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団地の時代

原武史・重松清『団地の時代』新潮選書、2010年。

 ないものねだりを一言。1962年生まれという5つ上で、四谷大塚から慶応の中高を経て早稲田に行った原さん。1963年生まれで、大学から東京に入り早稲田の重松さん。東京近郊の重荷である暴走族、校内暴力、いじめ、学級崩壊には全くふれることができません。全くかすりません。どれか一つでも接触していれば、残りの全ては想像力で補えると思うけど、全くかすりもしません。致命的に無視。

 ある時期、団地が先端だったという原さんの意見もわかるし、少子化で団地の西武線沿線がまた注目されるかもという卓見もわかるけど、たぶん大学紛争、暴走族、校内暴力、いじめ、学級崩壊に目配りしないと社会経済観は偏ってしまうと思う。そこでは、私小説風政治学は成立するが、少なくとも統治の学問(政治学)は成立しないと思う。

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