『引窓』
コピー用のCD-Rが足りなくなったので有楽町に出て購入、超安値のDVDを見つけたので数枚購入、文化的な気分になったのでEBでYシャツ2枚買って、CDを買い出す。この内容については後述。文化的な気分はさらに募り、『引窓』を幕見で鑑賞。田之助、最高。魁春、素晴らしい。菊五郎、とてもよろし。左団次、よし。
とてもいいものを見せてもらいました。世話物なので涙も流れましたが、この良さを表現するのは難しいですね。つまり、様式というのがあって、様式を演じるということは自然とオーバーな演技になることで、出演者はオーバーに演じているわけですが、そのオーバーさが波長が合うことによって自然になり、そこで感情のうねりが発生し、感情を揺さぶるということでしょうか。
うぅん、説明いわく難しいね。とにかく、たった900円で人間国宝二人っていうのはお得じゃない?
CDは、昨日に友人から薦めてもらったJoni MitchelのShadows and Light、ラジオで流れて買うことにした安藤優子の『さみしがり屋の言葉達』、Diana KrallのLive in Paris、前に買おうと思っていたMotown Remixed、そして、Pat Metheny Groupの『想い出のサン・ロレンツォ』。
Shadows and Light、素晴らしいね。Joni Mitchelってほとんど聞きませんでしたが、こういう風に巡りあえて嬉しいですね。Diana Krall、歌はめちゃうま。安藤優子さん、今度はアルバムを聞いてみることにしますが、どのくらい持久力(つまり、信念の強さ)があるかしら。70年代末の吉田美奈子サウンドと若干通ずるオーラがある気がします。
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Comments
Shadows and Light、お気に召したようで何よりでした。この頃のJ.Mitchelはほんとに輝いてます。才気煥発のCourt and Spark,音が実に夜っぽいMingusもいいですよ。音楽つながりで、最近出た『素数の音楽』(新潮社)という本、CDかけながら週末ずっと読んでましたが、実に面白い本でした。
かき慎、次回行くことがあったらぜひ深川飯(600円)を。絶妙です。
Posted by: YN | 2005.10.10 11:50 PM