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『信用金庫の地域貢献』

32083078  関満博・鈴木眞人編『信用金庫の地域貢献』新評論。まさに、信用金庫がどのように地域活性化、地域貢献をしているかの9つの事例紹介。relation bankingの中でのeconomy of scopeの活用といえるか。

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Fuels on the HillはFool on the Hillのもじり

 先物市場が無い鉄鉱石だって価格が上がっているじゃないのと、クルーグマンは原油価格高騰はfundamentalが要因だと議論しました。投機が原因だと議員は議論したい理由は、高い価格という現実から目を背けたいためだという。

 このほか、Mark Thoma(これこれ)とKrugmanはフォーマルなモデルで議論してます。ブランソンの為替レートに関するポートフォリオ・バランス・モデルの応用とのこと。asset marketとflow marketの相互作用を復習してしまった。為替レートモデルでは、asset marketのpermanent increase in supplyがovershootingをもたらす可能性があるが、このモデルではflow marketでのpermanent increase in demandがovershootingをもたらす可能性があるということ、かな。もう少しよく考えよう。

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歌舞伎からわかる常識二つ

 歌舞伎からわかる常識二つ。その1は、大阪におけるヒエラルキー。
 『大阪の男達には独特のヒエラルキーがある。というのも、江戸時代は徳川幕府直轄地であったために大阪には武士の存在が希薄だった。日本中、お殿様がいる身分制度の中で生きているのに、大阪の中心地はほとんど商人と職人だけという状況だったのだ。もちろん口うるさい武士も居たには居たが、なんせお殿様が不在なので、「うるさい奴ら」で括られてしまっていた。
 結果として大阪の商人は商売をしても自分の身銭になったので、どのお国よりも自由だったわけである。(中略)
 日本一自由な精神状態だったはずの商人達が何をしたか?というと独自の身分制度を作ったんである。』(わかぎゑふ『「男の見栄」~団七に見る大阪人気質~』(2008渋谷・コクーン歌舞伎夏祭浪花鑑筋書き))

 このあたりは、文楽と、文楽が元になった義太夫狂言の市場を考えるときの常識なはず(ひいては近代の近松復活の理由かも)なのでmemo to self。忘れたら思い出そう。

【080705後記】あくまでも仮説だが、この自由な商人たちの中の身分制度は、明治以後も残った可能性がある。なんというか「細雪」なんかにはそういう気配がただよっているような気がする。

 その2は、単なる事実確認。蚊帳の江戸における重要性は、東海道四谷怪談(4世鶴屋南北作、1825年、東京の中村座で初演)の2幕目・伊右衛門内の場で如実に表されている。開発における蚊帳の重要性については、アフリカで特に深刻なマラリアの感染を予防する蚊帳「オリセットネット」を開発し、タンザニアで生産している住友化学の米倉弘昌社長に援助のあり方などについて聞いた毎日新聞の記事を参照のこと。

Q 実際に効果はあったのですか。

 A 米コロンビア大のジェフリー・サックス教授が主導し(04年以降)アフリカ10カ国に「ミレニアムビレッジ」(極度の貧困から脱することを目 指すモデル村)ができた。そこに33万張りの蚊帳を寄付し使ってもらったところ、マラリア原虫保持者が55%から1年足らずで13%に減り、患者数も半減 したとの報告があった。病気が治ると農業に復帰できる。荒れ果てていた畑に青々とした作物が戻った。

