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高知県金融経済懇談会における岩田副総裁講演要旨

 高知県金融経済懇談会における岩田副総裁講演要旨で興味深いのは6.交易条件悪化の影響であろう。企業の収益が圧迫され、賃金上昇が抑制されることにると述べている。2006年でGDPの2.7%というのだから、かなり大きな数字である。交易条件とはリアルの世界であり、相対価格の概念である。リアルの世界の不均衡は、現実にはノミナルの変数の変化によって達成される必要がある。

 なお、一般物価の話と貿易理論を結びつけた議論の悪例として、野口悠紀雄の「中国発デフレ説」がある。文献については、田中秀臣『経済論戦の読み方』p.137-139が詳しい。『日本経済 企業からの革命』に野口悠紀雄の試算が載っているらしい。

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