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世界の抗議運動

 英エコノミスト誌の丁寧な記事。マンサー・オルソンの『集合行為論』、つまり、なぜ集合行為は起こりにくいか、に照らして解説が欲しいところ。ある種、みんながfree-riderになれているのかもしれない。去年に大部の伝記が出たアルバート・ハーシュマンの『失望と参画の現象学―私的利益と公的行為』に沿っていえば、振り子が戻ってきたのかもしれない。

 Motivated Reasoningと"Cold" Reasoningが脳レベルでも異なり(論文)、つまり、Cool headとWarm heartが分かれているために、後者がPublic domainに関わってくるとPublic actionが起きると仮説しておいてもいいかもしれない。Motivated Reasoningと金融についてのこのポストでは、行動経済学でのConfirmation biasと関連付けている。

 個人レベルで「火がつく」メカニズムがわかったとして、次は、マクロ=ミクロ問題を解決する必要がある。ここはよく知らない。

 最後、マクロ・レベル。古典はMoises Naimが薦めるようにハンティントン。ハーバード時代、ハーシュマンはハンティントンと仲良しだった。パラレルとしてケインズを下敷きにして考えてもいいけど、わざわざmicrofoundationを考える必要が無ければ、ハンティントンだけでもいいかもしれない。

付け足し、マクファーソンによるハーシュマンはこれ

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