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演劇・歌舞伎・税金

【以下は事実があやふやな議論なので信用しないでね。】
 たしか、演劇には税金がかかっているが、歌舞伎は伝統芸能であるので免れているとの話があったように思う。さて、歌舞伎は何かとの議論は課税議論にもなる。課税議論というのは極めて透明性の高い議論にしなければならないので、本質論ではないにしても端的に「歌舞伎とは何か」を示すことになる。
 たしか、下座(黒御簾)音楽を使うというのが一つの定義だったように思う。そこで、このポストで参照されている歌舞伎美人サイトでの町田康の発言である。

富樫「私は『熊谷陣屋』をもう何度観たか自分でも分からなくなってきてます。なぜ何度も何度も同じ芝居を観て面白がれるのかなと思っちゃいます」
町田「歌舞伎は、現代の意味で言う“演劇鑑賞”というよりも音楽を楽しむ感覚に近いのかもしれませんね」

そして、非常に興味深い発言に繋がる。

町田さんは以前、演出家の方と話したエピソードを聞かせてくれました。
町田「その時に『君たちミュージシャンは楽だ』と言われたんです。僕が音楽をやっていた頃です」
富樫「なぜミュージシャンは楽だと?」
町田「音楽を聴きに来る観客は、一昨年も去年もライブで演った同じ曲をまた今年演奏しても喜んでくれるからいいなと。でも演劇は新作を出し続けなければ『去年やったのをまたやっている』と言われてしまう世界だと」

ハハハな御意見である。まぁ黒白つける必要はないと思うんだけど、20年ぐらい前は時々、安いチケットで上野あたりまでクラシック音楽を聴きに行って、そのあげく寝て帰ってきて、「よく眠れた~」と喜んでいた昔と、玉三郎の熊野で爆発的睡眠をした今はさほど変わらない。仁左衛門の保名もよく寝たなぁ、染五郎の文屋も寝た。でも、吉右衛門の関の扉は寝てませんよ、「吉右衛門=富十郎=魁春」は本当に素晴らしかった。「吉右衛門=染五郎=福助」も良かった。
 やはり寝ても元はとったと思わせる舞台芸術は、そうでないものより効率的だと思う。現代演劇は寝たら損失感しかないような、、、気がいたします、間違っているかもしれないけど。もちろん、現代演劇も嫌いじゃない、一年に一回ぐらいは見るし。

 町田康『告白』、ちょっと興味が出た。

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