感染地図:歴史を変えた未知の病原体
スティーヴン・ジョンソン『感染地図:歴史を変えた未知の病原体』河出書房新社、2007年(原著2006年)。The Ghost Mapの翻訳。私のような初学者に興味深く読ませる本。面白い。気になる点を2点、memo to self。
第一に、pp.136-141に進化論者が現代と進化のミスマッチについてしばしば使う議論の典型が見られる。
第二に、p.202に小さいタフティ批判。これはタフティ自身も認めていることだそう。なお、TufteのThe Visual Display of Quantitative Informationのp.24にSnowの地図が掲載されている。Tufteから入る人は、本書はp.24のスノーの地図についての実際を事細かに書いた本と言えばわかりやすいかもしれない。
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