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斉藤修『比較経済発展論』

4000099159 斉藤修『比較経済発展論:歴史的アプローチ』岩波書店、2008年。精読をしたわけではないが、読むのに時間がかかった。それだけ考えさせる本である。歴史と開発問題は学習材料としてしばしば関係している。歴史とはtime seriesで考えた開発のstoryでありtreasureであろうし、現代の開発問題はcross sectionで考えた「今そこにある過去」であるのかもしれないからである。多くの開発研究者が、熱心な歴史読者であり研究者であるのも意味のあることだ。以下、いくつか当面の自分にとって興味深い点をメモする(書評ではないので、もし万一コピペする方は自己責任で要注意)。
 本書のキーワードの一つが『スミス的成長』であるが、筆者によれば、それは「産業の分化と職業の分化が振興することにより、それぞれの産業間に新たに市場が生まれ、市場取引の規模が拡大することによって経済全体の生産性が向上するプロセス」(p.49)という。産業構造も分業という視点から解剖されることになる。分業と経済発展の間には、スキル(熟練)が置かれるが、同時に杉原(Sugihara 2007)の議論に沿って規律も取り上げられる。そして、後にはスキル集約とスキル節約という二分法も設定されるのである。例えば、英国の製造業はスキル集約であり、米国の製造業はスキル節約であるという見解が示されるのである(pp.269-272)。このように、欧米を区分け、そして日本およびアジアを対照させ、その根拠として改善される経済史データを使うという極めて挑戦的な手法がとられている。
 「規律と熟練」という労働の質については、興味深い示唆が行なわれている。日本の製造業での会社内の人材育成システムについて、その源流を両大戦間の時代に遡ることができる(p.287)として、さらにその源流を俯瞰する。すなわち、「ブルーカラーの世界で源流を見出すことはできず、徳川時代のホワイトカラーの雇用制度へとゆきつく。大店の商家奉公人制度である」(p.288)という。すなわち、「三井や住友などの大商家は明治以降に近代企業へと脱皮したので、その奉公人制度も修正と微調整をへてホワイトカラーの雇用制度となり、そして基幹労働力を内部化する必要が生じたとき、ブルーカラーにも適用されることとなった」(p.288)というのである。そして、さらに伝統的制度の衰退と発展のパターンが日本と西欧では反対であったことを記述している。
 いわば確信を持って試論されるのは、職人のスキル形成の場が家族であったことである。農家では、多様な作業を前提とした日程調整の必要が生じ、農耕と副業とのあいだでの人でのやりくりの重要性と相まって、「工場の時間」が導入される以前に、農家に時間規律とそのやりくりのスキルを教えたと、トマス・スミスを援用しながら論じている。この議論の行き着く先は、「近代日本の工業化を支えた労働集約的な中小企業をたんに低賃金の職場としなかったのは、「農家から工場の世界を経由して町工場へというサイクル」であったのかもしれない」(p.290-1)という。
 以上のような視点は、開発政策において、農村工業による工業化を考える立場にも示唆を生むであろう。すなわち、もし農村において単純な労働(すなわち、時間規律と人のやりくりを必要としない労働)が優越しているとすれば、農村工業を導入することにより、時間規律とやりくりのlearning by doingを提供することになるかもしれない。しかし、事前に時間規律とやりくりが無かったのであれば、導入された農村工業もただの低賃金労働で終わるかもしれない。Hayami et. alのフィリピン研究やFASIDのアフリカ開発はこの点から再評価できるかもしれない。
 現在の公教育のあり方にも視点を与えるであろう。前日にメモ書きしたように、(テスト文自体に問題があるとしても)東京都(すなわち都会の)中学生の「見通す力」が非常に低いことが示されている。たとえば、カレンダーで日程を逆算的に管理する(小5テスト)こと、そして、表を作って他人の行動を予測すること(中2テスト)などは、人のやりくりを考える能力と大いに関係していると思われる。その意味で暗澹たる結果である。この点は、テストではなく実践においては、文書管理とも大いに関係している。そのカレンダーをどこに貼るのか、表をどこにしまっていつ必要なときに取り出すのかというポイントである。
 この他、分業という視点からは、経済面での社会の分岐という問題もとらえることになり、それは一人当たりGDPの成長と平均賃金の低迷の裏側に潜む、所得分配の拡大(格差問題)を実証的に見極める研究にもなる。

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Understanding Inflation and the Implications for Monetary Policy: A Phillips Curve Retrospective

The Federal Reserve Bank of Boston’s 53rd Economic Conference
Understanding Inflation and the Implications for Monetary Policy: A Phillips Curve Retrospective (Chatham, Massachusetts: June 10, 2008)
 バーナンケのスピーチはこれ。ボストン連邦準備銀行総裁のスピーチはこれ。英誌エコノミストのインフレ期待についての記事はこれ

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「見通す力」とは

新聞各社で6月27日に一斉に次のような報道がなされた。

東京っ子の問題解決能力 「見通す力」不足

2008年6月27日(金)08:15
産経新聞

 日常生活や学校生活の具体的な場面での問題解決能力を問う都教育委員会の小中学生向け学力テストの結果が26日公表され、「問題解決に向けた見通しを持つ力」が低いことが分かった。

 テストは、各教科で身につけた知識や思考力が「問題場面」で総合的に働くか調べるため、都教委が今年1月、都内の小学5年と中学2年を対象に独自に実 施。「問題解決能力」を多角的に検証するため、「問題を発見する力」「見通す力」「適用・応用する力」「意思決定する力」「表現する力」の5項目で評価し た。

 小5では影踏み遊びの図を示し、太陽の位置から人の影のでき方を判断する問題や、中2では近所で買い物するときの自転車利用についての会話文を読ませて、主張をどれだけ理解したかを聞く問題などが出された。

