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玄田有史『働く過剰』

475714103309_aa240_sclzzzzzzz_ 玄田有史『働く過剰』NTT出版。
 前半は労働経済学の実証をするのであれば必要なデータへのやさしいマニュアルとも読める。これを自分で後確認しながらエクセルで図表を作っていけばよい。
 後半は、筆者の経験・体験・インタビューに基づいた「働くこと」論。
 以下はmemo to self。pp.219-221: 自分の力で生活費を稼ぐ力をつけることを目的とする共同生活の主宰者は、「たくさん失敗する」体験を積むことが共同生活でとくに重要だと考えている。このことは、安藤忠雄『連戦連敗』と通じている。両極端で同じことが説かれているとすれば、その中間でも説いてもまぁ大丈夫だろう。p.241: 筆者の「コミュニケーション能力」論、聞く力が大事だと説いているが、実際にはどうやって聞く力を見せるのかというところまで落とし込む必要があり、例えば、相手が話題を決める会話をしなさい、というところが当面の案。pp.250-251: 教育における8割2割ルール。8割は自主性、2割は外からの方向付け、という。これはなかなか面白い。1日24時間のうち8時間睡眠として、16時間×7日=112時間。そのうち2割とは22.4時間。もし、大学生が一学期に20単位ぐらいとろうとすると、20単位×1.5時間=30時間。つまり、方向付けをする授業だけでは駄目ということになる。

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