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himaginary: 実質為替レートの意味

 himaginary氏による実質為替レートの意味。PKの元ポストはこれ。直感では、マンデルのトリレンマに照らすと、件の中国当局(もしくは、その当局をおもんばかって動く中銀の部下たち)は、資本規制解除のスピードを速くしないという風に動くのではないだろうか。

 インフレ抑制のために金利を上げると、海外からの元需要が高まり、為替レートに切り上げの圧力がかかる。これが資本規制が無い状態での通常のメカニズムだろう。しかし、資本規制をかけていると、これは起こらない。とはいえ、資本規制は一定の取引費用によって表わされるので、通常は、規模の大きい金融企業がinstitutional arbitrageをしかけることになる。すなわち、為替レートへの切り上げ圧力と金融当局が課する取引費用とのせめぎ合いということになろうか。

 この邦では、前川レポートが1985年10月30日から審議に入り、1986年4月7日に発表された。プラザ合意は1985年9月22日である。ということは、前川レポートは、プラザ合意を前提としての、日本経済の進むべき道を半年で書いたということになろうか。ちなみに、あらためて印象的なのは、この「国際協調のための経済構造調整研究会」のメンバー・リストである。

前川春雄、大来佐武郎、田淵節也、赤沢璋一、大山昊人、長岡實、石原俊、加藤寛、細見卓、磯田一郎、香西泰、宮崎勇、宇佐美忠信、小山五郎、向坊隆、大河原良雄、澤邊守

 職業経済学者は加藤氏しかおらず、農業そしてメディアまで巻き込んだ日本のコーポラティズム体制とも呼べるようなリストである(国際経済学者、国際マクロ学者はゼロ)。最低でも、手元にないボルカー=行天 (1992)を再読しなければならないが、(首相になるために中曽根に忠誠を誓う)竹下=(レーガン子飼いのget-the-job-done弁護士)ベーカーがあり、その上に中曽根=レーガンがいてプラザ合意を決め、その国内調整の巻物としての前川レポートが新時代の御旗として作られた。おそらく、中曽根のメモワールを読めば、この間の経緯がよりわかるのだろう。中曽根は審議会を利用して新しい論客を利用したことで知られる(はずだ)が、このメンバーは極めて不・中曽根的なのも印象的だ。

 李克強・副首相との主席をめぐるライバル関係が伝えられる、「トップ就任3年前の日本訪問」をおこなった習近平・国家副主席は中曽根になるか。このとき、竹下はいるのか。次の主席だけでなく次の首相が大事かもしれません。ほとんどクレムノロジーの世界で、このあたりは費用の高い専門家がいらっしゃるのだろう。もう一つの国際政治の先例は1920年代の米国になる。つらつらと考えると、Mark Twainが言ったと巷間伝えられる"History does not repeat itself, but it does rhyme."という言葉を思い出す。さて、両極の中をどちらにrhymeするのか。年末放談。このあたりのテーマで、昔なら月刊誌で鼎談があったものだが、めっきり月刊誌が弱くなったので、ダメかしら。『世界経済の謎』著者、『大蔵省はなぜ追いつめられたのか』著者、あとはシンクタンク中国政治経済ウォッチャーで鼎談して欲しいものだ。新書で出せばいいのに。題は『韻を踏む政治経済:1920年代米国、1980年代日本、2010年代中国』でどうでしょう。もちろん、ブログ上でもできそうな気がしますが、、、負荷が大きそうだ。

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クリスマス・プレゼント礼賛

December 29, 2009, 7:09 am
In Defense of Holiday Gift-Giving
By EDWARD L. GLAESER (NYT)

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三浦綾子『泥流地帯』、『続泥流地帯』

41kw3unoxfl__sl500_aa240_5108rd2qq3l__sl500_aa240__2  三浦綾子『泥流地帯』、『続泥流地帯』新潮文庫。Hさんのお勧め。久しぶりに、日本の長編小説に浸かった感じ。農民が生き生きと描かれている。技術的には、最初に拓一の視線で入り、その後、読者が感情移入しやすい耕作の視線でたっぷりと物語を展開させ、最後に拓一の視線で締めるという方法が効果的であった。

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今日は火曜日。

 雑務。昼はおにぎり。雑務。帰宅。

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今日は月曜日。

 雑務。帰宅。WMでKさんに遭遇。

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米国アマゾンのクリスマス商戦、キンドル本のほうが生の本より多く売れた

Brad de Long's Post.

