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嶋中雄二『すでに後退局面の可能性』

 日本経済新聞2007年2月7日朝刊27面経済教室、嶋中雄二『すでに後退局面の可能性』。

 先行指数のHDIが昨年12月時点で20%まで低下していることも重要だ。(中略)過去は、先行HDIが33%まで下がりながら、景気後退でなく踊り場で済んだケースが二回(94-95年と04-05年)あったとはいえ、20%まで下がって景気後退にならなかったことは一回もない。

 なお、2月10日日経朝刊19面の大機小機(童)はトホホの内容だ。第一に、内部資金であれ外部資金であれ費用は前者では金利の機会費用、後者では金利がかかるので、その意味では資金源としてはどちらでも良いので、投資が低金利に反応したという仮説を消していない。第二に、デフレは圧倒的に貨幣的現象だろう。金融政策は潜在成長率を上げようとする成長戦略においては補助的役割を担うが、景気変動を小さくするという意味で重要な支援になる。

070210_998405t  興味深いのは、前回の決定会合からのTOPIXの動きである。ほとんど横ばいである。為替レートの円安傾向にも関わらず、上ぶれしなかったのは、やはり先行きにそれを打ち消す景気後退要因を読み込んでいるからではないのか。東証一部全銘柄のPERは前記基準で22.58、予想で22.11。PBRが2.02なので、ROEは9%なのか。長期金利(国債10年もの)は1.69%。

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