アジアの仕返し(FT:マーティン・ウルフ)
ワゥ...。修辞的だとはわかっているけど、「アジアの仕返し」と言われたら、う~ん、辛いよね。三点。最初に連想したのは、パフィーの『アジアの純真』。
第二点。「仕返し」というより「アジアは裏切られた?」。マーティン・ウルフも言っているように、アジアの資本輸出は、欧米の通貨で表示されている。つまり、ユーロやドルの為替レートが減価していけば、アジアの現地通貨ベースでは、折角、貯めて輸出した資本が目減りしていくということになる。欧米の金融システムが優れていると思ってお金を出してみたのに、残高が減っちゃったというのは、「裏切られた」感覚が出てくるかもしれない。とくに、外貨証拠金取引をやっていた人々は大丈夫だろうか、、、。
第三点。もし、「仕返し」があるとすれば、この時点。つまり、ここでアジアが資金を引き上げれば、欧米はアブソープションを小さくしなければならない。それはこの不況直前という段階では困るだろう。だから、将来志向で行くのなら「アジアにお願い」というのが正しいところかもしれない。アジアの欧米への直接投資に対して、欧米政府がどのように応対するかが興味深いところ。マーティン・ウルフを読みたければ、「081008FTMWolf.pdf」をダウンロード
。(Pointer to Dani Rodrik)
WebexでBotをつくった。関連リンク紹介。
WebexでBotをつくった。関連リンク紹介。
第一、
最近話題の API や REST API ってなに? ~実践編~
こちらで、Webex for Developersの入り方が書いてあります。Postmanは多少練習しましたが、Botには使いませんでした。
第二、
webmethods.io を使用して Webex Messaging の bot を作成する
これでBotの作り方の基本を学びます。
第三、
webMethods.io を使用して Webex Messaging の Bot を作成する(分岐処理)
これで終わりました。
ラ米教材研20210511
ラ米教材研20210511
第1回では、ラテンアメリカ経済に関して、担当したことのある講義の内容、進め方、用いるレジメなど、本研究会をすすめる上で参考になりそうな情報について、各委員10分ほどの時間をとって共有したいと思います。準備をお願いします。
Ⅰ.オンライン対応可能な授業だとすると、次の三つのソフトウェア・システムが重要になると考えます。
a)履修サイト:シラバス閲覧、履修登録、教員の成績評価付与。
b)LMS (Learning Management System):Moodle、Google Classroom、朝日ネットmanabaなど。⇒オンデマンド授業だとa)b)までが必要。
c)オンライン会議室ソフトウェア:Zoom, Google Meet, MS-Teams, Webex Meetingsなど。⇒リアルタイム授業だとa)b)c)までが必要。
このほか、いろんな種類のソフトウェアが使われています。いわゆるワープロ、表計算、プレゼン(MSやGoogle)、コラボ・ソフト(Slack, MS-Teams, Google Hangout, Webex app.)、白板ソフト(オンライン会議室ソフトウェアの内蔵白板、Google Jamboard, Miro)など。よりアクティブ・ラーニングを目指すとこういうソフトの利用も視野に入れるのかもしれません。
参考文献:ダン・レヴィ『ハーバード式Zoom授業入門』(青弓社、2021年)
Ⅱ.講義
ここ10年ぐらいは二種類の講義をおこなっています。
1)東洋大学国際学部国際地域学科での『米州地域研究A』(『中南米の経済と社会』(旧題)):2年生以上、隔年開講、受講者100名程度。
履修サイト:ToyoNet-G
LMS:ToyoNet-ACE (カバーだけダウンロード - toyonetaceecover.pdf)
授業形態:2020年度はオンデマンド授業で髙橋均・網野徹哉『ラテンアメリカ文明の興亡』を深く読み込む授業をおこないました。2018年度までは教室での映像資料の批判的分析と授業資料の読解(『ラテンアメリカ経済論』を指定したこともあります)でした。
2)東京大学後期課程での『ラテンアメリカ政治経済論』:3年生以上、中南米分科や国際関係論の学生が履修、ほぼ毎年開講、受講者4名弱。
履修サイト:UTAS
LMS:ITC-LMS (カバーだけダウンロード - itclmscover.pdf )