Gizmodo on Kindle

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所有権がfragileになると、、、。

 所有権がfragileになると、所有権を守る人が必要になる。中国の事例。想起されるのは、Erica FieldのEntitled to Work: Urban Property Rights and the Labor Supply in Peru, Quarterly Juornal of Economics, November 2007というペーパー。

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UNDPの人間開発報告2009は「人間の移動」を取り扱っていたのね。

 UNDP, Human Development Report 2009: Overcoming Barriers: Human Mobility and Development (2009/10/13)

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ロバート・シラー:GDP証券の提唱

 ロバート・シラーが持論であるGDP証券を提唱したop-edをNYTに書いた。

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December Grand Kabuki, Evening Show

HIKIMADO【The Skylight】
This is one act of a long play about sumo wrestlers and the rivalries of their patrons originally written for the puppet theater. This particular act focuses on the tragedy of commoners caught between their duty and their feelings toward their loved ones. A sumo wrestler has killed a man and takes refuge at the home of his mother. Unfortunately, her son has been ordered to arrest him. All of these complicated conflicts are symbolized by the humble skylight in a commoner’s dwelling that brings darkness and light as a rope is pulled to move a wooden shutter covering the window.

YUKIKEISEI【The Snow Courtesan】
The roles of top-ranking courtesans were considered most difficult for onnagata female role specialists since they had to create the sense of delicate femininity even though they were men. There are many dances featuring a keisei or top-ranking courtesan. They were very cultured and it took fabulous amounts of money to engage them for the evening. This particular dance shows a beautiful courtesan against a snowy landscape and sets off her romantic image with various figures from the pleasure quarters, some actually the spirits of the snow.

NODA-BAN: NEZUMI KOZO【The Noda Version: The Story of the Thief Nezumi Kozo】
Noda Hideki is one of the most noted figures in the contemporary Japanese theater and is famous for his fast-paced comic plays full of word plays. He has collaborated with Nakamura Kanzaburo several times to create new Noda-style kabuki plays and this is an encore performance of his second kabuki creation. Nezumi Kozo was famous as a thief who crept over the tile roofs of Edo to break into the storehouses of the wealthy and redistributed the gold coins to the poor. This version of the story features a stingy coffin maker who through chance becomes a thief like Nezumi Kozo and is forced to toss gold coins from the sky even though he would rather die than give anyone anything for free.

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労働力調査、雇用調整助成金等、一般職業紹介状況

 日本の労働市場の今を知る労働力調査一般職業紹介状況雇用調整助成金等

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中国の都市化は移民労働者に辛く当たる[FT]

China’s urbanisation hits migrant workers
By Kathrin Hille in Beijing (FT)
Published: December 23 2009 18:15

I wonder why the authorities care so much about established residents.  Is it because they are their constituencies?  If so, the voice of the established residents should be involvled with the career path of the elite.

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マーティン・ウルフ:なぜ中国の為替レート政策は問題か。

Why China’s exchange rate policy concerns us
By Martin Wolf
Published: December 8 2009 22:53

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オバマ米国医療保険制度改革の要諦

 オバマ米国医療保険制度改革の要諦は、Paul Krugman blogによれば、community rating, individual mandate, and subsidiesだそうだ。

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法人企業景気予測調査結果(平成21年度10-12月期)

211012  法人企業景気予測調査結果(平成21年度10-12月期)by ESRI

I wonder where the ray of hope is.

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今日は水曜日。

 雑務。授業準備。昼はおにぎり。ゼミ補講4時間、Hさん参加。ピザ宴会、恒例(?)の神経衰弱&黒髭危機一髪。帰宅。

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米国GDP成長率の見直し

Dec 22, 2009
Policymakers Need Better and More Timely Economic Data by Mark Thoma

