« Kyoya 〜Cucina・Italiana〜 | Main | Acemoglu and Robinson, Why Nations Fail »

佐々木 俊尚 (著) 「当事者」の時代 (光文社新書)

佐々木 俊尚 (著) 『「当事者」の時代』(光文社新書)。

書き方は「サスペンス調」。日本(のマスメディア)は、ホンネ(ハイコンテクスト)とタテマエ(マイノリティ憑依に支えられた市民視点)という構造があるが、時代が変わり、メディアが変わったので「当事者」視点が重要との論旨。

しかし終章に書かれた当事者記事は職業ジャーナリストには簡単には続けられない。そこで、牧野『官報複合体』の第11章に詳述されたフィーチャー記事が、当事者視点の記事形式の可能性を示唆していると思われる。

使われている材料のほとんどは15年前までのものがほとんどなので、この著者によるものではないにしても、なぜこの本が15年前に書かれなかったのか、という点が個人的には興味深い。この世代が呪縛から覚めましたという本なのだろうか。

|

« Kyoya 〜Cucina・Italiana〜 | Main | Acemoglu and Robinson, Why Nations Fail »

書籍・雑誌」カテゴリの記事