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Presidencial Style on Economic Policy

 マンキューが自分のCEAの経験から、オバマ政権でのサマーズNECとグールズビーCEAの関係について疑問を呈している。私が考えたことは次の三点:

 第一、オバマ当選に際し、NYTのop-edでeconomistの意見をよく聞けとアドバイスしていたはず。その点から言うと、economistが多くなるのは必ずしも悪いことではないはず。

 第二、もちろん行政、もしくはpublic administrationの見地から言うと、economic policy formulationにおける最適な組織体制というものはあるはず。2003年にCEA委員長に就任したマンキューの経験、つまり、ITバブル崩壊後、次第に不動産バブルを育てていった時期の組織形態を良いものとして称揚してよいのかは疑問が残る。少なくとも、この時期とfinancial crisisを切り抜けて総需要不足を解消する現在とは課題が違うので、それに対応するpresidential styleが変わっても不思議はないはず。

 第三、以前に書いたように、サマーズと他の主要プレーヤーとは年齢も経験も違う。そして、今回の金融危機を経て、金融業界との関係は想像するに財務省を通したよりフォーマルな(冷たい)ものになることが予想される。実業や貿易関係の諸利益がNECで調整されていくことであろう。サマーズは、教条的な貿易自由化論者ではない。金融自由化についても、今回の変わり身の早さにおいて、教条的でないことは示されている。意外とプラグマティックに行動することが予想される。すなわち、アカデミックな共和党系のeconomistからは多少異論が出ることも予想される。

【後記081125】CEAはグールズビーではなく、マクロ経済史・金融史の大家クリスティーナ・ローマーでした。good surpriseですね。これは金融危機対応でしょう。サマーズからするとライバルになるかですが、経済史の大家ですので、たぶんサマーズも尊敬することになるでしょう。ただし、Fed chairman人事からすると、多少は対抗馬になる可能性もありえます。また、Fed governorやNY fed人事にもクリスティーナ・ローマーは多少は関わってくるかもしれません。ガイトナーの後任にKevin Walshが万一就任すると、またFed governorが空席になるのかな。ここの人事を誰が主導権を取っていくかが、後のバーナンキの後任を見ていくうえでも重要になるのかもしれません。でも、これで、だいたいPresidencyの話で書けることは書いちゃったかなぁ、、、。クルーグマンは、もうハルバースタムの名著、The Best and Brightest(米国のPresidencyを考えるときには必読文献でしょう)を引き合いに出してましたが、たしかに何か失敗すれば、そう言われちゃうでしょうね。しかし、NEC, NSCは知っていたが、DPCまであったとは知りませんでした。たぶん、このCouncilsで口角泡の議論がなされるのでしょう。Vested interestsはこれらのcouncilsでストップされるかもしれません。とってもtechnocraticな政権になりそうです。そうそう、外交政策のPresidencyを考えるには、ジョセフ・ナイのThe Power Game: A Washington Novelが面白かった。思い出したので、memo to self。経済政策だとルービン回顧録かな。

【後記081127】サマーズについての、NYTの記事。さらに、ボルカーの経済再生諮問会議ができたので、外部の意見収集はグールズビーとこの会議でOK。つまり、NECの性格がよりサマーズ向きになったということだろう。

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