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つつじ、Twilight、バルカン超特急

CIMG0056 午前中はつつじ見物。昼飯はラーメン。午後は買い物。電気グループとSDPの合作によるTwilightを発見、ヒッチコックのイギリス時代の名作と言われるバルカン超特急もお安く発見(1500円)。真夏日に、夏の予定が、見えてきた。

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美味いリストランテ

 今日の夕飯は、エノテカ・ノリーオ、西荻窪から神楽坂と移って、今は四谷三丁目。年に3,4回お世話になるでしょうか。西荻窪時代はトラットリアでしたが、今はリストランテ。ノリオさんの説明によれば、トラットリアでは小皿を頼んで小分けができるが、リストランテでは不可。それから、多少はましな服装(といっても、襟がついていれば最低OKかな)が望ましいとのこと。まぁエチケットとしてはこんなものでしょう。また、禁煙(というのは、飯が不味くなる)ということです。今日のメニューもいつもどおり美味しい。自分が選ぶよりも、ノリオさんに選んでもらったほうがずっと確かなので、いつも赤ワインを選んでもらうのですが今回はキャンティ・クラシコのリセルバ、余りに当たり前とも言えそうなセレクションでしたが、なんでこんなに美味しいのぉという美味しさでした。

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『経済・物価情勢の展望(2005年 4月)』について

 日銀が『経済・物価情勢の展望(2005年 4月)』を発表した。興味深いのは9人の政策委員(総裁、副総裁を含む)の消費者物価指数上昇率の予想(期待)が2005年度について-0.1%から0.1%という幅にして0.2%の中に納まってしまったことであろう。この期待の収束は、上昇率が0に近づくにつれて自ずと起きるものなのか、それとも、今回は、物価上昇率に見合う、GDP成長率と潜在成長率に関する期待の収束が起きたのか、興味深い。メイン・メッセージは第二段落である。

 先行きについては、IT関連分野の調整の影響が弱まるにつれて、年央以降、回復の動きが次第に明確になり、2005年度は、潜在成長率を若干上回る成長が実現するとみられる。こうした見通しは、概ね前回「見通し」に沿ったものである。2006年度は、現時点においてはかなり幅をもってみる必要があるが、緩やかながら持続性のある成長軌道を辿ると予想される。こうした先行きの経済の姿は、海外経済が拡大基調を続けることに加え、企業の様々な取り組みにより企業収益が高水準を続けること、企業収益の好調が様々な形で経済の各部門に及んでいくこと、さらに、慎重な企業行動を背景に設備投資、在庫投資などの面で行き過ぎは回避されていくことを、基本的なメカニズムとして想定している。

英文は以下の通りである。

   Looking forward, Japan's economic recovery is likely to gradually gather momentum from the middle of 2005 as the effects of adjustments in IT-related sectors diminish, and growth in fiscal 2005 is expected slightly to exceed the economy's potential growth rate. This is generally in line with the outlook presented in the October Outlook Report. Although at present there is considerable uncertainty, in fiscal 2006 the economy is expected to follow a sustainable growth path, albeit at a moderate pace. This economic outlook rests on the following underlying assumptions: that overseas economies remain on an expansionary trend; that firms' profits remain at high levels as they continue their efforts on various fronts; that increased corporate profits spread to a wider range of sectors through various channels; and that firms' cautious business stance allows excesses in, for example, business fixed investment or inventory investment to be avoided.

 英文で読んでいると、2006年度についての"the economy is expected to follow a sustainable growth path, albeit at a moderate pace."という文が目をひいた。日本文での「持続性のある成長軌道」という部分の語感には、成長は継続し、落ちないよ(つまり、下支えがある)という感じがあるように思われるが、これが英文のsustainable growth pathとなると、stagnateもしないがheat-upもしないという語感(つまり、上限も下限もある)になりうるようにも思える。そこで、at a moderate paceと念を押すのは、日本文での「緩やかながら」の訳であり、日本文では<景気は落ちはしないがあんまり高くないのよ>ということになるが、英文では、すでに上限も下限もあると言っている感じなので、深読みすれば、日本銀行が考えるpotential growth rateに近い成長率がsustainable growthであろうから、それ自体を日本銀行がmoderate<つまり、日本経済の成長可能性はあまり高くないのよ>なものだと思っている、という曲解が可能かもしれない。

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<不定期刊行>私も太鼓判のコーナー

B00005QGAT マイケル・ジャクソンと言えば、現在は奇人変人の類としか思えませんが、素晴らしいアーティストでした。そして、お薦めはなんといっても"Off the Wall"です。クインシー・ジョーンズのプロデュース、名曲Rock with YouなどのRod Tempertonの楽曲、そして、弾けるようなマイケルのボーカル。1979年のリリースであり、私は12歳、ちょうどFENで土曜日の午後に放送していたAmerican Top 40を聞き始めていた頃で、当時はドナ・サマー(Donna Summer)の全盛期でもありました。たしか土曜も授業はあり、帰宅後、昼飯を食べて、2階のベランダに干されていたふとんの上に寝そべり(それはたしかいけないよ言われていたことだったのですが)、安ラジオでTop 40をかけて雲の動く青空を見ていたものです。あのときの青空もちょっとは想い出しますが、やはり名盤でもあり、一年に一回は聴きます。

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今日は、、、

 朝10時半到着。書類修正、名簿作成。昼飯はN先生とランチ。授業用プリント作成。会議2時間。プリント作成終了。帰宅電車は快睡。夕飯はうどんと豆腐。知らせあり、無念。再起を北西に祈願。

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今日は何をした?

