マンキュー経済学[第二版]ミクロ編パワーポイント日本語スライドなど

 マンキュー経済学[第二版]ミクロ編パワーポイント日本語スライドへのリンク『スペイン語で学ぶ日本経済論』講義パワーポイント(20時間用)へのリンク。電子新書『大学授業の型』(未完成版)へのリンク。

| | Comments (0)

アルバート・ハーシュマンの隠された手(キャス・R・サンスタイン)

アルバート・ハーシュマンの隠された手
キャス・R・サンスタイン

アルバート・ハーシュマンは、驚きや皮肉、そして逆説をこよなく愛した人物である。彼は人間の欠点や弱さに魅了され、それ以上に人間の創造力を称賛した。大仰な主張や法則のような一般化を疑い、偶然の幸運(セレンディピティ)を楽しんだ。彼によれば、人類の歴史は「入り組み、しばしば再現不可能な物語」が満ちており、「社会科学的な規則性、ましてや法則というよりも、歴史が袖の下に隠し持つトリックのように見える」。ナチズム台頭期のベルリンから逃れた亡命者として、彼は歴史の「多くのあり得たかもしれない別の可能性」に強く関心を持っていた。それは「悲劇からの幸福で驚くべき脱出」をも含んでいた。この卓越した著作で提示される最大の概念が「隠された手」であるが、これこそまさに「歴史の袖の下にあるトリック」であり、同時に災厄からの幸福な脱出でもある。それは複雑な物語であるが、ハーシュマンの見解によれば再現可能な現象である。彼は、開発を理解するうえでこのメカニズムをきちんと特定するなら、それが多くを教えてくれると考えた。

ハーシュマンによれば、社会計画者たちはとりわけ開発途上国では非現実的なほど楽観的である。皮肉なことに、それはむしろ幸運なことである。なぜなら、もし彼らが現実的すぎれば、最初から十分な大胆さを持って行動を起こすことができないからだ。計画者たちは、成功のために不可欠な要素や条件を過大評価してプロジェクトを始める。したがって彼らはある特定の方向へ予測可能な誤りを犯す傾向がある。すなわち、「プロジェクトの収益性—さらには存在そのもの—を脅かし得る、さまざまな予想外の脅威」の存在を軽視するのである。(現代の行動科学者なら、ハーシュマンの主張を「楽観的バイアス」や「計画錯誤」の概念と結びつけるだろう。詳しくは後述。)

しかし幸いなことに、彼らが悪い驚きを見落とすことは、より幸福な驚き—すなわち人間の創造性の力—によって相殺される。計画者たちは成功の確率を過大評価するだけでなく、失敗への対応可能性を過小評価している。物事がうまく進まなくなると、人々は想定外の方法で状況を立て直す術を見出すのである。これが「ハイディング・ハンド」、すなわち「困難をうまく隠してくれる手」の発想である。皮肉なことに、もし計画者たちが事前にすべての障害を正確に認識していたなら、彼らは決してそのプロジェクトを承認しなかっただろう。だが、隠された手の結果、最終的な成果は当初の期待と同等、あるいはそれ以上のものとなる。

ハーシュマンは、計画者たちが障害に盲目的である理由として二つの説明を提示する。第一の説明は「擬似模倣技法(pseudo-imitation technique)」である。これは、計画者が「既によそで成功したよく知られた技法の単純な応用にすぎない」と思い込む、あるいは装うというものである。だが実際の状況や条件は異なるため、純粋な模倣として売り出されたプロジェクトには、必然的に「現地主導の独自性」が大きく含まれる。第二は「擬似包括的計画(pseudo-comprehensive-program)技法」である。これは、過去の取り組みを断片的として退け、自らの計画を包括的プログラムとして描き出すものである。この技法により、政策立案者たちは「専門家たちはすでにすべての答えを見つけている」という幻想を抱き、忠実な実行こそが求められると錯覚する。その結果、創造性や洞察力、想像的エネルギーの必要性が軽視され、「専門家が実際には対象とする病の真の治療法を知らない」という事実が覆い隠されるのである。

