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今日は火曜日だった。

 9時半到着、5分電車が遅れて焦って1時限。2時限は学生とミーティング、昼飯はそば(のために後に腹が減って苦しむ)。昼休みはゼミ連。3時限は学生とミーティング。皆様お疲れ様。その後、N先生、R先生、A先生などとちょっと会話。学生訪問。ちょっとメール書いて帰宅。夕飯はパスタとサラダ。明日も元気に行こう、オォゥ!。

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今日はまた月曜日。

 行きは昨日に引き続き、吉本佳生『金融広告を読め:どれが当たりで、どれがハズレか』(光文社新書、2005年)を速読、ほとんど読み切り。あらためて良書だと感じる。学校到着9時半、雑務。2時限授業、配布物多し。その後、雑務、昼飯はカレーライス。4時限は授業、う~む、授業がうまく行っているのか不明。学生質問、雑務、授業準備などなど。帰りはポトポト雨。8時5分の快速はK先生と偶然一緒、いろいろと教わること多し。帰宅して、昨日ビデオにとった『情熱大陸』原武史(政治学者)の回を見る。14年前にはアルバイト先で一緒だった、といっても当方は電話番、あちらはすでに書き手でした。いやぁ全く変わっていない原さんでした。

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今日は日曜日。

 行きの電車はこれを半分ぐらい速読、良書。9時半学校到着、授業準備。昼飯はおにぎりとおいなり。夏のスペイン語シラバス作り。雑務を半分。疲れたところでTさん、Kさん訪問。しばし歓談。駅まで送ってもらうと、ゼミ生のMさんと遭遇、なぜかビックリ。帰宅の電車は半分眠り、半分はこれを読む。さすが名著。

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ミリオンダラー・ベイビー(Million Dollar Baby)

th-MDD-3167 映画を観て、こんなに涙を流したことはありません。このストーリー、この出演陣、この映像、この緊迫感、そして現代性、同時代性。このような映画と出会えることは幸福以外のなにものでもありません。あえて不満をつけるとすれば、戸田奈津子女史による日本語字幕のぎこちなさでしょうか。でも、大丈夫、映像の限りない強靭さと、ストーリーの構成力は私を救う。

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今日は金曜日。

 朝はちょいと授業準備、昼に西へ。昼飯はまたもや、ヤキソバ+お好み焼き。授業。帰りに散髪。帰宅してサッカー敗戦、ヤレヤレ。お願いしますよ~。

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今日は木曜日。

 9時半出勤、授業準備+雑務、2時限授業、ちょっと強面だったかも、反省。昼休みは雑務+ちょっと読書。これはとても面白そう、来年度の授業にでも使ってみるかな、ハハハ。会議。学生訪問。全力を出せ。8時5分の快速。帰ってケビン・ベーコンを見てしまう。ちょっと作業してビール。おやすみ。

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昨日は火曜日。

 いつのまにか0時越えして未明になってしまった。とにもかくにも書いておこう。

 9時半学校到着、1時限はりきるが、まだ声はちょっと変。2時限から学生とミーティング、健康診断のために昼飯が食べれず、気性が荒くなる。雑務、昼休みをこえて学生とミーティング、そして健康診断。やっと昼飯はそばとおにぎり。学生訪問2件。就活みんな励め。授業準備。8時5分の電車、基本的に睡眠。雨。夜ご飯は豚の生姜焼きでキャベツを腹一杯食べるという健康メニュー。机に向かったら0時越え。おやすみ。

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今日は月曜日。

 9時半到着。雑務後、2時限授業、多少声が割れる。また雑務後、昼飯は定食。さらに雑務後、4時限授業、また声が割れてしまった。聞こえにくかったらごめんね。さらに雑務して、8時5分の電車で帰宅、ちょっとうつらうつら。夕飯後の話題はレッサー・パンダ(横浜には立って歩くやつがいるらしい)。明日は健康診断だ。