 朝8時半到着、雑務、事務、授業準備、学生訪問、昼飯は学生と。授業はゼミ3連チャン。ゼミ後、4年生の懇談、お疲れ様の人あり、多少締めなおしの人あり、ジャンジャンお勉強してねの人あり。帰宅してちょい夜飯。メキシコ・グアダラハラ、山火事で煙が大変との報道。16年前はあそこで勉強していたんだ。

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今日は何をいたしましたかと言うとぉ

 9時半到着。授業、まぁまぁのペースかな。事務作業、学生とミーティング、よろしく。事務、授業準備、雑務、等々で7時半。帰宅の電車は沈睡。帰って夕飯は望みどおり野菜中心。

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えぇと、今日のことを思い出すと

 朝9時半到着。事務作業の後、授業、まぁまぁのペース。昼飯はオムライス。授業準備。授業、出席は8割5分程度、大教室はやはり授業しにくい。サークル新歓で体育館にてダンス・サークルの演技鑑賞、楽しい。オフィスに戻って事務作業。学生と5分話して帰宅。初めて鉄道事故のことを知る。大変だ。

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驚天動地の静かな一日

0504_s 朝、コンピュータを閉じようとしたらディスプレーの液晶が壊れ、画面の右半分が見えなくなる。ヘロヘロしながら、ファイルをバックアップして、店に持っていくと3週間かかるとのこと。延長保証かけといて良かった!銀座に回って歌舞伎夜の部。毛抜、口上、籠釣瓶。よいものを観させてもらいました。帰宅すると、TVで口上、一条大蔵卿、ハハハ。

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メールでのエチケット

 エチケットとはかなり恐ろしいものである。たとえば、メールに、①件名に用件と自分の名前が書いてあり、②宛名で本文を始め、③自分の名前と必要であれば所属で終わる、そういうメールを受け取ると、習慣的に『あぁ、この人は受け取り手の労力を省くことを考えてくれている』とほっとしてしまう。その安心は積み重なっていけば信頼に変わっていくことになる。逆に、①件名空欄、②宛名無し、③本文に自分の名前無し、のメールを受け取ると、ちょっと愕然とする。何の用件なのか?この方は本当に私にメールを出すつもりだったのか?この方は誰なのか?とそれぞれを考えなければならないのは、苦労であり、積み重なっていくと苦痛に変わっていく。

 ビジネスでメールを使い始めると自然と携帯ではなく、コンピューターで多くのメールを操作することになる。これは携帯のディスプレーとキーボードに技術革新が起きなければ、ここ数年は続くと思う。ところが、携帯メールとPC-Mailには大きな違いがある。第一に、携帯メールではアドレス帳によりメール・アドレス(メルアド)から自動的に差出人がわかる。第二に、件名を書かないのが慣習化されている。第三に、本文にわざわざ差出人の名前が書かないことが慣習化されている。第四に、行をかえることが携帯メールではほとんどされない。

 以上の違いによって、携帯メールでの世界しか知らない人たちから、①件名空欄、②宛名無し、③本文に自分の名前無し、のメールが突然、こちらのコンピューターに飛び込んでくることになる。当方は、「この読みにくいメールを出してきたのは誰なんだ」となる。そこで、ヤレヤレとこれまでのメールの検索機能をかけて、誰のメールかを調べて、その○○さんが何を言ってよこしたのか、を考えることになる。労力がかかる。次第に苦痛に変わっていく。

 PC-mailで①件名に用件と名前、②宛名で開始、③自分の名前で締める、④段落で文のまとまりをつけて改行する、という習慣をつけておくと、緊急事態で、これらができないときには、まさにその緊急事態の雰囲気が伝わることになる。「この人は、いつもは丁寧に書いているのに、本当に慌てているんだな」と推測することができる。別に、そんなことを予定して、いつもは丁寧に書く必要は無いが、普段の芸は緊急時に身を助けるときもあるのである。

 最後に、英語のメールでは、ゴミメールが大量に出回っている。その中で、メールによってコミュニケーションをとり始めるのは非常に難しい。見知らぬ人からのメールは読まれずに捨てられてしまう可能性が高いからである。このときの第一原則は、自分にしか書けない、そして、時間をかけてでしか書けない件名を書くことなのである。3月に米国を訪問する前に、今までに会ったこともないアメリカの先生たちにこちらからメールで面会希望を出した。すべてが上手くいって、とても感謝した。我々は、メールの件名に、「Professor XXXXX, request of an interview (xxxxxx, Txxx U, Japan)」と書いて祈って送ったのである。こういうメールはゴミメールでは書きにくい。そういう件名のメールを書くと、読んで対応をしてもらえる可能性が高まるということだったのだろう。