授業形態:ここ2年はリアルタイム・オンラインzoomで英語文献の輪読。今年はECLAC, Social Panorama of Latin America 2020、去年は世銀中南米局RAISING THE BAR for Productive Cities in Latin America and the Caribbean。授業の最初に最近の中南米事情としてWall Street Journal, Financial Times, Economistの中南米記事を概観。
Narita and Sudo (2021)を読む前に
収束があるので、民主主義国家=先進国と非民主主義国家=中進国で、非民主主義国家のほうが成長するのは、収束の見せかけの相関のような気がした。そこを制御しているか検討。
FanocracyかThe Passion Economy
ソーシャル・メディアでの経済の動き方/ビジネスでの活用法を理解したいのであれば、Fanocracy: Turning Fans into Customers and Customers into FansかAdam DavidsonによるThe Passion Economyを読んだほうがいい。もちろんこれは必要条件で、十分条件ではない。タイミングと能力と試行錯誤が重要になる。しかし、理解したほうが間違いは少なくなる。
Clubhouseを聴き流ししていたら、絵描きの人(女性だった)が自分の絵を買ってもらうために、どのようにClubhouseを使ったらいいか質問・相談していた。回答者はInstagram, YouTube, Twitter, Noteと一緒に組み合わせて知り合いを増やすことを薦めていた。どうも売りたい売りたいでは駄目で、個人として共感してもらい、絵の世界を理解してもらい、その上で購入というプロセスになると考えていたようだった。Instagramで絵を見せ、YouTubeで書いている作業を見てもらい、Noteで個人的ストーリーを流し、共有してもらうチャンスを探り、というプロセスだ。それは、そのものファンを作る作業と等しい。
ファンを基礎におくビジネスをどう考えるかがFanocracyの課題だ。そして、ファン現象、fandamをどう考えるかというのがThe Passion Economyの目的であるような気がする。
私は若い人に就職活動を薦めるときに、好きなものではなく適合性やできることを中心に選びなさいと言う。もちろん、嫌いなことを排除してからだ。そうして、適合性やできることをやっているうちにそこそこ好きなことになるのだろうと考えている。しかし、近道して、The Passion Economyをfandamを通じて獲得しても別にかまわない。それは細い道だし、YouTuberの道だけれども、経済が大きければそれなりには通る人もいるだろう。YouTuberの10年後を考えてみよう。いまの普通の就職者と同じように将来は見えないのではないだろうか。それともファンを引っ張っていけるかしら。
商学部や経営学部の代わりに、エントレプレナーシップ学部をつくるのであればそれはわかる。もちろん会計や基本的なビジネスの構造も学ぶのだが、それだけではなくてエントレプレナーシップも体験してみればよい。そこにこういうfandamやThe Passion Economyも絡んでくるのだと思う。
カンボジアに行った人と話した
2月8日夜にカンボジアに行った人と話したら、最初は2週間ホテルで隔離で、2000ドルを空港で払い込んで、ホテル代75ドル、一回のごはん30ドルに使われると聞きました。メモです。
Dennet -- Why Are We in the West So Weird? A Theory
デネット Dennet -- Why Are We in the West So Weird? A Theory
https://www.nytimes.com/2020/09/12/books/review/the-weirdest-people-in-the-world-joseph-henrich.html
相対化する知性(松尾、西山、小林)
相対化する知性(松尾、西山、小林)。
本のできる契機は、西山が松尾・小林に声をかけたこと。西山は自分が読みたい本がなかったので書いてみたという(あとがき)。テーマはディープ・ラーニング時代(量子力学時代)の知性のありかたである。
第1部は松尾による人工知能ーディープ・ラーニングの新展開であり、極めて着実に書いてある。なにがディープなのか、ということをわからせてくれる。そこで、明らかになるのは人間の言葉による記号系RNNの不十分さである(図3.2)。そこで、なぜそうなるのかわからない新発見=正解がディープ・ラーニングによりもたらされる可能性があるという。