 平均正答率は小5が59・8%、中2が56・3%。5項目のうち「見通す力」は中2で16・6%と極端に低く、小5でも「適用・応用する力」に次いで54・9%と2番目に低かった。

 合わせて実施された学習意識調査で「身の回りのことを自分でしようとしている」と回答した小5の平均正答率は62・9%で、「しない」と回答した44%を大幅に上回った。

東京都教育委員会の報道資料はこれ。詳しい報告書はこれ。「見通す力」とは、小学5年ではカレンダーを使いながら逆算し、必要な情報を想像できるか、中学2年では時間と料金に対応した表が作れるかということである。なお、中学2年の低正答率(16.6%)は、問題文の悪さにかなり影響されていると思われる。この意味で、問題作成者の「見通す力」も問われた結果と言えるのではないだろうか。

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June Grand Kabuki, Evening Show

Sushiya and Migawari Zazen.  I'm impressed with Minosuke-kun.

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(古い話で恐縮ですが)グレッグ・イップWSJを離れる

WSJのスター記者グレッグ・イップ氏がWSJを離れるというニュース

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投機とその署名(クルーグマン)

 クルーグマンがこのポストに添付されたメモで、石油価格の高騰が投機によるものかを検討している。現物市場が主導というのがモデルの結果。

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マーティン・ウルフ(FT)の世界経済チェック

 マーティン・ウルフ(FT)が世界経済を展望している。米国ドルとリンクしたブレトン・ウッズⅡはもう維持不可能と論じ、発展途上国(特に中国)に対して変動為替レートの採用を提言し、あわせて金融引き締めを提言している。17日版を読むには「FT080617MartinWolf.txt」をダウンロード 。24日版を読むには「FT080624MartinWolf.txt」をダウンロード

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食糧危機はWTOドーハ・ラウンドを救えるか?(FT: Bhagwati and Panagariya)

 バグワッティとパナガリヤによるFTへのop-ed『食糧危機はWTOドーハ・ラウンドを救えるか?』を読むには、「FT080622BhagwatiPanagariya.txt」をダウンロード 。なぁるほどねぇ。

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今日は木曜日。

 9時半到着。授業準備。雑務。昼飯はオムライス。模擬講義受講。Nさん、Oさん、Sさん出現。部屋見学して、動画作成に同席。快眠帰宅。

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今日は水曜日。

 8時半到着。授業準備。1時限は卒論面談でSさん、幸運と検討を祈る。2時限は1年ゼミ、面白いディスカッションでした。昼休み、AさんとMさんのプレゼン練習、結構いいんじゃない。よろしくね。就活セ実委の面々と歓談。ちょっとMicroeconomics of Banking, 2nd ed.を眺める(本のサイズが小さくなっていた)。4時限は3年ゼミ、なかなか皆さん良い。Tさん、Nさんと合宿打ち合わせ。学食にてNさん、Sさんと懇談、ちょっと緊張気味かしら。遺失物を探すFさんと遭遇(出てきたよ!)。F先生、I先生、H先生が夕飯に向かうのとすれ違う、ふぅんA mi que me importa。帰宅BGMはEWFのI AM、In the Stone, Can't Let GoのSequenceには卒倒。

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今日は火曜日。

 8時半到着。授業準備。1時限はマクロ。2時限、印刷、Nさんと懇談、昼ごはんはパスタ、Kさん、Aさんとも懇談。昼休みはゼミ連。3時限はミクロ。4時限はKさんと懇談。授業準備。Oさん、Sさんと懇談。授業準備。帰宅。

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今北純一『ビジネス脳はどうつくるか』

41v8nqrcsgl__sl500_aa240_ 今北純一『ビジネス脳はどうつくるか』。未来を自ら切り開くためのヒント(p.30-)として、MVPをあげている。Mission, Vision, Passionだという。この駄洒落加減がよい。ヨーロッパ風資本主義というものがあるとすれば、そういう考え方に触れるのに良い本だろう。

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今日は月曜日。

 9時半到着。授業準備。Kさん訪問。就活セ実委に2分のみ出席。Oさん、Sさん、Sさん、Kさんと面談。Kさんと懇談。昼飯は寿司。授業準備。Hさん訪問。4時限は経済学基礎A、嫌な経済学、嫌な計算、嫌な真実。卒業生Hさん訪問、お疲れ様、楽しい話。帰宅。

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リスク管理へのわかりやすい解説

 大学入試の英文読解の問題のような「リスク管理」へのわかりやすい解説。

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世界不均衡を管理運営する(FT:El-Erian)

