« ハイチ・ドミニカ共和国とのアフリカ比較 | Main | Dani Rodrik "Rescuing Economics from Neoliberalism" »

依存

動きとしての開発
佐 藤   仁
競争関係にあるとみるか、依存に基づく協力関係にあるとみるか(p.657)
依存関係と従属関係は別である。
『依存関係が無意識化され、一方的な従属関係になると』(p.661)
依存は無意識の関係、協力は意図的な行為(p.661)
特定の次元における依存が、他の領域まで覆いつくすと、それは依存を越えた「支配」に転じ、自由や尊厳といった他の価値を侵してしまう(p.664)
技術や制度の充実が依存を無意識化させているのである。(p.664)
【コメント】
独立した個人というより、自分及び自分の所有物を勝手に処分(dispose)できる個人。多くの依存先が自立をつくりあげるという論理が経済学に特徴的。それはハーシュマンの処女作にこそ顕著。
dependableという言葉は良い意味がある。
【関連文献】
松井彰彦
『市場って何だろう』
『自立するためには依存先を増やすことが大切で、その依存先を提供してくれるのが市場だ。』(p.15)
『貨幣の本質は記録や記憶を代替している点にある。』(p.25)
本当かはわからない。なぜなら歴史的に文字の最初(の一つ)はメソポタミア文明で売買記録なのだ。そもそも、共同体から都市へというのも<神話>に近い。

|

« ハイチ・ドミニカ共和国とのアフリカ比較 | Main | Dani Rodrik "Rescuing Economics from Neoliberalism" »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




« ハイチ・ドミニカ共和国とのアフリカ比較 | Main | Dani Rodrik "Rescuing Economics from Neoliberalism" »