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2006暦年のGDP

内閣府発表、GDPデータ、10~12月期データが注目されている。

2006暦年のGDP
2006 暦年の実質GDP成長率は2.2%、名目GDP成長率は1.2%となった。2006 暦年のデフレーターの動向としては、GDPデフレーターが▲0.9%、国内需要デフレーターが▲0.0%となった。内外需別の寄与度でみると、実質の内需が1.4%、外需が0.8%となった。また名目の内需が1.3%、外需が▲0.1%となった。

 さて、注目すべきはFiscal Year(年度)で実質GDP成長率がどうなるかだ。日銀政策会合の予測(「経済・物価情勢の展望」)では、大勢見通しで2.3%~2.5%、全員でも2.2%~2.5%であった。私の手計算では、もし2007年1~3月期で0%成長でも、2006年度は2.8%成長となるはず。つまり、上ブレである(要確認)。金融政策として重要なのは、この成長の源泉である。インフレが見えずに成長しているとは、ひょっとして生産性が上がっているのかもしれない。とすれば、引き締めをしないのが正しいが、、、。このあたりを、たしかウッドワードのマエストロは叙述していたなぁ(memo to self)。

【補足】確認しました。やはりちゃんとデータを見ないと駄目です。自戒をこめて、上記は残しておきますけど、通常、10~12月期(4Q)から1~3月期(1Q)にはGDPは落ちるんですね。2月って28日しかないんですよ。だいたい前期比で3.5%ぐらい落ちるのがここ3年の平均。ということで、今年も3.5%落ちるとすれば、年度GDPの2006年度の成長率は、1.9%。おそらくは、今年は暖冬の消費伸び悩みも出てくるでしょうし(在庫投資に反映されちゃうかな?)、景気は小さい踊り場なんだと思うのですけど、それも加味すると、大勢見通しの下限である2.3%を割り込むということになり、これは金利引き上げはできません。もしやると、年度GDPデータが揃ったところで、見通しを誤っているのに、forward-lookingでシナリオ通りとして金利を上げたとcrediblityが下がります。それは避けたほうがいいでしょう。

【疑問】しかし、2月の金利上げを予測したエコノミストが多いというが、10~12月期のGDPについては多くのシンクタンクの予想が下回ったという。上記のback-of-the-envelope計算からすると、金利上げを予想していたとすれば、GDP予想については上向きに外れないといけないと思うのだが、、、私の計算が誤りなのか、それとも、職業エコノミストが分裂症なのか、、、。要検討。

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