FTに掲載された「世界不均衡を管理運営する」と題されたEl-Erianのop-edを読むには、「FT080616El-Erian.txt」をダウンロード
 マクロの不均衡の調整と、原油・一次産品価格の上昇という個別財市場による相対価格の変化。もし、相対価格の変化が、たんなる調整スピードの問題であり、(しかし、ここで)複数均衡の可能性があるとすると、孤立化したブロック経済に向かう道と、再度のグローバル経済の道とあるかもしれない。大英帝国金融版への移行はどうなっだったのか。おそらくここに管理運営の最大の要諦があると思うが、G8では解決できないと思う。現在の議長国のリーダーシップを見よ。
 クルーグマンが強調するように、原油価格の高騰が国際貿易を減少させる可能性もあるが、これは積荷にもよるだろう。つまり、製造業産品はあまり運ばれないが、一次産品は運ばれるかもしれない。垂直統合は弱まり、一国内のひょっとすると一企業内の統合生産が復活するかもしれない。それは1950-60年代ごろの多国籍企業の進出のありかたと似ているかもしれない。プレビッシュ=シンガー仮説はどうなのか。
 レジームは、free capital mobilityを想定し、Feldsteinが提言するようにますますドル・ペッグがなくなり、変動為替レートになり、金融政策の自主性は担保される。しかし、原油高、輸送費用の上昇により、生産分業のインセンティブは製造業では弱まる。資本収支に経常収支が左右されるとしても、資源国が財・サービスと資本を輸出するのか。
 まだ隔靴掻痒。

 援助という経済発展の応用のそのまた応用分野についてメモ書きしておくと、輸出向け製造業を振興していいのかという点がある。垂直分業を前提として行程間分業だと、輸送費用の上昇の影響をまともに受けるかもしれない。それよりも、非貿易財になりそうな自国および近隣国向けの消費財のほうが良いかもしれない。

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June Grand Kabuki, Matinee

SHIN USUYUKI MONOGATARI (The Tale of Princess Usuyuki)
Most of the matinee program consists of a full-length production of a kabuki epic. This play, adapted from the Bunraku puppet theater, combines the best of kabuki -- romance, colorful spectacle and tragedy. With its numerous good roles, a large gathering of popular and accomplished actors are necessary to stage it. Rarely performed, when this play appears, it is always an event
    Shin-Kiyomizu Temple
Saemon (Kinnosuke), the eldest son of the Sonobe family and Princesss Usuyuki (Shibajaku), the daughter of the Saizaki family, fall in love after glimpsing one another under the cherry blossoms of Kiyomizu temple and are brought together by their servants. The villain Daizen (Tomijuro) places a curse on a sword presented to the temple by Saemon. By framing the couple, he hopes to bring destroy their families so they cannot hinder his effort to take over the country. Saemon's servant Tsumahei (Somegoro) almost defeats this plan and is attacked by Daizen's henchmen in a spectacular fight scene with water buckets.
    The Saizaki Residence
Saemon and Princess Usuyuki are charged with treason. Mimbu (Tomijuro) comes to investigate the two, and although they maintain their innocence, Daizen is able to turn the evidence against them. The compassionate Mimbu gives them a temporary reprieve, but still, must place them under house arrest, each at the house of the other's family, with Saemon at the Saizaki residence and Princess Usuyuki at the Sonobe residence.
    The Sonobe Residence
Unable to prove the innocence of the young couple, their fathers are charged with cutting off their heads. Sonobe Hyoe (Koshiro) and his wife Ume-no-Kata (Shikan) allow Princess Usuyuki to escape. Saizaki (Kichiemon) appears with a head box which he says contains the head of Saemon and demands that Sonobe cut off Princess Usuyuki's head. Sonobe returns, having secretly stabbed himself to atone for letting Princess Usuyuki escape. Saizaki reveals that, in fact, he has done the same and the two, seemingly stern and villainous men reveal that they have sacrificed themselves for love of their children.
NIWAKA JISHI
The program ends with a lively dance evoking the atmosphere of an Edo period festival. The highlight of the piece is the lion dance performed by two of the handsome young men of the neighborhood.

Aoidayu in ShinUsuyuki was great.  Fukusuke in Niwaka Jishi impressed me.  He had dignity.

