幸田文『きもの』
幸田文『きもの』。ありし日の日本、90代の現実、80代はおそらく、70代はかろうじて覚えているかもしれない<日常生活の中の日本のきもの>を振り返ることができた。生地の種類がとにかくわからない。そして、細やかなTPO。デパートなどでよく見かける、同じような洋服を着ていらっしゃる母娘の方々に煎じて飲ませたい。60代以下は勉強しなければこういう知識は私同様に全くないことを確信し、こういう本に巡り合えたことを感謝するのみ。「日本」回帰になるのではなく、単に慎ましく控え目に、そして客観的に知っておくこと。
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