フリードリヒ・ハイエクを思わせる調子で、ハーシュマンはこの二つの説明が相互補完的に作用すると論じる。擬似模倣技法は「プロジェクトを実際よりも困難が少ないように見せ」、擬似包括的計画技法は「計画者に、プロジェクトの困難について既に十分な洞察を持っているという幻想」を与える。そして意思決定者は「まだ十分な自信を持たぬ段階でも前進を促す杖」を手に入れるのだ。(読者も、先進国・途上国を問わず、これに当てはまる無数の事例を思い浮かべるだろう。)

悪い知らせはここまでだ。良い知らせはこうである。隠された手は、災厄を招くどころか、「リスク回避者にリスクを取らせ、結果的に彼をよりリスクを恐れない者へと変える」仕組みとして、刺激剤と治療薬の両方を提供する。リスクが取られた瞬間に人間の創造性が発揮され、予期せぬ問題を解決するのだ。隠された手は神ではないが、かなり慈悲深く、神秘的な働きをする。そしてハーシュマンは「悔い改めた罪人を正しい人よりも好む」というキリスト教の態度を引用し、さらにはニーチェの「我を殺さぬものは我を強くする」という格言をも引く。彼の焦点は貧しい国の開発プロジェクトにあったが、彼はこの現象が「かなり一般的なもの」である可能性を、いたずらっぽい喜びをもって示唆する。人々は「挑戦が存在しないと誤って思い込むために」新しい仕事に飛び込み、「実際には思ったより難しいことが分かっても、すでに途中まで進んでいるため引き返せず」、その結果、全力で問題に立ち向かい成功することが多いというのだ。(これはハーシュマン自身の人生にも当てはまるのかもしれない。ベルリンからの脱出、難民救出の活動、学問的成果、子育て—多くの作家が自らの人生に隠された手を見出すだろう。)

彼はこの現象が普遍的であるとしても、とりわけ創造性への信頼が欠ける途上国において価値が大きいと考えた。そのような国々では慎重さと謙虚さゆえに未知の多いプロジェクトを避ける傾向がある。したがって、誤った、あるいは盲目的な自信によってのみ、彼らは間違った楽観のもとに行動を起こす。そして障害が生じたとき、彼らは自らの克服力に驚くのである。

行動科学の知見、すなわち「楽観的バイアス」と「計画錯誤」はこの考えと深く関連する。人々は一般に現実以上に楽観的であり、自分が他人よりも不運や危険に遭う確率が低いと信じる。また、仕事の完了までの時間を実際よりも短く見積もる。こうした事実はハイディング・ハンドの発想と密接につながる。障害への盲目さは楽観的バイアスの一形態であり、良い知らせには反応しても悪い知らせには鈍感であるという経験的知見とも対応する。隠された手はまた、計画錯誤の背後にあるメカニズムとも解釈できる。

ハーシュマンは理性的行為者を前提とする経済学よりも、人間の弱さや複雑な動機に敏感であった。その意味では、彼は初期の行動経済学者と見なすこともできる。もっとも、彼自身は分類不能な存在で、豊かな物語感覚と人間生活の複雑さを重視する態度からすれば、行動経済学をやや抽象的で薄味と見たかもしれない。

観察者にとっての課題は、興味深い逸話やメカニズムを提示するだけでなく、検証可能な仮説を導くことにある。隠された手は実証的に検証可能なのだろうか。大標本と仮説検定を重視する現代の経済学者・行動科学者と、「普遍法則への不信」を抱くハーシュマンとの間の対話が想像される。行動経済学者にとって明らかな問いは、ハーシュマンの仮説は具体的に何か、それが真であるとどうして言えるのか、というものである。ハーシュマンはおそらく、検証可能な仮説を提示しているのではなく、「開発プロジェクトが実際にどのように機能しているかを照らし出す一つのメカニズムや広く見られる現象の記述」だと答えたであろう。

ハーシュマンは、常に誠実な語り手かつ社会科学者であり、単に「成功確率を過大評価すれば常に救済される」とは言っていない。慈善的な隠された手には、悪意の隠された手(Malevolent Hiding Hand)という双子が存在する。後者は障害を隠しつつ、創造性が現れない、あるいは遅すぎる、あるいは間に合わない場合に働く。したがって、「困難を過小評価することが一般に良い」と主張することはできない。