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日経ビジネス5月23日

 今日は風邪を治すために安静の一日。日経ビジネス5月23日号をパラパラとめくっていると、「時流超流」コラムに『東京~大阪3900円、格安高速バスの実態:列車と同じコスト優先』という記事が目に留まる。なんでも、旅行会社がバス会社からバスをチャーターし、ツアーとして旅行会社がチケットを販売して、実質上は路線バスと変わらない運行をしているとのこと。但し、低価格を実現するために労働条件がきついという。2000年2月の道路運送法改正で新規参入が容易になったのが遠因としている。こういう報道が出ることによって、厳しい労働条件が緩和されるといいのだが。

 なお、特集の「ホリエモンと愉快な仲間たち:世代飛ばしの破壊力」は読ませるし、「戦略、事業再生」コラムの『プラス:アスクル流で家具も売る』も興味深い。『日経ビジネスを普段から読む人』と『日経ビジネスを読まない人』の情報量と質の差は、これからさらに拡大するのではなかろうか。しばしば、この手の雑誌として、週刊東洋経済や週刊ダイヤモンドがあげられることが多いが、実はかなり違うように思われる。いつか真面目に考えてみよう。ちなみに私の購読紙は日本経済新聞、その他インターネットで購読している新聞はWall Street JournalとFinancial Times。New York Times、Washington Post、The Herald (Miami Herald)も適宜読むよ。ついでに購読雑誌は日経ビジネスのほかに、図書、Linkclub Newsletterです。

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ちょっと風邪気味

 ちょっと風邪気味。されど、車引、芋掘長者、髪結新三、いとよろし。

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Donald L. Kohn on "Modeling Inflation"

FED's Donald L. Kohn presented on "Modeling Inflation: A Policymaker’s Perspective". It is a short essay and looks easy to read.

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Some Resources in English for Japanese economy watchers (tentative)

Some Resources in English for Japanese economy watchers (tentative)


1. Cabinet Office:
http://www.cao.go.jp/index-e.html

1.1 ANNUAL REPORT ON JAPANESE ECONOMY AND PUBLIC FINANCE

1.2 Monthly Economic Report
http://www5.cao.go.jp/keizai3/getsurei-e/index-e.html

1.3 Economy Watchers Survey
http://www5.cao.go.jp/keizai3/watcher-e/index-e.html

2. Council on Economic and Fiscal Policy:
http://www.keizai-shimon.go.jp/english/index.html

2.1 Basic Policies for Economic and Fiscal Policy Management and Structural Reform
2.2 Japan's 21st Century Vision

3. Bank of Japan:
http://www.boj.or.jp/en/index.htm

3.1 Monthly Report of Recent Economic and Financial Developments
3.2 Outlook for Economic Activity and Prices
3.3 Flow of Funds
http://www.boj.or.jp/en/stat/stat_f.htm


4. The Portal Site of Statistical Data in Japan
http://portal.stat.go.jp/Pubstat/topE.html

5. Economic and Social Research Institute, Cabinet Office, Government of Japan
http://www.esri.cao.go.jp/index-e.html

5.1 System of National Accounts
5.2 Business Statistics


6. Statitics Bureau, Ministry of Internal Affairs and Communication
http://www.stat.go.jp/english/data/index.htm

6.1 Consumer Price Index
http://www.stat.go.jp/english/data/cpi/index.htm

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今日は金曜日。

26837 午前中は授業準備、午後は西に行って授業、帰りは友人と打ち合わせ。帰宅してまた授業準備。ちょっと風邪気味だからさっさと就寝。写真は友人が執筆した『決定盤 ボサ・ノヴァCD100選』。ご関心のある皆様にはよろしく。きれいなリオの写真です。

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今日は木曜日。

 9時半到着。メール・チェック等。2時限授業、声が枯れてハスキー・ボイス。昼飯はランチ。3時から5時間会議。あぁ疲れた。帰りはH先生、T先生、K先生とたまたま一緒。英語を頑張ろう!