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ギジェルモ・カルボ面目躍如、一次産品価格の上昇は先進国の金融緩和とSWFのせい

 ひょっとしたらノーベル賞をもらうだろう一流マクロ経済学者ギジェルモ・カルボ氏が書いたop-ed:「一次産品価格の上昇は先進国の金融緩和とSWFのせい」。相対価格の変化から一般価格上昇に波及しますよと警告を発しています。必読でしょう。

[後記080622]Mark ThomaがPaul Krugmanの本件に関するコメントを掲載し、自分のコメントも載せている。これも必読でしょう。Samuelsonの1957年のペーパーは紐解かなければいけない。最近のFTコメントでこのペーパーに言及したものを読むには、「FT080619Smaghi.txt」をダウンロード

 そこで検索すると、Robert Mertonが書いた「サミュエルソンのFinancial Economicsへの貢献」という文章が出てきました。

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The Jacksons, Triumph

516ws96dkjl_sl500_aa240_ Emuでかかっていた音楽。あぁこれMichaelの声じゃない、知っているなぁ、でもMichaelのアルバムじゃないぞ。ということで、The Jacksonsの1980年のTriumphでした。Off the Wallが1979年です。Everybodyなんか、いま女性歌手のデュエットなんかでカバーしてみたら物凄く格好いい曲に仕上がると思うんだけどなぁ。

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世界はでっかくなっている (Krugman)

 原油価格が高騰すると、輸送費用が上がり、貿易は抑制され、非貿易財が増える。これを、世界が大きくなったと表現したのはクルーグマン。ベナブルズ他の研究が参照されている。なお、名著『欧米・対決社会でのビジネス』に出てくるトニー(だったかな)は、若き日のベナブルズだと推察する。たしかにこの時代にハミルトニアンを持ってくるのは難題。

[後記080622]後のポストで、クルーグマンは垂直統合の場合には輸送費用は二重にかかってくるとコメントしている。そして、実効関税率の計算のようなものだと言っている。言われてみればなるほどの素晴らしい洞察力。昔、クルーグマンは世界が三つのブロックに分かれると経済厚生が低くなるというペーパーを書いたが、輸送費用の上昇を入れるとどうなるかなぁ。

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Endowment Effect (Economist)

 英エコノミスト誌によるEndowment Effectのレビュー。生産要素について興味深い。土地市場についてこの効果が強く出るのか。自分の労働を自分が所有するという労働供給の前提については、何が言えるのか。そして、その背後にある脳科学

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今日は木曜日。

 9時半到着。雑務。2時限はDVD歌舞伎教室『紅葉狩』、来てくれた方に感謝。会議。Sさんと印刷。授業準備。Nさん、Oさんとキャッチボール。会議。快眠帰宅。

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今日は水曜日。

 8時半到着。授業準備。2時限は1年ゼミ、新段階、共に試練。昼休みにKさん、Hさん、Gさんと昼飯で談笑。就活セ委員会も小耳にはさむ。Oさんと懇談。4時限は3年ゼミ、Gさん、Eさん、Nさん発表、ご苦労様。戻って、Tさん、Kさんと懇談。快眠帰宅。

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今日は火曜日。

 8時半到着。1時限はマクロ、AD-AS分析。2時限に印刷して、昼飯はNさん、N先生と。昼休みはゼミ連、お疲れ様。3時限はミクロ、costs of production。疲れて、学食にてAさんと楽しいほら話。戻って、授業準備。Oさん、Sさん訪問、あれこれ。快眠帰宅。

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今日は月曜日。

 9時半到着。電車中ではMeet the Press(Tim Russert追悼号)を見る。英語わからなさすぎ、ヤレヤレ。授業準備。Kさんと卒論面談。Tさんと面談、おめでとう。Oさんと昼飯面談(就活セミナー)。卒業生Mさんと久しぶり対談。Nさんと面談、頭脳就活のすすめ。授業、犯罪の経済学は奥が深い。Nさんからビデオを受け取り、Mさんと面談、勉強の仕方。Nさんと相談。帰宅、Kさんとお話。さて、今日は何人と面談したんだ、ヤレヤレ。

