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オリンピックの国別メダル獲得数

 ベッカー=ポズナー・ブログにおいて、Johnson and Aliのペーパーが参照されて、オリンピックの国別メダル数を決定する変数について議論されている。人口と一人当たりGDPが最も決めるのだが、冬は夏に比べて一人当たりGDPの効果が高くなるそうだ。
 さて、このモデルで北京オリンピックが予想できるだろうか。北京オリンピックのメダル獲得数のデータはここ。日本語の要約はここ。第8位の国からすると、人口でも一人当たりGDPでも低い第7位の国との比較が重要になるだろう。もし万一国のスポーツ予算の目的がメダルを取ること(そうではないと思うけど)であれば、非効率な支出がなされているかもしれない。たしか、大昔に国体のメダル獲得数の研究も見たような気がするが、こういうのはデータがアップデートされていくからまぁ面白いね。

 そう、久しぶりに真面目にオリンピックを見て、新聞で報道を読み、興味深かったのは選手育成についての識者の意見であった。たしか、柔道について日経において、筑波大学女子柔道部監督の山口香氏が、柔道競技での日本選手の不振を受けて(うろおぼえで申し訳ないが)「他のスポーツのように、その選手自身のコーチをオリンピック・コーチに任命する」ような体制を示唆していたように思う。ところが、マラソンの不振を受けて、今度は情報を上げない陸上長距離の体制を批判する意見が選手団長(?)から出ていた。マラソンのコーチ体制はまさに「その選手自身のコーチをオリンピックまで継続する」システムである。そういう体制が選手をつぶすことに寄与してはいなかったか。この他、水泳におけるリレー選手の合宿とか、100m×4でバトン練習をしてきたから3位に入ったと言われるような報道とか、NTC(ナショナル・トレーニング・センター)を基点に強化合宿を行なったフェンシングとか、興味深かった。中央集権と分散配置を、競争と支援をめぐってどのようにシステム化するのか興味深い。

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