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昨日は水曜日。

 9時半到着、授業準備、昼飯はランチ(たしかカツ付)。N先生とお話、授業はゼミ3連続。1年生は来週から本格化。4年生は引き続き。3年生はスピード・アップ。ゼミ・コンパは盛り上がった(と思う)。参加できなかった方は次回に期待。では、おやすみ。

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安達政司『デフレは終わるのか』速読

 安達政司『デフレは終わるのか』(東洋経済新聞社、2005年)を超速読。いささか理解しにくいところ、causalityは逆なのではないかとの印象をもったところ、など少々あれども、包括的な捉え方で証券会社エコノミストの考え方を知るのに良い本であった。とくに第7章の金融政策について『円高シンドローム』が克服できるかという章は勉強になった。

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今日は火曜日。

 8時半到着。授業準備。1時限授業。2時限は学生とミーティング、昼休みは会議。3時限も学生と懇談、訪問学生もあり。ちょいと雑務。そして帰宅の電車は半眠り。

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今日は月曜日。

 9時半出勤、A先生と一緒。2時限まぁまぁのペース。昼休みは説明会に出席。昼飯は大盛カレー。4時限は大講義室。多少の雑務と授業準備。帰りはちょっと睡眠。夕飯はご飯・焼き魚・豆腐・サラダ・炒め物等々。おやすみ。

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日経ビジネス5月16日号

 伊藤勝康リゾートトラスト社長のコメント: 『会員からのクレームは「客層を揃えてほしい」というものが多い。だから、超高級な「サンクチュアリ・ヴィラ」やペットと泊まれる「ドギー・ヴィラ」など新しいセグメントを作りました。』(p.47)客層を揃えないと会員はどういう不満があるのでしょうか?

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観劇感激

 義経千本桜、鷺娘、研辰を鑑賞。菊五郎、玉三郎、勘三郎を堪能。目の保養でした。元気をいただきました、なんて御爺さんみたいな発言、ハハハ。

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<不定期刊行>私も太鼓判のコーナー

B000002952 Gloria EstefanのMi Tierraです。Miami Sound MachineのボーカルとしてCongaや1,2,3、ソロになっても数々のヒット曲を出しているキューバ系アメリカ人のグロリア・エステファンが、1993年に本格的にキューバ音楽に挑戦したというアルバムです。あまりアクが強くないので、非常にお気楽に聴けるところが自分に合うところもありますし、何しろ演奏がきれいで上手い。ここで演奏されているようなキューバ音楽を総称してソン(son)というのだと思いますが、MamboやSalsaと共通するラテン音楽の独特のグルーブがあり、陶酔感があります。ラテン音楽には色々な入り口があるかと思いますが、確実にこれもその一つです。たしか調査旅行でワシントンDCに行ったときに現地のTower Recordsで買ったんだと記憶してます。

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<不定期刊行>私も太鼓判のコーナー

B000002NW2 Patsy ClineのShowcaseです。私の最も好きなカントリー・ミュージック曲は、このCDにも収められているCrazyです。実は、今日までこの曲の作者がWillie Nelsonであることを知りませんでした。失敬。ということで、これを近々には購入しようと思ってます。じつは午前中は竹内まりやをちょこっと聴いていて、このひとはカントリー歌手だと認識しました。そこで、カントリー・ミュージック・ナイトになっているわけです。

 大学2年に大韓航空の成田―LA往復チケットを買って、メキシコ・シティまでバス一人旅をしました。途中グアナフアトという都市に立ち寄って、ぶらぶら歩いていると町の公会堂で映画をやっているとのこと。観に行くと、なんとアメリカ映画、それも全く知らないPatsy Clineというカントリー歌手の伝記映画でした。喉自慢で優勝して、カントリー歌手になったけど、ちょっと人生にunhappyなところもあり、そのうちに飛行機事故で死んでしまうという悲しい映画でした。映画でかかる彼女のヒット曲のなかで、特に心に残ったのがCrazyというわけです。旅行では最終目的地のメキシコ・シティで泊まったYMCAで宿泊者たちと週末にバスでピラミッド見物に行ったことも楽しい思い出の一つでした。Have a nice weekend!

