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今日は金曜日。

 雑務。Kさん訪問。昼は定食。3時限はミクロ、皆さん、mid-term examに向けてよく準備してください、お願いします。Nさん発見、long time no seeing you、お茶。5時限、日本経済論。

 GDPデフレータの所得面での分解から、今後のデフレがおそらく更なる失業と共存することを直感的に議論。pY=wL+rKなる三面等価による恒等式(因果関係は論じられない)の両辺をYで割って、p=wL/Y+rK/Y。デフレ状況では過去データより、Unit Labor CostもUnit Profitもマイナスになることが通常。ここでwL/Y=w*(1/(Y/L))を考えるとwL/Yの低下は、名目賃金の低下and/or労働生産性の上昇により起きる。09年上半期の特徴は、名目賃金は低下したものの、労働生産性は大きく下降したためUnit Labor Costが上がってしまったこと。名目賃金の(今後の)下方硬直性より、今後、デフレの進捗に伴って予想されるUnit Labor Costの下降は(更なる)名目賃金の減少だけでカバーされない。すなわち、下がった労働生産性の上昇が必要。Yは多少は回復しているが、それだけでは(おそらくは)不足。そのため、恒等式を満たすためにはLの減少が可能性高い。7月以降の失業率上昇は以上と整合的だが、今後も上がる可能性も。以上は、恒等式に過去のデータから方向を当てはめただけなので、理由を説明する議論ではなく、単なる整合性のチェック。

[postscript to self]たしかケインズの『貨幣論』に似たような議論があって、恒等式をいろいろとひねるなぁと思ったような気がしたことを思い出した。白昼夢かもしれないので、調べてみよう。これからoptimalな条件式を片々引いて価格で割って、右辺と左辺を入れ替えたりすると、Taylor-rule-likeな式になるはず。オーカンの法則を使ってUnit Labor CostのところをGDP gapにしたり、Y/Kのところをどう考えるかはY/Lにしてkを出して技術を見るのだろうかなぁ。

 ストーリーは総需要不足による生産の減少と、それに伴う雇用の減少。これを当然視すると、「しごき経済」になる。中期的には、ICT進歩と整合的な超フラット組織によるY/Lの上昇(「ニュー・エコノミー」)が必要になるが、それが実現するには時間がかかるし、50代の中間管理職の政治社会的な抵抗は馬鹿にならない。望むらくは言い訳を許さないPrice-level targetでしょうか。

 デフレ退治につき勝間先生大活躍は報じられているところだが、本当に自発的にカツマーになるべきは40代、50代であろう。おおまかに言って若者には他に道が無い。

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