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<不定期刊行>私も太鼓判のコーナー

B00005UD3V 二日続けて本コーナーをやってみまっせ。ハハハ。
 山下達郎の『ムーングロウ』です。CDはだいたい持ってますが、これは中でもお薦めできます。1979年に発売され、発売当時(当時12歳)に聞いたわけではありませんが、中学の頃に初めて聴いたと思います。いろいろと試してみると、『ムーングロウ』は飽きのこないアルバムだと思います。2曲目の『永遠のフルムーン』は高校の時に最も好きだった曲の一つでした。今から考えると1970年代NYタイプの都会風アレンジが気に入っていたのかも。中学・高校と通っていた英語塾の先生が、『sophisticatedというのはsimple and urbanという意味だ』と言っていたのを、スローガンよろしく今でも時々思い出しますが、この意味でsophisticatedなアルバムだと思います。

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今日は何をしたかっていうとぉ、、、

 早起き、ダラダラする。授業へ西へ。去年の学生に出くわし、内定決定を報告される。おめでとう。それから、先輩のような先生に会う、いつか飲む約束。授業は可も不可もなし。馴染みの喫茶店へ。とうとう、土曜はアルバイトを雇うとのこと、いろいろと大変だから。文房具をごっそり買って、帰宅。夕飯は白子の筍や鯛めしなど、とても美味、幸福。

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<不定期刊行>私も太鼓判のコーナー

B00008KJU5 さて、これも良く知られたキース・ジャレットの『ケルン・コンサート』です。ジャズ・ピアニストですかね。たぶん、最初に聴いたのは大学2年生の頃、大学の裏にあった絵画ギャラリー付喫茶店(今は、渋谷・青山に移ってますが、ウィリアム・モリスという名前の珈琲&ギャラリー(お休みは日・祝・第三土)で、今も行ってます、よろしく御贔屓に!)に入り浸り始めていたのですが、この喫茶店だったでしょう。たしか、BOSEのスピーカーでかけてたと思います。それはそうと、モリスでは音楽と絵画についてたくさん分かることができました。1980年代末の大学生というのは、最近の大学生と違ってかなり暇で(いや、今も暇な奴はいるかもしれないけど)、たったコーヒー一杯で 3時間ぐらい窓際の席で本を読んでました。そして気分転換には100冊ぐらい戸棚においてあった展覧会のカタログをお願いして見せてもらってペラペラとめくると、これが格好の芸術の自習になってました。こういうことを書くと、非常に高尚な喫茶店のように思えますが、コーヒーの美味しい、良い音楽のかかる、普通の喫茶店であり続けています。当時(移転前)は、夜になると、窓の下に見える山手通りに走る自動車のライトがきれいに見えたものです。『ケルン・コンサート』は、たぶん、その頃にかかっていたと思います。いまも、一年に一回は自宅のBOSEのスピーカーで聴いてます。

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今日は何をしたんだろう?

 午前9時半到着、昨日のお片づけ、教科書についてE-mail打ち。2月にはチェックしていたのに、4月に第五版が出ていた。昼食は偶然会ったI先生と豚しゃぶ定食。I先生は自分のゼミ生の今年最初の内定に喜んで思わず自慢の秘蔵の赤ワインをあげてしまったとの噂。いろんな喜びかたがあるものね。授業スライド作り。会議。授業スライド作り。帰りの電車はA先生と遭遇。帰宅してビール。

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今日はというと

 八時半到着、授業準備で印刷等、昼飯は弁当、午後はゼミ三連チャン、3時限は1年生(これから慣れるさ!)、4時限は4年生(皆さん、引き続き励みましょう)、5時限は3年生(これからどうぞよろしく!)、終わって研究室でオレンジ・ジュースで乾杯、またやりましょう。帰宅。ちょっと疲れたかな、でも良い疲れ。

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What did I do today...

 9時半到着、授業、N先生と雑談・昼飯。データ解析、学生訪問、メール書き、F先生訪問、会議、印刷。帰りの電車は読書、夕飯(筍美味)。

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今日は何をしたのだろうか、、、?

 9時半到着、事務作業、授業、学生訪問、昼飯(たまたまH先生)、授業(引き続き立ち見の方々お疲れ様でした)、学生訪問、事務作業、印刷、A先生ゼミ飲み会中途参加(Aゼミ学生の名刺25枚話に感動)、帰宅の電車は完睡。夕飯(銀だら谷中生姜漬け、美味)。おやすみなさい。

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速読、The Company of Strangers

 第二章と第三章、読破。ペースは若干遅いが、慣れないタイプの本だから仕方がないかも。

 第二章: Law of Large NumbersとConditional Probabilityを使った説明。後者は当然、ベイズの法則。task-sharingと関係した1)risk-sharing、2)specializationについて良い説明。さらに、44ページにはアラル海を例にとった社会主義の失敗の話。

 第三章: p.49人間の男女の違い。p.51殺人。p.52非産業社会における暴力性。p.53-計算とreciprocityに関する良い紹介。p.59smilingとlaughterについての極めて興味深い記述。p.64weak tiesについての超簡単な要約。

 次は、MONEYの話だ、依然として面白そう!

 もう一言つけ加えておくと、以前『経済学という教養』という本があったけど、この本こそ、『経済学のための教養』に値するんじゃないかという気がしてきた。

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細部に宿っているのは神か悪魔か?