 我が邦にも同じような話があった。中身はどうか?生産性はどうなったか?Blinderが何かop-edで言っていたなぁ、memo to self。

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今日は火曜日。

 授業準備。昼は定食。3時限はマクロ。Sさん、Kさん質問来訪。Sさん、Kさん質問来訪。Kさん訪問。仕事。帰宅。

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今日は月曜日。

 授業準備。昼はオムライス。Nさん、Iさん、Mさん、五月雨式に来訪。コンピュータへのソフトウェア・インストール。雑務。帰宅。

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途上国支援、開発援助の質高めよ 研究と事業の連動強化を

『途上国支援、開発援助の質高めよ 研究と事業の連動強化を』黒崎卓・澤田康幸、日経2009年12月21日朝刊17面。

『こうした研究成果を踏まえて他の先進国が条件つき所得移転に対する支援を増加させている一方で、日本は理由も示さないままに消極的である。』

 政治学者や行政学者にその理由を解明してもらいましょう。本op-edには基本姿勢としては賛成である。ただ、いくつか留意事項がある。

 まず、CCTによる科学的に推計された効果は、何と比べて行われているかを押さえる必要がある。たしかに、メキシコでのCCTはそれをしなかった場所(control)に比べて、教育の量に統計的有意なプラスの効果があった。しかし、教育への政策としてはCCTより効率的な政策はあるかもしれない(例えば、バウチャーなど)。すなわち、CCTが重要なのは、必ずしもcontrol地域に比べて教育が増大したということではなく、貧困への支援という所得移転がまさしく貧困層に行われているという点である。ここで、比べられている対象はメキシコにおいてCCT以前に大規模に行われていた、demand-drivenの小プロジェクト群支援プログラムおよび基礎食料への補助金プログラムである。これらの支援がnation-wideに行われているときには、CCTへの変更は貧困層へのターゲッティング+教育などへの副次効果において有益であろう。しかし、これらはそれぞれの国の国家計画であり、先進国の支援とは別物である(もちろん、policy dialogueなどでは間接的に推進できるであろう)。もちろん、アフリカなどにおいて、NGOや先進国ドナーによる貧困層支援が貧困削減プログラムとして重要な場合には、多くのプログラムをCCTに置き換える可能性はあろう(op-edはそういう点を暗黙に指摘しているのかもしれない)。しかし、この場合も、一方で計算コストの著しい削減を考えながら、他方で政治・行政へCCTが及ぼす過大な負担を考慮する必要がある。下手をすれば、統制国家を作り上げかねない。結局、国全体での貧困削減プログラムとしてのCCT(メキシコ、フィリピン、ブラジルの事例)と、プロジェクト単位でのRE(もしくはRCT)のようなCCT(アフリカの事例)とははっきり区別する必要がある。つまり、メキシコやフィリピンやブラジルで国レベルで進んでいるからこそ、アフリカではより区別して考える必要があろう。つまり、贈与・技術援助機関の支援の大半がアフリカである場合には、CCTをやれとナイーブに言うことにはリスクがあるはずだ。

 一般には、小プロジェクトでRE or RCTを行うときにはscale up and/or replicabilityの問題がある。この点については、What Works in Developmentを参照されたい。ということで、小プロジェクトでしか考えない場合にはRE or RCTはOKなので、小プロジェクトばかりやっている日本の贈与・技術援助機関にとってはRE or RCT化は当面OKだが、それ以外のnation-wide支援についてはもう少しよく考える必要が「科学的」にあるだろう。要は、禿山に植林をするときに盆栽を作るのなら、変な暗黙知に支えられた職人芸の盆栽より、科学的に作れることがわかっている盆栽を作ればいいのだが、大規模植林を考えるのなら、盆栽の発想だけではダメなのだろうということだ。

 ただし、追加的に、小プロジェクト単位ではCCTに追随する必要は出てくるかもしれない。その理由として、おそらく、理論的に日本の援助主体が考慮しなければならないのは、CCTがその地域の他のプロジェクトに及ぼす負の外部効果であろう。CCTはより厳密なターゲッティングを行うことが知られている(もちろん、抜け穴は常に存在する)。とすると、当該地域で緩やかな"demand-driven" projectを行っている場合には、より腐敗やターゲッティングの誤りが強く表れる可能性がある。つまり、CCTはSuperfreakonomics風に言えば、自動車盗難についてハンドルを固定する器具のようなものであり、ラジオによる盗難車追跡システムではないことが考えられる。

 最後に、RE or RCTが行われる場合、そのハンドリングはかなりの知識を必要とするので、担当者は短期的には非現地層であることが考えられる。これは、先進国の開発支援者を目指す人々には労働需要なので朗報であろう。しかし、現地人による現地人の開発は短期的にはやや遠のく可能性がある。

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2011年度新卒採用「不明」36%に急増

2011年度新卒採用「不明」36%に急増、リクルート調査

日経12月21日朝刊11面。

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「不公平」嫌がる脳の部位発見

日経12月21日朝刊12面『「不公平」嫌がる脳の部位発見』

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December Grand Kabuki, Matinee

AYATSURI SAMBASO【The Puppet Sambaso】
The Sambaso is part of the ritual Noh play Okina, a prayer for prosperity and in kabuki the vigorous Sambaso dance is often performed separately. To make the dance especially auspicious, the old man Okina and attendant Senzai appear as well. In kabuki, the Sambaso dance appears in all kinds of versions. In this particular version, the Sambaso is actually a giant marionette, dancing lightly until his antics tangle his strings, creating problems for his puppeteer.

