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中島隆信『障害者の経済学』

449231359109_bo2204203200_pisitbdp500arr 中島隆信『障害者の経済学』東洋経済新報社。全く知らない分野なのでとても勉強になった。経済制度を『転ばぬ先の杖』型と、『案ずるより産むが易し』型に分け、上手に話を進めている。

 『福祉政策が脱施設化と地域移行という流れに大きく舵をきった現在、障害者というさまざまな特性を持った人々を暮らしと就労の場でうまく受け入れるような仕組みをつくらなければならなくなった。このとき、行政が事前に完璧な準備をしておこうとすると政策転換に失敗するだろう。』

 ということは、国民も政府に完璧な準備をすることを求めてはいけないということになる。ただし、『案ずるより産むが易し』型は事後のモニタリングが重要で、それには市民の役割が重要なのだということをpp.42-43はわかりやすく指摘している。良書だと思う。

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