 西村清彦氏が日銀の政策委員に就任され、記者会見が行われた。同氏と言えば、この本はいまでも名著だと思う。記者会見に戻ると、そこでこんな風に言われている。

    『ただ、金融政策は、金融のマイクロストラクチャーというか、金融市場の細かいディーテールというものが非常に重要になる。「悪魔は細部に宿る」という言い方があるが、その細部がわかっていないと難しい政策判断はなかなかできない。その意味で私は必ずしも専門家ではないので、これからは特に日本銀行のスタッフとの接触を通じて勉強し、私の独自の考え方を踏まえながら、金融政策に関わっていきたいと思っている。 』(太字にしたのは私です)

 日銀の記者会見で「悪魔」という言葉が出るのは極めて珍しいのではないかと思う。余談だが、ある先生と雑談をしていたら、○○省の海外援助関係の審議会で、発展途上国に援助をしながら外交関係を持つのは「援助交際」ではないかと発言したんだよと笑っていた。まぁこれもジョークではあるが、なんらかの真理はあるかもしれない。

 そこで、『悪魔は細部に宿る』である。あれっ?と思って、これをGoogleなどすると、やはり『神は細部に宿る』というのとペアになって出てきた。私、後者のほうは知っていました。ドイツの建築家ミース・ファンデルローエの発言とされる『神は細部に宿る』は、細部に気を配れ、という意味で使われているし、私もそう思っています。西村氏の発言にある『悪魔は細部に宿る』も、教訓としてはやはり、細部に気を配れ、ということなので、神⇔悪魔と反対ですが、教訓は同じということになります。面白いですね。

 さて、『悪魔は細部に宿る』の仮想例を一つ。ある○○団体の社会福祉として行う慰安旅行が毎年行われていた。そのマニュアルには、「夕飯は、ご飯、お味噌汁、つけもの、煮魚等です」と書かれていた。極めてつつましい夕飯だとみんなは思っていたので年末の忙しい時期でもあり、毎年同じマニュアルが印刷されて配布されていたが、自然と毎年、参加者は同じ人々に限定されていった。ある年、なぜか急に締め切りギリギリで予想外の参加者が入ることになった。旅行では、温泉に入った後、夕飯になると、「ご飯、お味噌汁、つけもの、煮魚」と一緒に豪勢なステーキ、ワイン、日本酒、山菜料理が出てきた。大宴会であった。いつもの参加者たちは、突然の参加者に気兼ねして多少気まずそうに、でも美味しそうに食べていた。予想外の参加者はびっくりして、横の人にどうしてなのかを尋ねると、『「等」って入ってますから』と小さな声で教えてもらった。

 教訓: 『悪魔は細部に宿る』=「等」に注意!

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<不定期刊行>私も太鼓判のコーナー

maidenvoyage1 なんとなく、昨晩聞いていたハービー・ハンコックの『処女航海』がそのままCDプレーヤーに入っていたので、今朝も聞いています。気がついてみると、半年に一回は聞く『私のお好み』なので、お薦めしてみます。私は自分からジャズ音源を積極的にに探すということもなく、だいたい友人のお薦め、ラジオでのお薦め、CDショップでの試聴という受身で購入する感じです。ですので、薀蓄については、上記のAmazon.co.jpでの解説を参照のこと。この名作は、ラジオで坂本龍一が薦めてかけていたので買いました、それも『ドライブに合う曲』というベタなテーマで。私は自動車は運転しませんが、夜のドライブにこの曲はいいだろうと本当に思います。

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世に「圧迫面接」は許さじ?

 どうも、この世には「圧迫面接」などという言葉があるようなので、Googleしてみると、あれとかこれが出てきた。なるほど、だいたい同感である。例えば、『うちでの仕事はとってもきついけど、君はできるかな?』という「圧迫面接」と括られるであろう発言を考えてみよう。

 この発言を二つに分ける。(A)『うちでの仕事はとってもきつい』と(B)『君はできるかな?』である。では、(A)について面接担当者が嘘を言う可能性はあるだろうか?簡単なのにわざわざきついという必要はあるだろうか?たぶん、無い。学生を試すにしても、嘘を言ってもなにも得られるものはないだろう。では、ずーっときついのか?入りたてはきついのか?慣れないときついのか?そういうことは明確にはなっていないのだ。つまり、(A)は(A)’『うちでの仕事はきついときもある、慣れなければand/or入りたてならand/or時々は、きついのだ』という発言だと理解すればよいだろう。こうなってくると、極めて当たり前の発言である。それを「圧迫」と捉えるほうが神経超過敏と考えてよい。

 就職活動とは、他人から同僚(仕事仲間)になるプロセスである。他人には当然「きついこと」は言わない。お客様である。ところが、同僚とは喧々諤々の議論、詰めた議論、本気・本音の議論をしなければ、仕事が進まないときもある。つまり、面接で他人(=甘ちゃん?)として扱われている限りは、いわゆる「圧迫」面接は存在しないのだ。他人から同僚への境目のところで、「圧迫」的な<本当>の発言が出てくることになる。ではなんで、正しい(A)’という発言ではなく、より(生の)きつい表現である(A)が出てくるのだろうか?そこに意図はあるのだろうか?