西山の第2部はここから始まる。量子力学的な観察者がその場にいることが明示的に組み込まれる状況での知性とはなにか。そこで強調されるのはマルコフ・ブランケットとエマージェンス(立ち現れ)であり、強い同型論であるという(図9.1)。
小林の第3部は無謬性を捨て、知性の成長を信じれば大丈夫という楽観的な未来をシンプルな資産価格のモデルを使って議論している。
進化との関係はなにか?文化との関係はあるのか?あるよね。人工知能時代に対応した、新しい知のモデルという文化の一手段が提示されたと考えればいいのか。
Your Maps of Life Under Lockdown
Your Maps of Life Under Lockdown
志摩先生推奨。
https://www.citylab.com/life/2020/04/neighborhood-maps-coronavirus-lockdown-stay-at-home-art/610018/
国家と社会・自由と新自由主義・技術進歩と感染症
コロナウイルス禍が照らし出す国民国家の弱さ 池田嘉郎 / ロシア近現代史
これについて下記のように書きました。
『自由の命運』に親近性高い、stateとsocietyの相克でコロナ禍を歴史的に見るop-ed。医療インフラを市民社会側に位置づけていいのかなど、boundaryに疑問はあるが、啓発的な論考。当面の論点は二つ。第一、新自由主義をこのように捉えていいのか。例えば技術進歩との関係。第二、コロナ禍およびその公衆衛生上の対応により、自由の条件は変わるのか、変わるとしたらいかなるようにか。自由の回廊は広がるのか狭まるのか。
更に考えるためには、視点を設定する必要がありそうだ。一つ思いついたのは、ビル・ゲイツに焦点をあてること。なにせ今世紀の技術進歩の代表格であるコンピュータのoperational systemであるMS-DOS, MS-Windowsの制作企業であるMicrosoftの創設者だし、妻と財団をつくり、病気に注力を傾けて、今回の危機でパンデミック予言者に祭り上げられているからだ。
ビル・ゲイツ未来を語る
思考スピードの経営―デジタル経営教本
メリンダ・ゲイツ
いま、翔び立つとき~女性をエンパワーすれば世界が変わる~ Kindle版
「開疎性」は疎開である。
「開疎性」は疎開である。ということで違和感がある。小林信彦『東京少年』を引いても、大丈夫かと思う。
http://jazz-kissa.jp/blog-eagle
こういう希有な「場」が都市にはできるということで、
現在8割減を求められているphysical distancingが
或る種のsocial distancingを伴う時に、こういうone out of millionの
コラボレーションの可能性がどうなっていくかについても
自覚して見ていきたいと思います。
大貫妙子がフォークグループから
引っ張られ、喫茶でデビュープロジェクトが行われているときに
周りで数回見ていた山下達郎がそれを引き抜く。長門氏が
マネージャーになっていく。ぺらっとした言葉で言えば
コラボレーションからの創造の実例ですよね。
なんとなく、研究者の共著論文というコラボレーションの一つの型には
physical distancingはほぼ無関係だと思うんですね。研究者は、地球の
裏側の人とペーパーを書いたりしている訳なので。
またネット上でも下記のような出会いがあるわけで、
https://twitter.com/CHICAUMINO/status/1251090192615698433?s=20
偶然も必然なのかもしれません。
+++
この後に書くことのキーワードだけ。山岸(信用、信頼)とネット社会。Sunk costと頭での情報の書き直し。physical distancingとsocial connection。密着の高価格化?
ハーバード大学のデミング教授のオンライン授業の教育経済学的な解説
ハーバード大学のデミング教授のオンライン授業の教育経済学的な解説
https://www.nytimes.com/2020/04/09/business/online-learning-virus.html
マクロ:フォルダ内の全Wordファイルを一つにまとめる
Sub フォルダ内の全Wordファイルを一つにまとめる()
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