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勝手な見当

 ポールソン・プランが下院で否決されたので、今後は大統領選挙と連邦準備の動きが鍵になる。上院で通っても、また下院は難しいだろう。もう世の中は選挙モード。連邦準備は全面的に最後の貸し手、そして最後の市場の作り手になり続けるだろう。大統領討論が可もなく不可もなく過ぎれば、Intradeの予測のとおり、民主党政権が誕生する。議会法案としては、上院と下院の選挙の動きが非常に大事。固唾を飲んで市場は政権を見守るだろう。速やかに次期政権は、次の財務省長官を選び、これまでの移行チームよりもより強いチームワークを見せることになるだろう。その候補としては、巷間あがっているティモシー・ガイトナー氏が最有力候補。まず、市場から信頼される人物が必要だろう。ガイトナー氏の経歴は、財務省→NY連銀とよく知られている。ウォール・ストリート崩壊の危機にあっては、ウォール・ストリートと関連が強いルービンの再登板は政治的に困難。ラリー・サマーズはたぶんout of touch。対抗馬は、NY市長のマイケル・ブルンバーグか。彼も、ウォール・ストリートはよく知っているので、市場からは信頼されるだろうし、ここ数年はNY市長として離れている。ただし、財務省内には知られていない可能性があるので、本命というよりは対抗。メイン・ストリートからは財務長官は来ないと予想する。作られるプランは、ルービニ提案の大規模プランの枠内で収まることだろう。資本注入がどのように起きるかが焦点。スウェーデンのような国有化も意識されていくだろう。
 金融政策は、連邦準備の作り出す現金と財務省の作り出す国債が同等(ゼロ金利に近いところ)になると、銀行のBS上、流動性はその二つの合計をまとめて考えるのが、たぶんALM上では合理的になるのだから、連邦準備はマネーをコントロールするのが難しくなるだろう。流動性を確保したい銀行は、負債に比して、現金+国債を貯めることに専念するだろうから、預金は増えず、結果としてマネー・サプライはあまり増えないであろう。国全体のFlow of Fundsを考えた場合、家計と企業の負債を考え、これがGDPに対して、どのくらい増えすぎたかを測定し、haircut部分がBSの縮小/調整の目安になっていくのだろう。

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