 たぶん、そこに意図はある。例えば、会社に入って、お客様・同僚・上役等々とつきあっていくときに、言葉が注意深くなく(誤解されるように)発せられる場合があるのだ。人間だから仕方が無い。それを、ナイーブ(lacking experience=経験無く)にそのまま受け止めたら仕事は停滞する。そういう場合にどう対処したらいいのか、それを問うているのだ。『本当にきついのですか?』もしくは『いいえ、私はきつくないと思います』、そういう回答でよいだろうか?相手は(A)’のつもりで言っているのだとしたら、、、。

 自分がその仕事を多少は深く(本気で)考えていれば(イメージできていれば=シャドウ・ピッチングできていれば)、どんな風にどんな時に<きつい>のか想像できるはずだ。(C)『はい、最初は慣れないのできついと思います。慣れてきても、上手に仕事ができなければきついと思います。小さなことをやるのにも時間がかかると思います。』自分でどんな風にどんな時にきついのか論理的に語る。(D)『でも、先ほど申し上げたように私はこの仕事が好きですし、もっと好きになると思うんです。最初の数年を越えれば、きっとつかめるものがあると思います。それを先輩や同輩のアドバイスを受けながら伸ばし、また、後輩にも伝えていきたいと思うんです。』

 私事で恐縮ですが、私もそんな風に仕事をしているつもりです(まだまだ足りないところばっかりですが、ハハハ)。

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今日は(まだ早いが)何をしたっけ

 朝6時半起床、9時半の新幹線の友人見送りで東京駅へ。そこから中央線で西に向かう。授業、中国系カナダ人(?)がいらしたので4分の1ほど英語。その後、友人とばったり会ったので話し込む。帰宅。これから夕飯。

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今日はなにをしたっけ・・・

 朝9時半到着、事務、会議、事務、紙書き、印刷、会議、友人たちと有楽町で夕飯。また楽しからずや。

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今日はなにをしたっけ

 朝9時半到着、学生と議論。事務、会議、授業、半授業、ゼミ選択プロセス。新しいゼミ生たちへ、君たちはまだ私のところへ来ることは知らないけど、ようこそ。

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今日は何をしたっけ。

 9時半到着、1時限授業。教室(home ground)のスクリーンが。向かって右横に移ってくれたので黒板が思う存分書ける、快感。学生訪問、事務仕事、事務仕事、学生訪問。帰りの電車は偶然一緒になったH先生、S先生、学生1名と一緒。気温が変わりやすいので、風邪には気をつけよう。私の愛用風邪薬は改源。もちろん、風邪の引き始めに飲む薬です。閑話休題、友人から沢田研二の復刻が出ているとの情報。

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桜、桜、、、

日曜日に見た桜は美しかった。回顧。CIMG0075今日は二つ授業をしたが、二つ目は予想を二倍する受講者で驚愕した。立ち見していた方々は本当にお疲れ様でした。

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速読、The Company of Strangers

 The Company of Strangersのイントロと第一章を読む。予想通りの好著。これから読むPart II(第二章~)の題は、From Murderous Apes to Honorary Friends: How is Human Cooperation Possible?である。

 第一章を読みながら、鶴見良行の書いた一連の書、バナナと日本人、エビと日本人、なまこの眼、のことを思い出した。なぜ思い出したかについては、後ほど、、、。

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今日のクイズ

 さて、今日は千鳥ヶ淵、渋谷、そして××に行きました。この写真は××において撮った写真です。さぁ今日もクイズです。××とはどこでしょうか。みなさんコメントをよろしくお願いいたします。CIMG0115

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今日は土曜日

 小学6年生の移動教室以来の○○。ボリビアからの友人と三人で行きました。堪能しました。さて、どこに行ったでしょうか。コメントでお答えをお待ちしております。CIMG0061

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今日は何をしたかというと

 9時半到着、授業の準備、ガイダンス、授業プリント印刷。友人を迎えにTCATへ。The Company of Strangers: A Natural History of Economic Lifeを読み始める。面白い本のよう。帰宅、三人で夕飯。うれしいね。

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今日は何をしたっけかな~

 朝ブログ書き、9時半学校到着、打ち合わせ、会議、昼飯はハンバーグ弁当。明日の準備、学生訪問、打ち合わせ、歓迎会、学生と軽く一杯、帰宅。奥様と夕飯。

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『白骨は語る』読了

 『白骨は語る』読了、前半も良いが、後半から最後に盛り上がる。特に、pp.328-330は統計の重要性を示すのに良いストーリーです。

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「あばたもえくぼ」、詭弁、素直

 就活で「あなたの短所はなんですか」という典型的な質問がある。<ない>とはよほどの自信がないと言えないだろう。では、素直に「自分が常日頃思う短所」を述べるだけでいいだろうか、という問題である。就活に限らず、面接というものは「飾っている」とかなりの確率でバレルものである。あちらは、海千山千であり、面接を何十件もこなしている。学生の傾向も知っている。基本的な方針としては、素直で臨むのがよい。ただし、である。