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今日は何をしたんだっけ

 9時半到着。スライド作成。昼飯は定食。ちょっとN先生とお話。会議。面接。片付け。A先生とT先生とちょっと飲み。帰りはM先生も一緒だった。

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勉強会のすすめとやり方

 昨日に三年生のゼミにおいて、「勉強会をやって実力をつけなさい」と申し上げたので、簡単にその理由とやり方をメモしておく。勉強会がもっとも効果があると思われるのは、次の二つの条件が存在しているときである。1)ある学問体系において初級から上級まで配置されたスタンダードな教科書群がある、2)それらの教科書群に応じた講義や授業が十分に存在していない。
 勉強会の中身としては次の3点が重要である:A)レジュメを配って発表をする;B)教科書の該当部分を徹底的に検討する;C)参加者全員で十分に理解する。この三つに留意すれば、充実した勉強会が運営できる。
 では、勉強会の運営方法を簡潔にメモしておこう。第一に、参加者を集める、決める、お互いに連絡先を交換する。第二に、勉強会の日取りと集合場所を決める、通常は週に一回何曜日の何時にどこの場所でと決める。第三に、教科書を決める、このときには簡単すぎてもいけないが、難しすぎてもいけない。第四に、各回の担当者を決める、とにかく第一回の担当者は決めないといけない。第五に、担当者は、レジュメ(要約+重要部分の解説)を作り、それを人数分コピーする。第六に、勉強会では、担当者が発表する、参加者は質問をして、議論をする。第七に、次回の担当者が決まっていない場合には決める。以上である。勉強会を始めることを奨励するとともに、皆さんの健闘を祈る。

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今日は何をしたんだっけ。

 9時半出勤。授業準備、学生訪問・激励。昼飯はオムライス。ゼミ3連チャン:1年生はそろそろ本格化、4年生はこつこつ、3年生はまだウォーミング・アップ状態、そろそろエンジンかけるかな。授業後は名簿作り等々。帰宅電車はうつらうつら。明日もしまっていこう。

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"A Mind of His Own"を読んだ

 午前9時半到着、1時限授業、2時限学生とミーティング・昼飯。昼休み本番。3時限以降、学生と作業や懇談。帰りは、友人が教えてくれたジョン・ケネス・ガルブレイス伝記に対する書評を読む。

 ガルブレイスと言えば、大学一年のときに英語のK畑先生の授業のテキストだった。あれはたしか『不確実性の時代』ではなかったろうか。我々は大半が経済学部に進むクラスであったから、テキスト選択はK畑先生の温情であったに違いない。しかし、我々学生は、「しめた!この本には翻訳がある」と翻訳本をコピーして、授業にはコピーを持ち込んで、授業を受けていたものであった。成績はどうだったか覚えていない。その後、たしか2年生のときに古本で『ゆたかな社会』を読んだが、よくわかった気はしていない。その後は、たしかガルブレイスが書いた中米の独裁者の小説を読んだ気がする(ちょっと記憶は定かではない)。思い出話はそのくらいにしておいて、興味深い書評であった。

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何をしたっけ、今日は?

 9時30分到着。雑務。2時限授業。3時限に学生と作業。4時限授業。その後、学生と作業。マークシートの整理はなかなか好調。電車は沈睡。おやすみ~。

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職種と企業

 磯田道史『武士の家計簿:「加賀藩御算用者」の幕末維新』(新潮選書、2003年)を読了した。非常に良い本である。元になった家計簿は1842年から1879年まで続いているというので、ヒューバー(Richard Huber)の古典的な研究である"Effect on Prices of Japan's Entry into World Commerce after 1858"(JPE, 1971)の対象年と重なっているような気がする(要チェック)。とすると、一家計の視点から、もう一度、この重要な時期を再検討できるということになろう。

