« 小学校襲撃問題について中国首相の発言 | Main | Belated News: 大卒求人倍率は前年の1.62倍から1.28倍に低下 »

海外送金と為替レート制度の関係

 himaginaryの日記【仕送りと為替政策の関係】。理屈はわかるし、たしかに発展途上国の金融当局は気にしていると思う。規模の小さい発展途上国はtradableもしくは外貨価値での債務を選好するのが普通であり、為替市場も流動性がないので、固定為替制度を選好するのだと私は考えている。海外送金はその傾向を強めるのだろう。海外送金に頼るには資本移動の自由化が必要なので、必然的に裁量的な金融政策はあきらめざるをえない。しばしば、海外送金はreal appreciationを引き起こし、オランダ病を引き起こす。エルサルバドルが良い例。また、国内が危機になると、雇用はなくなるので労働が海外に出て行き、海外送金を行う(輸出とほぼ同等の)効果になる。では、今回の米国経済危機のように移民の行き先が危機になると、送金は小さくなり、切り下げが起きたり、為替制度は変動為替相場制度になるのかというと、たしかにメキシコは一時期かなり切り下がった。ちなみに、メキシコはdirty floatに近いという印象。

 推計は、国際収支(送金はtransferの一部分でcurrent balanceの一部分)など会計的に関係がある数値を一緒に入れているし、GDPが分母にいたり、対数をとったとしても他の変数に現れていたり、大丈夫かなという気がする。

|

« 小学校襲撃問題について中国首相の発言 | Main | Belated News: 大卒求人倍率は前年の1.62倍から1.28倍に低下 »

International Political Economy」カテゴリの記事

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




« 小学校襲撃問題について中国首相の発言 | Main | Belated News: 大卒求人倍率は前年の1.62倍から1.28倍に低下 »