 「あばたもえくぼ」という諺(ことわざ)がある。後で辞書で確認しておくが、ある人を好きになるとその人の「あばた」(まぁ顔の斑点だね)もえくぼのように可愛らしく見えてくる、という意味である。こんなことは、人に限らず、自分が好きなことにはよくある。釣りが嫌いな人にとっては何もしないで釣り糸をたれて待っている時間が拷問のようだろうが、釣り好きな人にとってはまさにその時間が幸福なのかもしれない。就活に「面接官に自分を好きになってもらう」ことが含まれているとすれば(そして、私は含まれていると思うけれども)、この「あばたもえくぼ」プロセスを活用するというのも手である。

 ということで、最前の「短所」問題である。例えば、A『私はすぐ緊張してしまう』という短所を考えてみよう。「あばたもえくぼ」理論によれば、B『変に初対面の人になれなれしくない、フレッシュに対応できる』となる。だからといって、C『緊張して慌ててしまうかもしれない』。ゆえに、D『慌てないように事前に二度チェックするようにしています』。こういうABCDの組み合わせが、多少「あばたもえくぼ」理論を振りかけた「短所」対策ということになるだろう。

 最後に、「あばたもえくぼ」は一種の詭弁(辞書で引いてね、読み方は<きべん>)である。面接の基本的な方針は素直である。ただし、振りかけとして「あばたもえくぼ」は効果がある場合がある。自己分析をポジティブに使っているという側面が出る可能性がある。でも、振りかけだけを食べるのは不味い。テクニックの落とし穴に落ちてはいけない。あくまでも、面接の基本的な方針は素直である。でも、振りかけは上手に使えると美味しい。

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今日は何をしたっけ、、、

 朝9時開業直後に北千住の郵便局にて振込み。学校へ行ってガイダンス三連荘。就活学生にもスーツ姿で登場願う。Thanks。メッセージ通じたこと祈るのみ。3年生研究室訪問男子2名。最後は会議、3時間?先生方とちょいと飲み。よぅし明日もしまっていこう!

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休日の有効活用のtip

 一つわかりました。早起き、です。如何でしょうか。

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今日は何をしたっけ

 9時半学校到着、新入生ガイダンスへ。学生プレゼン2件。出演者はよ~くやってくれました、感謝、感謝。昼飯はゼミ生と、お前たち、顔がよくなってきたよ~。そして、書類書き。最後に留学生新入生歓迎会、welcome、you'll have a good time here in Itakura。夜は銀座で友人たちと夕飯。ご満悦。おやすみ~。

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今日は何をしたっけ?

 9時半出勤、ちょいとブログ書き、授業の準備、N先生と昼飯。12時から女子学生4名のプレゼン作り支援、3時には終了。ガイダンス準備。4時から学生とお仕事、プレゼン作り。6時15分終了、お疲れ様。7時5分快速、北千住にてカニオムレツカレー。帰って、借りたWeather ReportのHeavy Weather、いとよろし。

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速読、『武装解除』

 伊勢崎賢治『武装解除』(講談社現代新書、2004年)の読書開始。非常に正直な本であるだけに、読むほうの態度が問われる。想像力が必要な本であり、ナイーブに読んではいけない本である。

 ちなみに、naiveとは英和辞典で意味を引くと、『1)純真な、天真爛漫な、うぶな、愚直な、だまされやすい、2)未経験の、単純素朴な』と書いてあるが、英英辞典だともっとすっきりした意味が出ている。『1)lacking experience, wisdom, or judgement, 2)natural and unaffected』である(COD)。つまり、『1)経験・知恵・判断に欠けている、2)自然かつ(悪)影響されていない』である。

 最初の段落で「ナイーブに読むな」という意味は、「それぞれの言葉に自分でjudgement(判断)をしないで読んではいけない」という意味です。短刀を懐にあてられたような本ですね。

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移民の歌、胸いっぱいの愛を

 移民の歌、胸いっぱいの愛を、と言えば、言わずもがなのLed Zeppelinの代表曲であるが、今日、縁があって、このDVDで見ることができた。凄い演奏であった。ロックの古典!そして、サックスの名手、土岐英史の娘、土岐麻子のこれも聴かせてもらった。EW&Fの名曲のカバー、September、いいね。

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temporaryで働くこと、medium-termに組織で働くこと

 「フリーターに対して正社員のメリット」を書こうと思ったのですが、もう少し一般的に「temporaryで働くこと、medium-termに組織で働くこと」というタイトルにしました。temporaryで働く人々にはフリーターもいれば、個人コンサルタントや通訳もいます。medium-term(中期的)に組織で働く人とは、まずは正社員のことです。

 さて、通訳ですが、通訳を雇ってひどい通訳だったとします。笑って「次回は頑張ってくれよ」などと言うでしょうか。言いませんね。次回からは使わないだけですね。個人コンサルタントも同じです。一回失敗すると、その雇用主からは二度と使ってもらえないのが常です。フリーターだって解雇されます。ところが、正社員の新人だと、「誤りに学べ、次回は頑張りなさい」というのがアリです。アルバイトってtemporaryだけど、「次回は頑張りなさい」がある時もあるって思いませんか。それは、そのアルバイトが組織で働いている場合に多くはありませんか。

