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『日本人のための英語』講談社

 『日本人のための英語』講談社、2001年。読みやすい。おそらく、これを最初に読むべきだったのだ。執筆中に著者は日本人の英語受容史を学び、その結果が1)歴史として『日本人に一番合った英語学習法』(2003年)、2)方法論として『英語達人塾』(2003年)、3)必要な文法書として『英文法の論理』(2007年)に結実したのだろう。さらに、1)は『日本人と英語』(2007年)に膨らみ、2)は実践テキストとして『英語達人読本』(2004年)に直線的に発展し、また初学者向けに『これが正しい!英語学習法』(2007年)に結実する。まだ、手に入れていない本はいくつかあるが手持ちでは以上のように便宜的に整理してみた。

 このほかプロ向きの本として、『英語の作法』(2000年)、編著の『英語の教え方学び方』(2003年)、『翻訳の作法』(2007年)がある。

 プロ向きの本を除くと、私が大人向けにもっとも良いと思ったのは『これが正しい!英語学習法』(2007年)であった。これを読んでからその上級編である『英語達人塾』(2003年)に挑んで挫折する(ほぼ定義上、達人は少ない)というのが私の正しい道であったであろう。『これが正しい!英語学習法』(2007年)から重要と私が思う部分を抜き出しておこう。

 むしろ私が深い喜びを感じたのは、英文学作品を読むことで英米、さらにはほかの英語圏の文化を理解することができたときであり、さらにその理解に基づいて自分たちの文化を考え直す機会を得たときです。

 私は経済を理解して研究して教えることに多くの時間を使っているので、上記を私風に若干修正してみよう。

 むしろ私が深い喜びを感じたのは、英語文書を読むことで英米、さらにはほかの英語圏の経済を理解することができたときであり、さらにその理解に基づいて自分たちの経済を考え直す機会を得たときです。

 こういうことが言えるようになる程度の英語ができるようになればいいのだ。これはどう考えても達人レベルの英語は必要としない。

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