 また、こういう指摘を磯田氏はしている。これが今回のタイトルと関係している。

 思うに、江戸時代の猪山家は、由緒家柄を重んじる藩組織のなかで蔑まれ続けてきた。ソロバン役という「賤業」についていたからである。ところが幕藩社会が崩壊し、近代社会になると、この「賤しい技術」こそが渇望され重視されるようになった。由緒や家柄は藩内でのみ通用する価値である。藩という組織が消滅すれば、もう意味がなくなる。しかし、猪山家の会計技術は藩という組織の外でも通用する技術であった。この違いが猪山家を「年収三千六百万円」にし、由緒だけに頼って生きてきた士族を「年収一五〇万円」にした。

 毎年、こういう相談が学生からある。『私の内定した(or就活している)企業が買収されるかもしれないんですが、どうしましょう?』どうしましょうってなによ?とこちらが聞きたいところだが、まぁそう剣呑になってもいけない。もう10年ぐらい前のことであるが、就職か就社か?と言われていた時期があった。もう最近では言われなくなったようですが、まぁ今でも使える二項対立です。つまり、就職活動とは、<職に就くための活動>であって、その手段として会社に入る、ということになっている。まぁ一人で職が営めれば一人でやってもいいのだが、企業は往々にして効率がかなり高い、入れば経験も積める、そこで会社に入って、自分の職における能力を高めていこうというのである。当初の質問に戻ると、買収によって貴方の欲する職種が消滅するかが問題であろう。どんな暖簾をかけていても、志望する職種があるのであれば、当面は(つまりは3年ぐらいは)経験を積めるということになる。もちろん、買収によって企業のリストラクチュアリングが行われ、希望する職種がアウトソーシングにより無くなってしまう可能性もある。そうなるともう少し考えたほうがいいかもしれない。でも、その可能性はコングロマリットや総合商社にでも入らなければ一般に小さい。まぁそういうことも考えると、愛社精神nearly equal to愛職精神と考えてもおい。

 ところが、世の中にはより悲惨なことがある。政治変化や技術革新や生活の変化によって、該当する職種が消滅してしまうことがあるのである。上記の引用は、明治維新により藩が無くなり、武士という身分がなくなったときのことである。もしくは、「どこでもドア」が開発されたときの輸送業の運命を考えたらよいだろう。新幹線も飛行機も不要になり、当然、そういう業種そのものが、そして職種も消滅していくことになる。これは多少は考えておいても悪くないことだ(より身近な例としては、伊藤元重『ビジネス・エコノミクス』のタクシーの運転手の例を見よ)。

 ここまで考えてきたことは職種に応じた技術習得の選択の問題とも関わっています。7,8年ほど前であったかと思いますが、某長期信用銀行にお勤めの方と、メーリング・リスト上で意見がすれ違ったことがあります。たまたま、<あまり意味がない仕事技術>というお題だったかと思いますが、私が冗談交じりにあげたのは「会社の社内電話番号簿を全て覚える」というものでした。この技術は、該当企業が安定的に存在している場合には強い効力を発揮する場合がありますが、該当企業が消滅すると同時に(その企業を研究している研究者以外には)ほぼ不要になります。そういう例として挙げてみたのですが、某長期信用銀行にお勤めの方は「それは凄い技術である」と指摘され、私のポイントは理解してもらえませんでした。(お会いしたことはありませんが、ご意見を伺う限り)その方は社内電話番号簿を全て覚えるような人ではありませんでしたが、某長期信用銀行は2000年に新○銀行と名前を変えてしまいました。

