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『大学を4年制にもどそう』は本当か?

 日経夕刊2008年7月17日夕刊11面十字路において署名記事で『大学を4年制にもどそう』が掲載されている。考察は、現在の四年制大学は一年生秋学期から三年生春学期まで二年間しかないという判断のもとに、就職の企業訪問解禁を四年春以降に延期するとキャンパスライフが一年間延期するという。この意見は本当だろうか。
 さて、三年生の秋学期から春休み+αまでで就職活動が続くとしよう(大手企業の内々定は4月から5月上旬)。すると、その後にキャンパスライフがあるのではないか。4年生春学期と秋学期で一年間。つまり、実質は現在は三年間はキャンパスライフがある。そして、一年生春学期(筆者が言う高校時代の復習と友達作り)も実はキャンパスライフである。すなわち、どこに就職活動時期を動かしても三年半はキャンパスライフがあると考えられないか。
 それでは、なぜ企業は三年秋学期に就職活動を始めたいのか。例えば、会社は大学教育を信用していないと言えないのか。そうであれば、より早く採用活動を始めたいはずである。The sooner, the better.それを規制して強引に企業訪問解禁を延長するのはかなりまずいということになる。つまり、筆者は、3年秋学期に就職活動=採用活動が始まるのは、囚人のジレンマ状態であると証明できなければ、この議論にはいまひとつ説得力がないような気がする。筆者は、高校時代の復習と友達作りをキャンパスライフと思えないのだろうか。そして、就職活動後の短い一年間をキャンパスライフとみなせないのだろうか。

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