂げました。エリック氏は、「私にとっては難しかったので、他の人との関係を学んだ。まだ難しいですが、世代では、その弱点を克服するためのツールを手に入れました。私は自分の強みを知る必要があります。
エリックは2015年10月に第2世代メキシココホートの一員として卒業して以来、メキシコシティで最も忙しいWalmartの店舗の1つであるWalmart Azcapotzalcoのレジ係として雇用されています。彼の世代の訓練は、ペースの速い小売業の多くの日々の課題に適応するのに役立ちます。エリックは、彼の適応性と素早い考え方を、ジェネレーションの教室で実践されたロールプレイとシミュレーションに当てはめています。
ということで、
あえて憶測するにこんな感じです。最近の話題の書であるSantiago Levy著Under-Rewarded Effortsは、税制・労働法制・社会保障法制が小企業(従業員5人以下)が小企業であり続けたいような制度になっているためにメキシコでは小企業が大多数で、それが生産性が低い原因になっていると議論しています。つまり、小企業で働く「インフォーマル」労働者にとっては小企業は自ら選択するexitの道であるということになります。それが故に、政策としては政府が税制・労働法制・社会保障法制を変えれば、これらの労働者は中企業・大企業にentryしてきて(もしくは中企業・大企業がもっと生まれて)生産性も上がってめでたしめでたしとなると想像できます。おそらく、今回の発表者は、なんらかの要因によって、これらの労働者はexclude(たとえば差別)されているので、法制度を変えたくらいではentryしてこないと議論し、そこをミクロ計量経済学で実証しようとするのではないでしょうか。発表の白眉は、そのartにあります。
Santiago Levy著Under-Rewarded Effortsのサイト:
https://flagships.iadb.org/en/Under-Rewarded-Efforts
これは、貧困研究ではそれなりに大事なテーマで、貧困家計の働き手が自ら貧困状態を選んでいる(exit)のか、それとも何らかの要因で貧困に陥らされているのか(exclude)という質問になります。どの国の貧困研究でもそれなりにイシューになるのではないかと思います。
私個人はとても折衷的で、メキシコの場合、「インフォーマル」労働者の能力の低さが1/3、明確な法制の影響が1/3、不明確な制度(文化を含む)が1/3ぐらいだと思ってます。理由ですが、マッキンゼーが外資と組んで、職がない若者を再訓練して外資に送り込むというプログラムをやってます(すぐにURLが出てこないんで、うろ覚えで恐縮です)。そこで成功事例として取り上げられいたのが、UNAM(メキシコ国立自治大学、世界最大?のメキシコシティの大学で、教育程度の低さで有名)の経営学学士を出て職がない(つまり、このままだとインフォーマルになるしかない)メスチーソ男子が、このプログラムに参加して、ウォールマートのレジ係に採用されたという話でした。これが「成功例」なんですよ。ごめんね、やっぱり能力が低いんだと思ってます。

|

« エヤル・ヴィンター『愛と怒りの行動経済学:賢い人は感情で決める』 | Main | Book Launch | Under-Rewarded Efforts: The Elusive Quest for Prosperity in Mexico »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




« エヤル・ヴィンター『愛と怒りの行動経済学:賢い人は感情で決める』 | Main | Book Launch | Under-Rewarded Efforts: The Elusive Quest for Prosperity in Mexico »