 さて、覚えるということで最後にもう一つ。ロンドンには未だ行ったことがない(ちょっと恥ずかしい!)のですが、ロンドンのタクシー運転手になるためには、ロンドンの全ての通りの名前と位置を覚えないといけないそうです(ホテルとレストランの名前と位置も覚える必要があるらしい)。この場合、ロンドンの全ての通りを覚える技術は、ロンドンが存在し続ける限り(そして、「どこでもドア」が開発されなければ)、価値があるということです。そしてその可能性は高い。さらには、素人タクシーを排除して、タクシーを一定数に制限することによって、タクシー・サービスの質を確保し、ひいては道路の混雑を多少は緩和することもできるのだろう。もちろん、タクシー運転手によるカルテルの側面もあるのだろうけれど。

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読書三昧

 50冊ほど文庫を持って近くのBook Offへ。950円でしたが、それを遥かに上回る買い物。ウォーレン・クロマティ=ロバート・ホワイティング『さらばサムライ野球』(講談社、1991年)は腹を抱えて笑い転げるほど可笑しい。たとえば、こんな感じである(もちろんちっとも可笑しくなくても、私のユーモア感覚が変なのだと思って欲しい)。

 試合が終わると、遠征に来ているガイジン選手と飲みに行く。(中略)俺たちの愚痴はとめどがない。(中略)この夜の嘆きのテーマは「やる気を失わずに日本でプレーすることの難しさ」だった。なにしろ制約が多すぎる。近鉄バッファローズで三年間プレーした黒人筋肉マン、機関銃みたいによくしゃべるデービスが、スライディングについて文句を言う――ダブルプレーを阻止しようと激しいスライディングをすると、日本人から総スカンを食う。大リーガーらしい果敢なプレーをすれば、汚い奴だと罵られる――。
 日本であまりに長くプレーしていると、いつの間にか”日本化”されてしまう、とデービスは嘆く。アメリカでは恥ずかしくてとてもやれないような行為を、知らず知らずのうちにやっている。たとえば最近、三点差で負けていた試合の九回ワンナウトで、用具担当者がいそいそと荷物を片づけだした。選手たちも手伝い始めた。ふと気がついたらデービス自身も手伝っていたという。(後略)

 黒人筋肉マンのデービスが日本人の用具係と混じって、知らず知らず用具を片づけているという光景は、ほとんどコントのようではないか。

 次に読んでいる本は、これも昔から狙っていた磯田道史『武士の家計簿:「加賀藩御算用者」の幕末維新』(新潮選書、2003年)である。これも読み始めたばかりだが面白い。たとえば、「算術から身分制度がくずれる」という記述がある。算術は近代社会の根幹である近代官僚制に必要な技術であるが、生まれつき算術というのはできるわけではない。そこで、「個人能力による試験選抜」が必要になる。ところが、試験をやると身分制度は崩れるのだ。ヨーロッパで初めにこれが起きたのは、「大砲と地図」がかかわる部署であったという。フランスでもドイツでも、軍の将校といえば貴族出身と相場が決まっていたが、砲兵将校や工兵、地図作成の幕僚に関しては、そうではなかったというのだ。ワクワクするほど面白い。

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<不定期刊行>私も太鼓判のコーナー

B000000OTE パット・メセニーの『The Road to You: Recorded Live in Europe』です。Amazon.co.jpの説明によれば、1991年のヨーロッパ・ツアーの模様を収めたものとなっていますが、手持ちのCDには1991年のクレジットはありませんでした。CDのリリースは1993年。パット・メセニーのジャンルは、ジャズとかフュージョンとかになるでしょうが、とにかくギター好きが気持ちいい音楽をやっていることに尽きるでしょう。このライブ盤からはコンサート会場の開放感、観客のわくわくした気持ちも伝わってきます。そして、Pat Methenyのギター、バックの力強いサポート、特に、ブラジル人プレーヤーたちの躍動感が素晴らしい。これから梅雨までの晴れた日(の夕方)にお勧めの一枚です。私は1996-97年の米国滞在時に巡り合いました。