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Nudge飛ばし読み

41jefgtpmel_sl500_aa240_ Richard H. Thaler and Cass R. Sunstein, Nudge: Improving Decisions About Health, Wealth, and Happiness (Yale: 2008).  理論部分であるPart 1は速読、応用編であるPart 2-4は飛ばし読み、Part 5は速読でした。著者が主張するLibertarian Paternalismには賛同します。私の日々の仕事って、もうLibertarian Paternalism(自由放任的家父長主義)一本槍。
 こういうことを考えると、デザインvs.計画の見通しも見えてくるだろうと思う。もし工学部が再生されるとしたら、こういう仕掛けが大きいと思う。哲学+心理学+経済学+実験+工学かな。nudgeとは「ひじで突っつく」ことを指す言葉だが、あえて「ほら、それやってみたらどう?」と訳すのかな。こういう本の翻訳が望まれる。
 キーワードはopt-in, opt-out, choice architecture, humans and econs, automatic system and reflective system, rules of thumb (anchoring, availability, representativeness), loss averse, status quo bias, framing, self-control strategies, mental accounting, conformity effect, spotlight effect, priming, how to design choice environment (benefits now - costs later, degree of difficulty, frequency, feedback, knowing what you like), defaults: padding the path of least resistance, expect error, give feedback, understanding "mappings": from choice to welfare, structure complex choices, incentives.
 授業デザインはほぼnudgeです。

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How much do cheap imports dampen US inflation?

How much do cheap imports dampen US inflation?  Reference includes Mishkin 2007, which refers to Laurence Ball (2006):

Laurence Ball (2006) makes an important point that cheaper imports from places like China lower relative prices for imported goods but ultimately do not affect inflation, which is the change in overall prices.  Following the argument made by Milton Friedman (Friedman, 1974), Ball points out that for every decline in the relative price of one good or service in a price index like the consumer price index (CPI), there is by definition a rise in the relative price of some other good or service.  Any pattern of relative-price changes is compatible with a particular level of the inflation rate.  What determines the overall inflation rate is not relative prices for one category of goods and services but rather the balance between overall demand and supply in the economy, which ultimately is influenced by monetary policy.  Ball therefore takes the view that cheap imports from China and other low-wage economies should not affect inflation.

I would not go as far as Ball does for the reason that changes in relative prices in an important category of goods and services could affect inflation for a considerable period of time.  Nevertheless, his argument, as well as the research cited earlier, indicates that many of the exaggerated claims that globalization has been an important factor in lowering inflation in recent years just do not hold up.

Ball, Laurence M. (2006). "Has Globalization Changed Inflation?" Leaving the Board NBER Working Paper Series 12687. Cambridge, Mass.: National Bureau of Economic Research, November, www.nber.org/papers.

Friedman, Milton (1974). "Perspectives on Inflation," Newsweek, June 24.

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制御狂の時代?

 英エコノミスト誌が6月12日に掲載した「Control freaks」を読むには、「Economist080612randomiser.txt」をダウンロード 。ロドリックのポスト

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チャベスは寝業師か不器用者か

 英エコノミスト誌が6月12日付けで掲載した「Master tactician or failing bungler?」を読むには、「Economist080612Chavez.txt」をダウンロード

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Natsumatsuri Naniwa Kagami

The 9th Shibuya-Cocoon Kabuki Show
Natsumatsuri Naniwa Kagami

Director: Kazuyoshi Kushida
Cast: Kanzaburo Nakamura, Hashinosuke Nakamura,
Kantaro Nakamura, Shichinosuke Nakamura, Takashi Sasano,
Kamezo Kataoka, Yajuro Bando, Senjaku Nakamura

I'm really impressed by Otatsu played by Kantaro Nakamura.

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Good question: 人類全体が、今日の高所得国の生活水準を享受することは可能か?

(まだやってない)「開発経済論」の最終レポートのテーマはこれにしようかな、と思わせるくらいのgood question。Martin Wolfのコラム(080610, subscription required)で取り扱ってます。

Is it possible for the vast mass of humanity to enjoy the living standards of today’s high-income countries?

Is it possible for the vast mass of humanity to enjoy the living standards of today’s high-income countries? This is, arguably, the biggest question confronting humanity in the 21st century. It is today’s version of the doubts expressed by Thomas Malthus, two centuries ago, about the possibility of enduring rises in living standards. On the answer depends the destiny of our progeny. It will determine whether this will be a world of hope rather than despair and of peace rather than conflict.

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高騰する原油価格は輸送費用を上げ、メキシコ有利に

P1al914_transp_20080612182825  WSJにこんな記事が一面に。

OIL SHOCKER
Stung by Soaring Transport Costs,
Factories Bring Jobs Home Again
By TIMOTHY AEPPEL
June 13, 2008

面白い。

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Stephen Roach, "The new stagflation: an Asian export"

FTに掲載された世界のハト派Stephen Roachのop-ed "The new stagflation: an Asian export"を読むには、「FT080612StephenRoach.txt」をダウンロード 。このあたりのインフレ輸入説には、もう一度フランケルなどのマクロ開放モデルをおさらいしたほうがいいような気がする。

The “market purists” are counting on currency adjustments – especially sharp appreciation of currencies in developing Asia – to temper the transmission of price pressures from these export-led economies. Yet these are not economies that want to use the currency lever to put their growth imperatives at risk.