NOZAKIMURA【Nozaki Village】
Osome, the daughter of a wealthy merchant, falls in love with Hisamatsu, an apprentice in the shop. Hisamatsu has been sent away to his home in the country and Omitsu, a simple country girl whom he is to marry, happily awaits the day when she can be united with Hisamatsu as husband and wife. But Osome comes to see Hisamatsu and seeing the strength of the love between the two, Omitsu unites them by sacrificing her own happiness and becoming a nun. 
MIGAWARI ZAZEN【The Zen Substitute】
A dance play adopted from a classical kyogen farce. A man wants nothing more than to visit his lover Hanako, but he has one important problem, his homely and overbearing wife. He creates a scheme saying that he will be practicing zen meditation all night and has his servant Tarokaja take his place while he visits Hanako. He returns, giddy from a night of pleasure and tells his story to his servant in dance, unaware that his wife has discovered his deception and has taken his servant's place.
OEDO RIBINGUDEDDO【Oedo and the Living Dead】
Kudo Kankuro is famous as a playwright and TV scenario writer and also as actor and director. This month, he makes his first attempt at kabuki in a play that mixes kabuki, musicals and horror to show an attack of zombies on Edo.

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ドストエフスキーの評伝一巻本出版

DECEMBER 19, 2009.
Mystic Terror Revisited (WSJ)
Now in a single volume, an epic literary biography of the author of 'Crime and Punishment'.

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ディキシットのサミュエルソン追悼文

ディキシットのサミュエルソン追悼文。美しい。

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Morgan Stanley: ラテンアメリカ、豊富がすべてを許す

Latin America: Abundance Forgives All
December 18, 2009
By Gray Newman & team | New York

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ウォール・ストリート・ジャーナル日本語版が出来ていた

いつのまにか、ウォール・ストリート・ジャーナル日本語版が出来ていた。

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スブラマニァン、援助の効果は オランダ病

Arvind Subramanian, The Effects of Foreign Aid: Dutch Disease

Arvind SubramanianはRaghuram Rajanと同テーマでペーパーを書いてJDEに掲載されるそうだ。う~む、盲点だった。Thinking bigにもこういう手があった。→Dani Rodrikについてのポスト

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ヴィター議員、バーナンケ氏に期末試験を課し、回答を得る。

December 17, 2009, 8:53 AM ET (RTE)
Sen. Vitter Presents End-of-Term Exam For Bernanke
 なぜ、日本の国会も審議委員や総裁・副総裁の承認において、同じことをしないのだろうか。

【追記】PKは、de Longの質問へのBernankeの回答に噛みついた。バーナンケ再任は間違いだったかもしれませんね。中央銀行のトップには中毒があるのでしょう。

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今日は金曜日。

 雑務。授業準備。昼は定食。3時限はミクロ、中休みのBGMはMy Gift to You played by Alexander O'Neal (1988)であったが、Nさんにより「いい曲ですねぇ」と誉められ、7年間で最初。雑務。5時限は日本経済論、発表者はお疲れ様でした。帰宅。

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今日は木曜日。

 授業準備。昼は弁当。卒論受付、お疲れ様。会議。会議。帰宅。

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今日は水曜日。

 授業準備。1時限は2年ゼミ、お疲れ様。4年卒論チェック。昼はそば。卒論受付、お疲れさま。3年ゼミ、Iさんどうも。帰宅。

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今日は火曜日。

 雑務。Oさん、Gさん、Kさん、Nさん、Kさん、訪問。昼はゼミ説明会、ちょいうる。3時限、マクロ、やれやれ。Nさん訪問。Sさん、Mさん訪問。Oさん訪問。Hさん、Sさん、Mさん訪問。帰宅はB-ぐる。