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今日は何をしたかというと

 7時前に起床、11時頃に出発、西へ。昼飯は焼きそば+お好み焼き。授業は休みの谷間であったが成立。帰途に修理完了したコンピューターを受け取り帰宅。やはりA4版のディスプレーは広いし大きい。やはり保証をかけておいて良かった安堵(かけていなかったら12万円も払わなければならなかったのだ、ゾゾゾ)。TVにて久しぶりに野球観戦。どうも西口がタイムリーを打ったらしい、ハハハ。

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映画『バッド・エデュケーション』

foto_03 旅行に行く前に映画『バッド・エデュケーション』を観ていたのだった。Hable con ella(英語題:Talk to her)はかなりヒットしたけど、元々のアルモドバル監督ファンには、あの、あの、愛のドロドロ路線に戻って欲しいという感じがあったかと思う。そういう濃いファンも唸らせるような映画でした。中程度の濃さのファンである私にとってもMala educacionはHable con ellaよりも、「もう一度観たい感」が大きいです。シーンそれぞれが絵画になっているような気がしてます。さて、興味深いことに、従来からこの手の映画に多く集まっていた(俺にもよくわからんけど、君たちには絶対この世界はわからないはずよ的な)女の子たちが少なく、男性が6割がたを占めるという観客の構成になっていました。着実に普通の国になりつつある日本(もしくは東京)を実感したことでもありました。

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<不定期刊行>私も太鼓判のコーナー

B00000K1GZ マービン・ゲイのLive at the London Palladiumである。司会の『It's showtime, ladies and gentlemen. Ladies and Gentlemen, London Palladium proudly presents star of the show, get it on the soul, Mr. Marvin Gaye!』の紹介と共に始まる、1976年10月3日ロンドンでの圧倒のライブである。1960年代の数々のデュエットでのヒット曲も聴けるし、1970年代のWhat's going onやLet's get it onというシンガー・ソング・ライターとしての名曲も聴ける。おまけとしては、早口言葉やsing-alongというsoul singer特有のステージ・パフォーマンスも楽しめる。最後に入っているスタジオ録音のGot to give it upもカッコいい。

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ロナルド・ドーア本、一読。

 ロナルド・ドーア本を一読した。興味深い点はいくつもあったが、そのうちの一つを長めに引用しておく。

 外部労働市場で安い労働力を調達して常時の人件費を節約し、それを調整可能なコストにするからこそ、中核社員を優遇できるともいえます。つまり、配分効率と生産性効率はトレード・オフ関係にあるのではなく、相互補完的関係にあるということになります。  以上の論法に沿って、アメリカの労働経済学者が、もっとも熱心に従業員を引き込み、また引き抜かれないための対策を講じる会社は、同時に非正規労働者を多く使うだろうという仮説を立てました。引き込み政策として、チームワーク、訓練のためのジョブ・ローテーション、相場より高い賃金、利益配分制度などをあげました。そして、非正規労働者比率のほかに、離入職率も計算しました。しかし、三者の間の相関関係をいろいろ調べてみても、仮説をはっきり裏付ける結果は出ませんでした。  つまり、中核従業員を大事に考え、なるべく逃さないようにする人事政策と、外部労働市場をフルに使おうとする人事政策は別なものなのです。いわば、両者は別な世界観に根を張っています。(pp. 98-99)

 おそらく、アメリカの経済学者が行なったという実証研究は、米国企業についてのものだと思うが、日本企業において行なったらどうであろうか。相関関係が出ないとすれば、極めて興味深い。元々のNBER working paperまで戻って検討する必要がある。このほか、例えば、労働者全て(ストック)を調べるのではなく、新規雇用者(フロー)だけ調べたらどうだろうか。

 もう一箇所、抜書きしておく。

 (19世紀イギリスの)中産階級の「公正さ」の概念をどう規定するかというと、フランス革命の有名なスローガン――自由、平等、博愛――を使った方が簡単かもしれません。fraterniteは日本ではふつう「博愛」と訳されていますが、共同体を想定する言葉であって、より正確に「兄弟的連帯意識」と訳すべきだと思います。ともかく、どうしてもトレード・オフ関係にある、「自由」対「平等」あるいは「兄弟的連帯」の間で、公正さを確保するには、バランスを後者の方に傾かせなければならない。そういう思潮を「金持ちの良心」と要約できます。(p.127)