 つまり、temporaryに働く人とは、お試し期間である場合を除いては、組織の外側に近いところで働く人が多いのです。つまり、medium-termに組織で働く人は、組織の内側に近いところで働く人が多いのです。(本当は、この部分は、どんな組織か、つまり組織のあり方とも関わるのですが、まずはスキップしておきます。)そうであれば、正社員になるということは、組織内で働けるという能力と密接に関わってきます。

 では、組織内で働くことの核心とは何か。天下り的に言えば、「その会社の一番中核のところに関わる(広い意味での)技術」(core competenceと言ってもいいね)を学び・伝え・教え・発展させることです。この学び・伝え・教える作業自体が会社の中にある限り、「次回は頑張ってくれよ」が存在するのです。学び教えるの一つの有効な方法がtry and errorですから。付け足しておきますが、ここで言う技術とは、理系的な技術だけではありません。例えば、ある会社特有の顧客サービスの手法とかも含まれます。

 では、このことが会社の採用活動にどのように反映されるでしょうか。「その会社の一番中核にある技術」とは、定義上、他の会社や組織では真似できないものであるはずです。すると、その技術を会社の中で学ぶことが可能な人材を必要とするはずです。つまり、この技術を学ぶための基礎的な能力を前提として、「伸びしろ」のある人材、「素直」な人材が、この点から評価されるということになります。逆に、「伸びしろ」の無さそうな人材、「自分を見極めすぎている」人材は敬遠されるのではないでしょうか。ここに、私が感じる「自己分析」の怖さがあります。自己分析で自分を見つめるのはとても重要なのですが、「伸びしろ」を自分で消してしまうような自己分析になってしまうと、ちょっと危険なような気がします。

 もちろん、採用活動における視点はこれだけではありません。でも、結構、重要だと思うのです。ある会社の一番中核にある技術を見極め、会社に入ればその技術を学び・伝え・教え・発展させる意欲と基礎的能力が自分にあると素直に申し出ること。それを、どれだけ具体的に興味深く自分の言葉と経験で考えるか。難しいことですが、鍛錬していきましょう。

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温泉と宴会

CIMG0035 今日は高校の時からの友人達と宴会。高尾の友人宅に集合、温泉、そして宴会。楽しいね。

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今後の金融政策の動向

 昨日出た短観を見る限り、金融引き締めを予想させる手は打ちにくいだろう。日銀事務当局の内在的なリスク回避傾向からもそうだと思います。

 今日の日経に証券会社エコノミストの踊り場脱出の時期予想が出ていました。人数は意味がありませんが、4-6月が二人、7-9月が三人、10-12月が二人、2006年が一人でした。この踊り場脱出と期を同じくして、日銀事務当局は量的緩和からゼロ金利への移行を図ろうとすると私は予想します(はなはだ月並みな予想ですが)。このときに、CPIがコミットしたようなプラスになっていれば静々と通常のゼロ金利に移行するでしょう。問題はCPIが低調であった場合ですね。また、移行の仕方は、最近のグリーンスパンがやっているような、business-as-usualタイプの毎回○億円の引き下げ(5億円ぐらいかな?)になるかと思います。その際、先日の伊藤隆敏先生の経済教室にあったようなインフレ・ターゲティングを行うかどうかが興味深いところで、審議委員になられる西村清彦先生がどのようにポジションを採られるのか面白いところです。

 現在が踊り場であることを前提として、前回の景気上昇期にすでに量的緩和を引き締めすればよいとの民間エコノミストの意見も見かけられましたが、これは最近のゼロ金利下限に関しての理論的な政策提言である、前回の失敗分を取り戻すオーバーな金融緩和、で説明がつくと思われます。振り返って、日銀の目標から考えると、それは「金融システムの安定」と「物価安定」であり、ペイオフ以降の地方銀行の動向が前者の課題点であり、後者については前述のように考えています。はなはだ時論的な考えですがメモとして。

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今日は何をしたっけ

 朝9時半学校到着。昨日、取り組んでいたマークシートの使い方に一定の目処がつく。学生が訪問、昼飯、一緒にする。カツ定食だったかな。ブログを見てくれているらしい。「コメントを書いてくれよ」と頼む。午後は授業スライド作り。大体できあがったらもう6時半。7時5分の快速。K先生と同乗、東チモールの耳学問。夜ご飯は野菜、にら玉、カブ等々。あぁそぅ、エイプリル・フールなのに嘘を言わなかった、残念、ハハハ。

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速読、伊勢崎賢治『NGOとは何か』

 伊勢崎賢治『NGOとは何か』。面白い本である。RealismとRealityの本である。個別にはp.119の種子銀行の説明は興味深い。また、p.240に書かれた以下の部分は真理であろう。

 経営の基本は、NGOの運営に限らずデリゲーション(delegation・責任譲渡とその管理)とチームワークにある。より優れたスタッフを発掘し、さらに訓練し、その資質を信じ、より多くの責任を与えるからこそ活動規模が拡大し、少数精鋭の経営が出来るのだ。