輸出国が通貨切り上げをしたら、輸入国にはさらにインフレ圧力だと言ったほうがよかったんじゃない。
 石油価格の上昇で、輸送費用が上がっているとすると、iceberg typeのforumulationでも閉鎖経済になり、非貿易財が増えることがDFSタイプのモデルでも説明されている(だろう)。すると、givenの需要で非貿易財の需要が上がるのかな。しかし、石油だと供給面のボトルネックが起きるのかもしれない。しかし、ここまででも国際貿易のモデルを使う限りは相対価格の話で、絶対価格の話にはならないだろう。どマクロで言ったら、為替レートの変動で対応すればいいんじゃないというのが、summer timeタイプの例で議論されるフリードマンの意見だろう。
 為替レートで言うと、切下がってインフレ圧力がある米国は手詰まり、金利を上げて為替レートを上げるというのは、国内経済(例:雇用)にさらにダメージ。国内のインフレ圧力も高まっているし。
 しかし、そもそもグローバルなインフレーションということを考えたりする意味はあるのだろうか。そもそもグローバル経済を考えれば究極の閉鎖経済で、そこでテイラー・ルールとか成り立つのだろうか。テイラーは何を言っているのだろうか。要検討です。

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Belanova, Dulce Beat 2.0

518msz1tkql_sl500_aa240_  Belanova, Dulce Beat 2.0。二枚組みの二枚目4曲目のtus ojos (mihangos house mix)は非常に心地よい。5曲目のme pregunto (imazue latin mix)も、それなりにありきたりだが、過度でなくこれも耳あたりが良い。メキシコ音楽もこのくらい洗練されてきたのだ、映画のレベルを考えると当たり前か。

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やっとRubber Soul

51jgtmkjril_sl500_aa240_  The Beatles, Rubber Soul。1965年発表のNorwegian Wood, Nowhere Man, Michelleを含む名盤をやっと購入。Beach BoysのPet Sounds繋がりで買った。Rubber soleとはゴム靴底のこと。これと引っ掛けているのかしら。たしかに自分の血となり肉となっている気がする。

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鈴木雅之&菊池桃子『恋のフライトタイム~12pm~』

51oicm8auzl_sl500_aa240_ 鈴木雅之&菊池桃子『恋のフライトタイム~12pm~』。テレビで観ると、鈴木氏がこれ以上楽しいことはないという顔でノリノリだったのが印象的だった。1993年発表の『渋谷で5時』も収録。

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今日は木曜日。

 10時から会議。2時前に到着。Nさんと面談。印刷をするHさん、Sさん、Oさんを激励。会議。OさんとSさんと寿司談義もろもろ。連絡はいり、Tさん、おめでとう。授業準備。帰宅。

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今日は水曜日。

 8時半到着。授業準備。Kさんと面談、色々と話す、留学では実力を最大限に伸ばしてキリキリと楽しんで欲しい。2時限は1年ゼミ、プレゼンは完成形に近づきつつあり、コメントは次の段階に進むべき、ディスカッションはいろんなパターンを試すべき。Kさん、おめでとう。就活セ実委を研究室にて開催、働かすべきは想像の翼。昼食は丼。Sさんから挨拶されて嬉しい。おめでとう。TさんやKさんと話す。4時限は3年ゼミ、発想の転換に近づけられるか。100点からのマイナス思考ではなく、50点からの積み重ね思考。5時限は1年講義、盛り沢山だが、プリントが不足し、申し訳なし。これで怒涛の2週間が一段落。片付けて帰宅。

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今日は火曜日。

 8時半到着。1時限マクロ、答案返却。2時限、印刷など。学食でNさんと懇談。昼食はサンドウィッチとサラダ。昼休みはゼミ連ミーティング。3時限はミクロ、企業行動に入りました。Aさん、Kさんと懇談。Mさんと懇談。授業準備。Oさん、Sさん訪問、懇談、お手伝いThanks。授業準備。快眠帰宅。

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今日は月曜日。

 9時半到着。Oさんと短くお話。Tさんと面談。Wさんと面談。昼飯は弁当。授業準備。4時限は経済学基礎。5時限はキャリアデザイン。Nさん、Oさんと会議。快眠帰宅。

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参加にすることに意義があり

 学会発表。良いコメントを頂戴し有難し。K先生、Sさん、Uさん、Kさんと打ち上げ会。

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ハハァと思った今日の一言

NYT:

Senate Majority Leader Harry Reid, who had remained uncommitted throughout the primaries, endorsed Mr. Obama Friday. Mr. Obama is "a once-in-a-generation leader who connects with the hopes and dreams of the American people and will deliver the long-overdue change that our country desperately needs," the Nevada Democrat said in a statement.

a once-in-a-generation leaderだってさ。我が邦にはいるんかい、そんな方?