 <「自由」対「平等」あるいは「兄弟的連帯」にはどうしてもトレード・オフ関係がある>という命題には必ずしも賛成しかねるが、そういう意見があることは承知できる。それよりも、fraterniteの意味と訳である。思えば、米国のエリート大学では学生の秘密クラブが存在し、それを総称してfraternityというのであるが、どうしても「博愛」という言葉と結びつかなかった。これが「兄弟的連帯」であればよくわかる。つまり、義兄弟制度なのだ。義兄弟には血を分けた本当の兄弟よりも強い絆がある場合がある。日本人のある世代に見られる、旧制高校に対する愛の大部分がfraternityに対する憧れであるともまとめることができるだろうか。関連した脱線であるが、政治家鳩山兄が提唱した「友愛」というスローガンもこの「兄弟的連帯」であり、当時の民主党のモメンタム(共同体的なものの打破)とは全く親近性がなかったことは明白であろう。

 もう一つ蛇足。発展途上国の工業化についての名著として末廣昭『キャッチアップ型工業化論―アジア経済の軌跡と展望』は素晴らしい教科書であるが、この本の労働市場から教育に繋がる部分は社会学のIndustrial Relationsから大きく影響を受けていることに改めて気がついた。自分へのメモでした。

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旅行に行きました

CIMG0059CIMG0060 コンピューターから離れて旅行に行きました。ではクイズです。この左横の写真の山はどこでしょうか。わかるかなぁ?温泉にも行きました。温泉の写真(右横)も載せてみましょう。

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ロナルド・ドーアの偉さ

 色々と読み散らかしているが、ロナルド・ドーア『働くということ:グローバル化と労働の新しい意味』(中公新書)も読んでいる。なんというか、社会学というのは、センスで商売する職人芸だという気がしてしまう。良い本であるが、「働くことって私にはどんな意味があるのだろう?」などと自問自答している人が解答を求める本では全く無い、お門違いである。働くことには世の中でどういう意味がもたされているのか、という極めて評論家的な関心がある人々にとっては名著である。そういうことは他人のお世話だという人には読む必要は全く無い。

 10年ぐらい前に一橋大学のIndustrial Relationsの先生という人に会って、Industrial Relationsってなに?と思ったものだが、その大家がロナルド・ドーアさんである。さて、本書にはこういう文章が載っている。

 日本で柔軟性と株主価値を熱心に提唱する人々自身は、実際のところ、終身雇用の組織の人で、しかも仕事中毒になっている人が多い。しかし、本当に自由なライフスタイルで暮らす人は少数派であるとしても、声高に発言する少数派であり、ライフスタイル・モデルを提示する力があります。常識の形成に対するこの人たちの影響力は、小さくありません。(PP.106-107)

 ふと、自分が仕事中毒かと思ったので、この文章は俺のことか、やられたと思いましたね。但し、上記の文章には一つ注をつけなくてはいけませんね。「・・・の組織の人ですが、危機感を持っており、しかも仕事中毒・・・」ってことじゃないでしょうか。でも、よくもまぁここまで読みこめるものですね。この洞察力は社会学の鍛錬からくるのじゃなくて、それ以前の訓練(たとえば、中学とか高校とか)から来るんじゃないんですかね。そういう疑問をもっております。とにもかくにも、まぁ、こいつは春からやられたぁという文章でございました。自戒、自戒。

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今日は普通日

 朝9時半到着、電車内は、中国語、ポルトガル語、英語、おばさん語、等々。授業準備<スライド作成>、昼飯はおにぎり。友人現る。夏用スライドの打ち合わせ。コピー等。6時5分快速乗車、途中から着席、沈睡。おしゃべり、帰宅して夕飯は刺身・野菜・そば。おやすみ。

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