« 朝日新聞:閉店の決断、太郎との別れ……「くいだおれ」女将に聞く | Main | Guns, drugs, and financial innovation (Dani Rodrik) »

Malthus was right for the whole of human history until his own time.

 クルーグマンがここでイギリスのデータを再発掘している。その次のポストでは、現況と70年代前半の「石油危機+食物危機」を利用しながら、今回の原因を探ろうとしている。金利低下の影響は、在庫積み上げによる売り控えにではなく、買占めに出ているのではないだろうか。もう少しよく考えないと(to self)。Econbrowserはこういう予言をしている。

Instead I believe that the price of oil, like the price of all the other storable commodities, and for that matter the dollar cost of a euro, is primarily responding to the Fed's decision to move the real interest rate strongly into negative territory.

But once again the Fed has a golden opportunity to prove me wrong. Fed funds futures prices currently reflect an expectation that the Fed will make one more cut to 2% at the meeting at the end of this month, and then stay there. Here's a prediction for you. If the Fed surprises the markets by holding steady at 2.25%, all those commodities will begin to crash within hours of the news.

 Farewell to Alms、きちんと読まないととあらためて感じる。現代のマルサス本(そして、evolution本であり、demography本)だからね。たしか、イギリスではよく働く金持ちがたくさん子供を産んだから、世間にはよく働く人々が増えて産業革命が実現したという、凄い解釈を示している本なのだ。

【追記】Garber and Weisbrod (1992) pp.509-512を読む。本書は、斉藤誠『金融技術の考え方使い方』第7章のエピグラムにも参照されている隠れた名著(bankingをマイクロから考える教科書であるFreixas and Rochet (1998)にも推奨文献として掲載されている)。もし、流動性が穀物市場に流れ込んで、とくに先物契約が先導して穀物価格が上がっているとしたら、それは買占めの可能性があることがわかった。在庫は無くてもよいのだ。付加的な疑問としては、なぜshortsellerよりfutures contract holderのほうが流動性がより多く持っているのかということ。ひょっとすると、痛めつけられた金融機関がshortsellerになれないという現況があるかもしれない。

【再追記】Krugmanはここで、先物契約が上がってもスポットとのarbitrageがあるので、やはりスポットの在庫が低いことが、買占め=バブル系仮説を打ち砕いているとしている。そういえばもう一つの仮説は寡占かな。しかし、この供給話も在庫を増やしていないといけないから。う~ん、technology expertは、インターネットや技術の発達により、従来の在庫データでは「現在の在庫」をとらえきれないと言うかも知れない。

 上記の買占めのメカニズムでは、在庫は少なくても起きるような気がします。要は契約になっているかということである。スポット市場のメカニズムを見る必要があるかもしれない。

|

« 朝日新聞:閉店の決断、太郎との別れ……「くいだおれ」女将に聞く | Main | Guns, drugs, and financial innovation (Dani Rodrik) »

Economics」カテゴリの記事

International Political Economy」カテゴリの記事

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




« 朝日新聞:閉店の決断、太郎との別れ……「くいだおれ」女将に聞く | Main | Guns, drugs, and financial innovation (Dani Rodrik) »