アイスランド、ハンガリー、そして・・・
アイスランドでは、IMFのリクエストにより6%金利上げ、ハンガリーもIMF資金の見返りで、財政収支をきちんと見ろと言われている(RGE Monitorが便利)。BOP crisisへの「教科書」的absorption approachによる対応。数カ国ならこれで対応も可能だが、数が多くなるとやや「囚人のジレンマ」状況になることも予想される。
韓国はFedとSWAPを結んで金利を下げている。これは不公平だとの声が出てくるか。UNの金融危機対策タスクフォース(作業部会)部会長に任命されたというスティグリッツ氏はこのようなIMFの処方箋に何を言うかしら。米国の次の財務長官および財務次官(国際金融担当)人事はこういう意味でも極めて大事。ひょっとすると「百年に一回」の人事かも。
【後記】ウクライナも忘れてました。このように北欧・東欧で起きているのは、中南米、アジアが90年代に痛い目にあっていること、およびEUの拡大と対応しているのだろう。さて、勝手な人事予想をしてみよう。もしマケインが勝てば全くわからない。大穴でジョン・テイラーかも。もしオバマが勝てば、ボルカー本命、ガイトナー対抗、サマーズ、ルービンはたぶんないと思うが、名前は出るかも。バフェットは大穴にしておくけど、まずないでしょう。ブルンバーグ?三選に向かうんだよね。ボルカー長官+ガイトナー実力次官で11月中に発表というのが非常に面白いかもしれない。もしくは、ガイトナー長官+ボルカー顧問という感じかな。CEAも非常に大事。グールスビーはheavy weightになってるのかな?ここは多士済々、ブラインダーかしら?
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