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今日は月曜日。

 雑務。昼は定食。Nさん訪問。Tさん訪問。Nさん訪問。Cさん訪問。Eさん訪問。帰途、研究会へ。

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無業九百万人時代

 2009年3月で言うと、完全失業者は335万人、経済財政白書第1-3-21図付注1-8)で推計された雇用保蔵人口は約600万人(おそらく、そのうち雇用助成金等の対象者は238万人)、勝手な目の子で労働力人口から非労働力人口に移った人口は70万人、合計で1005万人。2009年10月で言うと、完全失業者は344万人、雇用保蔵人口を500万人(600÷238×197=497、ただし197万人は雇用助成金等の対象者)と見積もって、勝手な目の子で労働力人口から非労働力人口に移った人口は45万人として、合計は889万人。労働人口が6615万人なので、割ると13%。(koyou.xls

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雇用調整助成金等…

【「雇用調整助成金等に係る休業等実施計画届受理状況、支給決定状況及び大量雇用変動届提出状況」について】のサイト

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日本経済2009-2010【内閣府】

日本経済2009-2010
-デフレ下の景気持ち直し:「低水準」経済の総点検-
平成21年12月
内閣府政策統括官(経済財政分析担当)

 日経朝刊12月12日では、財政悪化が長期金利の上昇に寄与しているとの記事によって本レポートが紹介されていたが、その点よりも、景気と雇用の関係や、物価についてのざっくりとした分析が読みやすい。また、日本についてのテーラー・ルール試算は、日本銀行の「金融緩和出し惜しみ」を印象付ける効果をもっている。雇用調整助成金等を受けた人々が10月時点で197万人もいたとは私の無知蒙昧であった。同月時点での完全失業者が344万人であったことを考えると、この制度の意味の大きさを感じる。資源再配分への影響もあるだろう。
 「流動性の罠」状態と整合的な垂直総需要曲線を考えると、「その他の日用品」の効果は、AD曲線の左シフトにより物価下落、電気機器の能力向上はAS曲線の右シフトで(激烈な)物価下落ということか。3-1-5図の最終財価格と素原材料・中間財価格との乖離は、日本以外の国のそれらがAS曲線のシフトによって行なわれており生産性の改善がacross-the-boardに起きている一方、日本はAD曲線のシフトが大きく、また生産性の改善が部門内にとどまっていることを示唆するのか。産業組織論を復習しないと、、、。

追記、新卒求人倍率と有効求人倍率の相関も掲載されている。

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JAPEX, Malaysian Partner Win Southern Iraq Oil Field Deal (Nikkei.com)

Saturday, December 12, 2009
JAPEX, Malaysian Partner Win Southern Iraq Oil Field Deal

CAIRO(Kyodo)-- A consortium formed by Japan Petroleum Exploration Co., known as JAPEX, and Malaysia's state-run Petronas Carigali won a contract on Saturday to develop the Gharaf oil field in southern Iraq in a significant step in toward energy security for Japan.

The consortium was awarded the contract at an international auction held in Baghdad, following the first such bidding in June. It is the first time a Japanese firm has won the bid.

Garnering the Iraq oil field deal, industry analysts say, will give Japan greater energy security as it has lagged behind China in this area. In recent years China has been actively pursuing a policy to secure energy resources.

The Gharaf oil field has confirmed reserves of about 860 million barrels.

Iraq, which has the third-largest reserves in oil, opened the development of oil fields to foreign investment for the first time in 40 years through an inaugural bidding round in June.

In other deals clinched at the second bidding which began Friday, Royal Dutch Shell Plc and Petronas Carigali won a contract to develop the Majnoon oil field, also situated in southern Iraq.

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Keith Jarrett, Paris / London (Testament)

41tbrzhixql_sl500_aa240_Keith Jarrett, Paris / London (Testament).  I like London.

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Miles Davis, Evolution of the Groove

51mwovfvwjl_sl500_aa240_Miles Davis, Evolution of the Groove.  Very stylish.

