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Upward Sloping Demand Curve

 Krugmanがcontagionのプレゼンで、右上がりの需要曲線を描いている。たしかに、資産価格(株価を想起のこと)が下がるのと、取引が小さくなっているのが同時に起きているので、右上がりにしたのだろう。もう一つの理由は、こちらがより本質的だろうが、highly leveraged intermediariesの自己資本と総資産のmicro model (a la Shin and Tobias)から、価格が下がったときにはBSを縮小させ、価格が上がったときにはBSを拡大させる行動を見出し、それを需要曲線にしたのだろう。こういう風に頭は使うものなんだろう、敬服。
 従来のマクロ・モデルでは輸出入が自国と他国を繋いでいたが、このプレゼンでは金融仲介機関によるリンケージを強調している。すなわち、自国で自己資本を減らした自国の金融機関が、他国で外国資産を売るという行動である。例えば、円資産を売って、ドルを買うという。このようにファイナンスとマクロが繋がらないとよくわからないというのが21世紀型の特徴である。
 この行動は、自己資本を増やしも減らしもさせないが、ドルの流動性は多少は確保される。このことと、ドルの強さ(resilient dollar)とは整合的である。しかし、中長期には国際マクロ上、需要が国内需要から外国需要に移ってBOPが回復されるためには、home biasのために為替レートが減価する必要があるというのが国際マクロの論点。これがどのように起きるのだろうか。

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