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世に「圧迫面接」は許さじ?

 どうも、この世には「圧迫面接」などという言葉があるようなので、Googleしてみると、あれとかこれが出てきた。なるほど、だいたい同感である。例えば、『うちでの仕事はとってもきついけど、君はできるかな?』という「圧迫面接」と括られるであろう発言を考えてみよう。

 この発言を二つに分ける。(A)『うちでの仕事はとってもきつい』と(B)『君はできるかな?』である。では、(A)について面接担当者が嘘を言う可能性はあるだろうか?簡単なのにわざわざきついという必要はあるだろうか?たぶん、無い。学生を試すにしても、嘘を言ってもなにも得られるものはないだろう。では、ずーっときついのか?入りたてはきついのか?慣れないときついのか?そういうことは明確にはなっていないのだ。つまり、(A)は(A)’『うちでの仕事はきついときもある、慣れなければand/or入りたてならand/or時々は、きついのだ』という発言だと理解すればよいだろう。こうなってくると、極めて当たり前の発言である。それを「圧迫」と捉えるほうが神経超過敏と考えてよい。

 就職活動とは、他人から同僚(仕事仲間)になるプロセスである。他人には当然「きついこと」は言わない。お客様である。ところが、同僚とは喧々諤々の議論、詰めた議論、本気・本音の議論をしなければ、仕事が進まないときもある。つまり、面接で他人(=甘ちゃん?)として扱われている限りは、いわゆる「圧迫」面接は存在しないのだ。他人から同僚への境目のところで、「圧迫」的な<本当>の発言が出てくることになる。ではなんで、正しい(A)’という発言ではなく、より(生の)きつい表現である(A)が出てくるのだろうか?そこに意図はあるのだろうか?

 たぶん、そこに意図はある。例えば、会社に入って、お客様・同僚・上役等々とつきあっていくときに、言葉が注意深くなく(誤解されるように)発せられる場合があるのだ。人間だから仕方が無い。それを、ナイーブ(lacking experience=経験無く)にそのまま受け止めたら仕事は停滞する。そういう場合にどう対処したらいいのか、それを問うているのだ。『本当にきついのですか?』もしくは『いいえ、私はきつくないと思います』、そういう回答でよいだろうか?相手は(A)’のつもりで言っているのだとしたら、、、。

 自分がその仕事を多少は深く(本気で)考えていれば(イメージできていれば=シャドウ・ピッチングできていれば)、どんな風にどんな時に<きつい>のか想像できるはずだ。(C)『はい、最初は慣れないのできついと思います。慣れてきても、上手に仕事ができなければきついと思います。小さなことをやるのにも時間がかかると思います。』自分でどんな風にどんな時にきついのか論理的に語る。(D)『でも、先ほど申し上げたように私はこの仕事が好きですし、もっと好きになると思うんです。最初の数年を越えれば、きっとつかめるものがあると思います。それを先輩や同輩のアドバイスを受けながら伸ばし、また、後輩にも伝えていきたいと思うんです。』

 私事で恐縮ですが、私もそんな風に仕事をしているつもりです(まだまだ足りないところばっかりですが、ハハハ)。

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大学生の就職活動」カテゴリの記事

Comments

一晩たって読み直してみると、面接する立場の解説に終始していたことに気がつきました。面接されるほうは、わかっちゃいるけど<圧力>かけられてしまうんでしょうね。面接される側としては、とにもかくにも、くじけないで、黙らないで、そこで食いつくのが肝心です。そして、後から『あぁ、圧力かけられたなぁ』ってヤレヤレしてください。自己レスですけど、追加でした。

Posted by: ひさまつ | 2005.04.16 at 08:05 AM

圧迫面接ありますよ。
と言うか、本日コテンパンにやられました(笑)
こちらに書かれてるような、「仕事厳しいけど」のような事を私は、圧迫とは思いませんが。

今回やられたのは、
「履歴書適当に書かれたでしょ」
「貴方、これまで何を学習してきたの」
「何言ってるんだ、このオヤジはって思ってるでしょ、顔に書いてありますよ」
「貴方の経歴でうちでやって行けるって思ってるですか、甘く見てるんじゃないですか、そういう甘えの態度が気に入らない」

敬語の遣い方を誤った自分に落ち度があるので謙虚に聞いていたんですけどね。
まぁ、落とされるんだから、早く帰りたいとは思いましたが、それでも、言われてる言葉を真摯に受け止めつつ、次に同じミスをしないようにきちんと聞いていたつもりでしたが。
人格否定をたくさんされて帰りました(笑)
まぁ、派遣会社から経歴を修正して下さいと言われての面接だったので、質問に上手く回答出来なかったから仕方ないですけどね。

でも、所謂、圧迫面接と言うのは、存在します。
相手をあえて困惑させて反応を伺うと言うのは幾らでもありますよ。
仕事と違う部分、人格とかの否定から入られますから、勿論、面談者に人格否定の意図はないんでしょうけどね。
私は、その手の圧迫が始まった時点でその会社への入社意欲はなくなりますが、そういったテストなのだと思ってますから、不合格も仕方がないですね。

Posted by: トリロジー | 2005.06.15 at 02:13 AM

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