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サンボマスター『ラブソング』

41hfcgesywl_sl500_aa240_サンボマスター『ラブソング』。HYさんが貸してくれました、thanks。バラード良し。

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『最低賃金引上げは最大の成長戦略だ』をマクロ経済学者が言うかどうか

 『最低賃金引上げは最大の成長戦略だ』(富士通総研) via this site.  As PK showed in my previous post, given totally inelastic AD curve, the left-ward shift of AS curve does not change Y, and would probably push up inflation expectation that Japan desperately needs.  Across-the-board minimum wage increase might pull the plug.  However, there are a few important caveats.  First, this is a genuinely macroeconomic argument.  So, some microeconomic scrutiny is in need.  Casually speaking, temporary workers would hurt in initial phase before inflation expectation builds up.  Given the elastic Ld curve, the total wage revenue might decline and offset the distributional effect.  Second, macroeconomic argument relies on vertical AD curve, which implies AD does not change in this period.  Third, there is a risk that the incipient inflation expectation will be killed by none other than Central Bank.  So, some accord is necesarry.  Last, real wage won't change much in the end, because inflation expectation offsets nominal wage increase.  Labor activist will be disappointed.  In conclusion, this is rather like an income policy.

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PK: 賃金と景気回復

December 9, 2009, 8:44 am
Wages and recovery
 復習、復習。

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Dani Rodrik: 中国に場所をつくってあげる

Making Room for China
Dani Rodrik
 via Mark Thoma.  very crispy and insightful, but probably non-influential, op-ed. 優秀な中国政治経済ウォッチャーの意見を伺いたいところ。
 まずは、論理的な整理。国際貿易バグワッティの整理による次善の理論では、distortionは元から絶つのが正しい。貿易財に(プラスの)歪があるのならそこを補助金で促進するのはあり。もちろん、非貿易財(aka農村)に(マイナスの)歪があるのならそこを直すのが最善だが、政治によりできないのなら、貿易財部門を国内で手当てするのが次善。次、貿易政策を使うのはthird bestで、為替レート過小評価は貿易財に輸出補助金を出すのと同じ効果(貿易財・非貿易財二部門モデル、いわゆるdependent economy modelで教科書はサックス=ラライン)をもつが副次効果が出てしまう。モデルから正しく帰結できるように、この政策は経常黒字をもたらし、国内消費を低く押えてしまう。なので、ロドリックは、国内の貿易財についての生産補助金をできるようにしてやり、その代わりに為替レートを切り上げすることを提案している。
 勝手な当て推量で恐縮だが、もしそれをWTOが可能にしたとして、中国政治エリートが受け入れるのかわかりません。中国政治エリートとくに国際派が、教条的自由貿易に染まっていたら(事実確認なし)、国内貿易財に生産補助金をつけることに抵抗感があるだろう。あとは、為替レート過小評価は、内資にも外資にも均等に影響を与えるが、生産補助金では内国民待遇が保たれない可能性があるよなぁ。
 日本の産業政策について、優位を失った産業を速やかに退場させるのに効果があったとの見方をとれば、そういう産業政策を認めるのはありかも。あと、中国の景気刺激策が非沿海部に大きな効果があったとすれば、これは逆向きの動きなので、為替レートは更にいじれないだろう。一般的に産業政策に共感があるとされる日本政府としては、ロドリック路線に乗ってあげるのは一つの方策かも。ということで、経済産業省と外務省の方々がこのop-edを熟読玩味すると良いというのが当面の結論か。初級経済学しかやってないとわからないので、学部中級レベルを勉強した人々が両省に溢れていることを祈るのみ。

【追記】Dani RodrikはVoxEUにも同じ題でshort essayを出した。

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Paul Krugman: バーナンケの未達成の任務

Bernanke’s Unfinished Mission
By PAUL KRUGMAN
Published: December 10, 2009
 更なる積極的な資産サイドの金融緩和を主張するPK。どういうTransmission Channelを考えているのだろう。長めの金利かしら。via Mark Thoma.
 PK's op-edに参照されたJoseph Gagnonによるとやはり長期金利らしい。これをしてくれると、arbitrageで日本にも効果があるかも、なんてheuristicに言っていてはいけない。昔のCanzoneri and Henderson (1991)を頼りに検索してみると、MB Canzoneri, RE Cumby, BT Diba - Journal of International Economics, 2005があることがわかった。題は、The need for international policy coordination: what's old, what's new, what's yet to come?だ。

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今日は金曜日。

 授業準備。雑務。昼は定食。3時限ミクロ。雑務。5時限日本経済論、発表者ご苦労さまでした。Yさんと面談。帰宅。

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今日は木曜日。

 授業準備。昼はI先生と。会議。会。帰宅。

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今日は水曜日。

 授業準備。Nさんと懇談、昼飯、Congratulations! 3時限は2年ゼミ、良い発表でした。4時限~は3年ゼミ、発表はしっかりしてました。ドリンク。M屋。帰宅。