 そしてスタッフの立場からすると、与えられた責任を全うする中で、上司が自分を守ってくれることが重要である。もし、後ろから「刺される」(=放置を含む)という心配がある限り、delegationは「放任」になってしまう。そしてスタッフは、もう自分の汗(や血)を流すような新しいアイデアを出さなくなってしまうであろう。

 p.180あたりの個別プロジェクトと為替レートのようなマクロ変数の関係の具体例も切実である。

 p.258からの終章に書かれた対話録は演劇の脚本としても素晴らしい。国際NGOに関心のある者はこの部分だけでも読む価値がある。もちろん、私としては全てがお勧めだが。

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日本経済新聞4月1日1面

 2005/04/01の日本経済新聞朝刊一面『V字回復採用前線(上)新卒に過熱感――質も量も、焦る企業』という記事である。おそらく、就職活動で大変な学生にはエイプリル・フールかと思うであろう。このあたりがマクロとミクロの齟齬(そご)なのかもしれない。解説してみよう。

 新卒、中途を問わず企業の採用意欲が急速に高まっている。業績回復で仕事量は増えているが、不況期に人員を絞り込んだため、人手不足感は強まる一方。団塊の世代の定年退職、少子化による学生数減少をにらんで、企業は「優秀な人材を採るのは今」とみている。今年の採用活動は昨年までと一変し、過熱の兆しを見せ始めている。

 たしかに、2002年来の景気回復で労働需要は強まっている。そして、これまでの採用絞込みで中高年世代が仕事場に多く、これからの定年退職を見据えて、仕事場に若手の不足感が強く出ていることも想像できる。

バブル期上回る  青山学院大学(東京都渋谷区)の就職部。関口晃課長は「今年は久しぶりに求人票を持ってくる会社が多い」と語る。新卒採用を見送っていた中堅企業が再開。中途採用だけだった企業が新卒を求める例もある。「企業の採用意欲は例年になく高い」。関口課長は変化を肌で感じる。  学生に対する企業側の情報提供にも熱が入る。東京大学法学部四年の小野昭信さん(仮名)のパソコンには毎日五十通近い会社説明会の案内メールが舞い込む。あまりの量に「読まずに削除することもある」ほどだ。早稲田大学法学部四年の海野恵子さん(同)も「同じ会社から何度もメールが来る」と戸惑う。

そうなのだ。情報提供は非常に充実したものになっていると思う。さてここからがマクロとミクロの乖離だ。

 「二、三月で学生の売り手市場に変わった」。人事制度を専門にするマーサー・ヒューマン・リソース・コンサルティングの柴田励司社長は指摘する。リクルートの就職情報サイト「リクナビ」の山辺昌太郎副編集長も「一九八〇年代後半のバブル期以来」とみる。  二〇〇六年度採用計画の本社調査一次集計によると、大卒採用人数は〇五年度に比べ二三・六%増える。伸び率はバブル期を上回る。金融関連を中心に非製造業(二八・七%増)がけん引。製造業も一六・二%増だ。  この十年、中高年対策が人事部最大のテーマだったが、気が付けば社員の年齢構成のゆがみが深刻化。リストラモードを切り替えている。

 重要なことは、学生の売り手市場になったという言葉の意味である。ミクロで就職活動をしている学生にとっての実感は、(1)「ある学生に内定が集中している」なのか、(2)「すべての学生に内定が満遍なく出始めた」なのか、である。おそらくは(1)である。それはなぜか?

 ただ、企業も数合わせで学生を確保する姿勢を改めている。大日本印刷の井戸隆人材開発部長は「優秀な学生は複数の会社から内定を得ている」と語る。企業も学生から選ばれる立場にあるが、「厳選採用の姿勢は変えない」と言う。  技術革新のスピードが高まり、企業を巡る法制度や会計基準も複雑化、「企業が学生に求める資質は高まっている」(山辺リクナビ副編集長)。限られた人材を確保しようと、採用担当者は焦燥感を募らせている。

 こうなのだ。「限られた人材」に内定が集中する。その理由は一般には優秀な学生は数が少ないとという供給側に求められるのであろうが、採用側(需要側)にも理由は求めることはできるであろう。つまり、これまで採用を限定してきたために、その傾向(慣性)が残ってしまうことが予想される。今まで5人を採ろうと思って採用基準を厳しくしていたのに、今年は20人採ることにしても採用基準は緩めない。それでは、一部の「優秀であることがわかりやすい人材」に内定が集中してしまうであろう。
 以上の議論から、教訓は二つある。第一に、今年の就職活動は辛抱強く続けたものに光が見える可能性が高いということだ。企業側も少しずつ採用基準を緩める可能性があるからだ。もしくは、採用活動を通じて「簡単にはその優秀さに気がつきにくい人材」に光が当たる可能性が次第に出てくるからだ。学生側としては、そのときに就職活動をしていない(つまり、就職市場にいない)学生には全くお呼びがかからなくなってしまう。学生にとっては就職活動=一人駅伝のような実感が深まるであろう。第二に、マクロでの就職前線過熱感と、ミクロでの厳しさの違いがあることを認識すべきである。とくに、就職活動に携わる学生を見守る者(大学教員であり、親であり)は、このマクロでの過熱感に対してナイーブに反応せず、論理的に導き出されるミクロでの厳しい実感を想像すべきであろう。
 う~む。

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