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IMFはどのようにほぼ破綻することになったか

 こういう卒論を読んでみたいシリーズ。もちろん、我がゼミ生に書けというのではない(好きなテーマをやればいいんです)。Martin Wolfの2月20日のop-edにRobert Wadeがコメントをつけていていた。

At the same time, the G7 is fractious and uncooperative – and has no viable way of incorporating China and other “emerging markets” into its forum (the “G7 + 5” formula is not viable). The IMF is nearly bankrupt and preoccupied with steering its way through big budget cuts. (赤字は私)

へぇ~っという感じです。たしかに国際通貨基金(IMF)の財政がかなり苦しいって話は聞いてたんですけど、もうFTのコメント欄にexpertがIMFは破たんしているみたいに軽く書ける状況になっちゃんたんですね。
 ということで、『国際通貨基金の倒産:国際金融アーキテクチャの現状と課題』みたいな卒論があってもいいですね。国際金融とか国際政治経済学のゼミで勉強している学生はこういうテーマで卒論を書くのはどうでしょうか。英語題も『The bankrupt IMF: Thinking Through the Architecture of International Financial System』てな感じでいかがでしょうか。
 そうですね、ブレトン・ウッズ体制設立の話(ケインズ対ホワイト論争⇒スキデルスキーとかを読んでね)、国際金融システムの話のメインはRobert Solomonの著作をまとめればいくらでも書けそうですね。そこで、国際通貨基金の役割を簡単に位置付けておく。そこで、国際通貨基金が破綻(破産?)しちゃうとどんな悪影響が出るか前だししておく。まぁ、不要って言う人もいると思うけど、まぁまぁ。
 そこで、金融機関の破綻とはどういう風に定義されるか考えて(信用組合を参考にしておきゃいいよね)、国際通貨基金のバランス・シートとインカム・ステートメントをにらんで、本当に「ほぼ破綻状態」か決めちゃう。ここで、健全なんてなっちゃうとずっこけるけどね。最後に、じゃぁどうするか、国際通貨基金の再建をするか、他のアーキテクチャを作るか、お勉強の成果で提言していただきたいものです。
 こういうお勉強のメリットはほとんど数学を必要としない。だから、真剣に英語を読む気があって、会計ができれば、まぁ誰でもできるでしょう。多少は、金融論の理解が必要ですが、それもミニマル。デメリットは数学を必要としない。だから、経済学をさらに勉強しようと思う人には不利なテーマでしょう。

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