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渡辺努氏(経済教室)

デフレと金融政策(下)物価の反応の鈍さ注視を―一橋大学教授渡辺努氏(経済教室)
2009/12/09日本経済新聞

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今日は火曜日。

 授業準備。Oさん訪問。卒論会合、Kさん、Nさん、Mさん、Oさん、Cさん。昼はおにぎり×2。ゼミ説明会、3年ゼミ生Thanks a million、27名の参加者にもthanks、来週はちょっと新しいことも言おうかな。3時限マクロ。卒論会合part 2、Nさん、Hさん。Hさん懇談。卒論会合part3、Kさん。帰宅。

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今日は月曜日。

 授業準備。昼は定食。仕事。Aさん訪問、おめでとう。Oさん訪問。雑務。帰宅。

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Superfreakonomics

51fn6jwavzl__sl500_aa240_  Levitt and Dubner, Superfreakonomics.  一人昼飯読書だけでは読み終わらないので、エイヤッと読了。John Listの研究が簡単明瞭にわかるので、お勧め。216 pages plus 5 pagesなので、計221頁。12で割ると、18ページ強。13で割ると17ページ。14で割ると16ページ弱(A3×2枚)。CDも出ているし、翻訳も出版されるでしょう。私はGlobal Warmingのところをもうちょっと勉強しておかないとね。Freakonomicsは授業で使えるStudy Guideが作られていたが、Superfreakonomicsはどうかしら。

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北朝鮮経済ウォッチ

 North Korean Economy Watch and Marcus Noland's op-ed at WSJ.

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開発経済学における内乱

 "The Civil War in Development Economics" by William Easterly.
Well, we knew this had been happening obviously since the publication of Banerjee's small book.  Anyway, now that the Brookings book was published, we can tell how the debate has been progressed.  In Japan, the Enjoji award given to Prof. Sawada would push the Japanese "aid community" towards RE path.  It's a good and healthy thing given that the Japan's official aid institution tends to create a small "bonsai" with human story in the "bald mountain".  RE is clearly better than bonsai in the bald mountain for Buddha sake.

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The 40th Special Thanks Live in Budokan by Yosui Inoue, Setlist

The 40th Special Thanks Live in Budokan by vigorous Yosui Inoue, Setlist. 
Thanks to this site.
091204yosui_inoue_setlist

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今日は金曜日。

 授業準備。昼は定食、偶然Y先生と。3時限はミクロ。4時限はTさん、Kさんと面談、後にKさんと面談。5時限は日本経済論。帰宅へ。

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今日は木曜日。

 授業準備。Sさん、Oさん訪問。昼飯。授業準備。雑務。帰宅。

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今日は水曜日。

 雑務。Kさんと懇談。昼は定食。3時限は2年ゼミ、良い発表でした。4時限~は3年ゼミ、Kさんお疲れ様。Oさん、Sさんと懇談。Sさん、Kさん、Yさん、Nさんとドリンク、H山ラーメン、帰宅。

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NPR, Planet Moneyに『プレゼントの経済学』のジョエル・ウォルドフォーゲルが出演

 NPR, Planet Money(#122, Nov. 26, 2009)に『プレゼントの経済学』のジョエル・ウォルドフォーゲルが出演。

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もっとも好きなお寺の一つ

Pb300190Pb300196  週末にお寺に行くことができました。ここはまだ二回目ですが、もっとも好きなお寺の一つです。なんと言っても、日本最初の国宝認定を受けた菩薩様がいらっしゃいます所です。紅葉もきれいでした。
 この菩薩様の美しさと言ったら、比類なきものです。是非、Pb300197_2 修学旅行などで若い頃に見られた方々も、あらためて伺われることをお薦めします。これまで多くの御見物の方々、信心の方々のお心を慰め、支え、励ましてきたのだろうと思います。私はがさつな東人ゆえ、水は関東が合いますが、こういう仏様が西にいらっしゃるのはありがたいことです。

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今日は火曜日。

 週末は西で学会。昨日は区役所で会議。今日は、朝9時半からNさんと卒論会合、お菓子ありがとう。あとは順番に、Tさん、Gさん、Eさん、Tさん、皆さんラスト・スパートで仕上がるでしょう。昼は、Wさん、Mさん、Sさん、Oさんと質問会合。3時限はマクロ、中間テスト返却、2分超過して申し訳なし。授業準備。N先生、Y先生とちょっと立ち話。帰宅。

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