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北朝鮮、飢餓必至?

 ステファン・ハガードとマーカス・ノーランとエリク・ウィークスが、北朝鮮は飢餓必至と書いている。

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Krugman: 輸送費用とグローバル化の退化

 クルーグマンのブログ・ポスト。経済地理学の新しい地平を切り拓いたクルーグマンの面目躍如。

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Krugman:デジタル革命の進み方

 Paul Krugman, "Bits, Bands and Books."  Quite entertaining.  たしかソニーはe-bookの販売を日本でやめたような気がする(間違ってたらごめんなさい)。

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今日は金曜日。

 10時半到着。採点。昼飯はおにぎり。採点。仕事。動画編集。帰宅。

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今日は木曜日。

 9時半到着。仕事。学生訪問、夏の海外計画、まずはガイドブックを読むところから。昼ごはんはオムライス。仕事。N先生の模擬講義。Sさん、Kさん、Nさんが訪問、就活セミナー(7月3日の予定)のポスター掲示、集計など。懇談、帰宅、Nudgeをペラペラ見る。

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今日は水曜日。

 8時半到着。授業準備。1時限は4年AさんとOさんと面談、「どうやって本を読むのか」と尋ねられ、3秒ほど考え込む。要は、本の読み方を二種類以上持つということでしょうか。2時限は一年ゼミ、良いプレゼンでした。昼はゼミ連就活セミナー実行委員会を傍聴、良い委員会でした。その後、学食に行ってI先生と昼食。授業準備して、4時限は3年ゼミ、新しい知識をどんどんつけてくださいね。5時限は1年授業、う~む、来週は多少軌道修正をするかなぁ、、、。戻って、Nさんと懇談、その後、Nさん、Oさん、Sさんが来訪してくれて軽く懇談、楽しかった。帰宅、Walshをペラペラめくる。

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Oro gris: Zambrano, la gesta de CEMEX y la globalizacion en Mexico

51gpeczndtl_sl500_aa240_Rossana Fuentes-Berain, Oro gris: Zambrano, la gesta de CEMEX y la globalizacion en Mexico, (Aguilar, 2007).
 やっと読了。プラハラードの『ネクスト・マーケット』でも取り上げられた(邦訳p.235)セメント会社Cemexの成長と拡大をCEOであるLorenzo Zambranoを中心に書いている。メキシコの構造改革をメキシコ北部の視点で見ている。ちょこちょこ面白いところがありました。Tec de Monterreyなどモンテレーのことも結構書いてあった。あとは、Carlos Slimのことも比較してちょっと書いてあった(p.182)。Manuel Espinosa Yglesiasに食い込んでいたとは知らなかった。あとは、Mary Nour事件についてもそこそこ書いてある。著者はForeign Affairs en espanolの創設者という。

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今日は水曜日。

 8時半到着。授業準備。1時限はマクロのテスト、お疲れ様でした。2時限はNさんとゼミ連準備して、昼飯(定食)食べて、ちょっと紅葉狩見物。昼休みはゼミ連、お疲れ様。就活セミナー実行委員、本格始動。3時限はミクロ、テスト返して公共財。しばし、学食でAさんと雑談。もどって授業準備、Sさん訪問、本を物色。授業準備。帰宅。

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今日は月曜日。

 9時半到着。授業準備。Nさん訪問、「形式を無意識化」して意識を重要なことに使うこと。昼飯は定食。学生の質問を受ける。4時限は授業、中間レポート、お疲れ様でした。5時限、UさんやHさん質問。Nさん現れて懇談、そして帰宅。

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金融政策の微量おさらい

 まずKrugmanがstaggered wage inflation modelでのinflationのembeddednessの見分けの重要性を力説。これをレヴューしたMark Thomaはpolicy ruleの議論に入り、Michael Woodfordの解説を指摘し、Mark Thoma自体のWoodfordについてのレビューでは、MankiwのJackson HoleのでRobert Hallへのコメント・ペーパーにまで筆が及んでいる。話題はBlanchardが名づけたというDivine Coincidenceであり、Supply Curveへのnegative shockで物価が上がり、potential outputからの乖離が広がるときにDivine Coincidenceが保たれないという話で、それが今。

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