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This reminds me of the definition of "innocent fool"

福田首相のメールマガジンが配信されました。I'm sorry to say that this reminds me of an innocent fool.

 「なぜ民主党が合意できる人物を提案しなかったのか」とのご批判をいただきました。
  私は、民主党からご提案があれば、聞く耳は十分に持っているつもりです。しかし、色々な方が「個人」の意見は述べられますが、「党」の意見として、総裁にふさわしいと考える人物の名前が出されたことは一度もありません。
 具体的に、誰が「民主党が合意できる人物」か、手がかりもない以上、自分がベストだと信じる人を提案するしかない、というのが私の結論でした。
  「唯一正道を歩まん」とは、戦前、軍部と妥協することなく軍縮を進めた、濱口雄幸総理の言葉です。
  ただ空白を避けるため、当たり障りのない人物で政治的妥協を図ることはできたかもしれません。しかし、日銀総裁という、日本経済や国民生活に大きな影響を与えるポストだからこそ、逆に、人物本位を貫くべきだと考えました。

 御自分を濱口雄幸になぞえられるに際して、今回の人事が軍事政策ではなく、経済政策であることを念頭におくべきだったと思います。経済政策に際して、濱口雄幸は井上準之助を大蔵大臣にして、経済学から愚策だったと結論がくだされている旧平価での金解禁を行ないました。まさに、唯一正道を歩もうとして、人事を通じて経済失策をした濱口氏と同じ過ちをしたと御自分が勉強せずに言っているかのようです。この歴史に学ばず、学問に学ばないという態度こそ改めて欲しいものです。自分で学ぶ時間がなければ、世の中に経済学者はいくらでもいるのですから尋ねればいいんですよね。そういうことを言ってあげる人も周りにいないんですね。たぶん、御自分でメールマガジンの草稿を書いているんですね。スピーチ・ライターもいないんだなぁ。貧しい。
 安倍内閣が「お友達内閣」で、福田内閣は「お友達い内閣」だって政治評論家が言ってましたが、残念ながらそれを否定することができなさそうですね。
 振り返ってみて整理すると、小泉内閣は片手に竹中氏とpolicy intellectuals(経済財政諮問会議)、もう一方の手に財務省がいたのではないかと思います。そういう体制を組んで、自民党本体を敵にまわして「戦った」のでしょう。その後、自民党と妥協した安倍政権が参議院選挙で負け、竹中「一派」は自民党からも民主党からも嫌われました。自民党に支援された福田氏は残った財務省と一緒に仕事をしているわけです。
 日経(朝刊3月20日7面)に総裁空席までの内幕が書かれています。いやはやな感じです。


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