« たぶん、政治学のつぼ | Main | 三月大歌舞伎 »

自己レス(家産制国家)

 「たぶん、政治学のつぼ」について自己レスポンス(つまり、自己レス)。政治経済学においては、政治現象を経済学の手法(交換・均衡・最適化)によって説明するというやり方(米国ではかなり主流)と、政治現象の経済現象に与える影響を社会現象を媒介として広く捉えるという方法があります。

 後者においては、家産制国家という概念(マックス・ウェーバーですよね)が、発展途上国におけるパトロン・クライアント関係との関連で石川滋先生によって見直されているようです。石川滋先生の最近のお仕事についてはこちらです。

 私が面白いと思った石川先生のご発言はこれです。

イギリスのパトロネージ体制改革のもととなったNorthcote-Trevelyan Report(1854)については経済史家の論争があるが、その中で2つの有力な解釈があるようだ。①財政が窮屈になって改革が求められたこと、②勃興した中産階級が高等教育をうけた子弟の就職先として公務員の道を求めるようになったこと、がある。一般的に前者の解釈が支持されているが、①・②は相反しないのではないか。私は②が面白いと思う。

 ①の説明は需要要因で、②は供給要因ですね。私は、この事実を20世紀初頭の米国における事務職の勃興という現象への説明をてがかりに考えてみようと思う。つまり、新技術の導入による需要要因かな。

|

« たぶん、政治学のつぼ | Main | 三月大歌舞伎 »

Memo to myself」カテゴリの記事

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/23398/3457496

Listed below are links to weblogs that reference 自己レス(家産制国家):

« たぶん、政治学のつぼ | Main | 三月大歌舞伎 »