社会科学で言う「従属変数に基づくサンプリング」という誤りも指摘できる。たとえば「成功した起業家の特徴」を調べようとして、成功者ばかりを分析し、その多くが楽観的だったとする。そこから「楽観主義が成功の条件だ」と結論づけるのは誤りである。失敗した起業家にも楽観的な者は多いかもしれない。したがって、その特性は成功の原因とは限らないのだ。

ハーシュマンは少数ながらも印象的な「慈善的な隠された手」の事例を挙げた。しかし、そのサンプルサイズは大きくない。多くの失敗した開発プロジェクトでは、この仕組みはうまく作動せず、創造性が発揮されないまま終わることも多い。ジェームズ・C・スコットの『国家のように見る』(Seeing Like a State)はその典型だ。

とはいえ、ハーシュマン自身は失敗や愚行を責めるよりも、歴史の寛大なトリック、偶然の幸福、そして「悲劇からの驚くべき脱出」を愛した。彼は現実主義者であってロマン主義者ではなかったが、幸福な結末を望んだのである。慈善的ハイディング・ハンドが働くとき、人々の障害への盲目さが、彼ら自身の問題解決能力を超えた成功を導く。これは法則でも社会科学的規則性でもないかもしれない。だが日々起こる現象であり、称賛と理解、そして名前に値するものである。

キャス・R・サンスティーン
マサチューセッツ州ケンブリッジ
2014年9月
キャス・R・サンスティーンは、ハーバード大学ロバート・ウォルムズリー記念大学教授。

|

アジアの仕返し(FT:マーティン・ウルフ)

 ワゥ...。修辞的だとはわかっているけど、「アジアの仕返し」と言われたら、う~ん、辛いよね。三点。最初に連想したのは、パフィーの『アジアの純真』。

 第二点。「仕返し」というより「アジアは裏切られた?」。マーティン・ウルフも言っているように、アジアの資本輸出は、欧米の通貨で表示されている。つまり、ユーロやドルの為替レートが減価していけば、アジアの現地通貨ベースでは、折角、貯めて輸出した資本が目減りしていくということになる。欧米の金融システムが優れていると思ってお金を出してみたのに、残高が減っちゃったというのは、「裏切られた」感覚が出てくるかもしれない。とくに、外貨証拠金取引をやっていた人々は大丈夫だろうか、、、。
 第三点。もし、「仕返し」があるとすれば、この時点。つまり、ここでアジアが資金を引き上げれば、欧米はアブソープションを小さくしなければならない。それはこの不況直前という段階では困るだろう。だから、将来志向で行くのなら「アジアにお願い」というのが正しいところかもしれない。アジアの欧米への直接投資に対して、欧米政府がどのように応対するかが興味深いところ。マーティン・ウルフを読みたければ、「081008FTMWolf.pdf」をダウンロード

 

。(Pointer to Dani Rodrik)

| | Comments (14)

WebexでBotをつくった。関連リンク紹介。

WebexでBotをつくった。関連リンク紹介。

第一、

最近話題の API や REST API ってなに? ~実践編~

こちらで、Webex for Developersの入り方が書いてあります。Postmanは多少練習しましたが、Botには使いませんでした。

第二、

webmethods.io を使用して Webex Messaging の bot を作成する

これでBotの作り方の基本を学びます。

第三、

webMethods.io を使用して Webex Messaging の Bot を作成する(分岐処理)

これで終わりました。

 

|

読みたい本:玉三郎の邦楽ジョッキー (日本放送出版協会): 1977

坂東玉三郎、玉三郎の邦楽ジョッキー (日本放送出版協会): 1977。

|

コロナ備忘録

重症者数や病床使用率は大きく増加していないが、助言機関座長の脇田隆字・国立感染症研究所長は、記者会見で「中等症でも入院が必要な人が増えると病床が逼迫(ひっぱく)し、入院できなくなった人が重症化する」と危機感を示した。(読売新聞

20代の重症化率0.8%(厚生労働省資料

 

もう一つ私が考えたルートは、感染者増大による保健所のパンク。それで入院が遅れたりするだろう。

|

「多様な意見」はなぜ正しいのか

スコット・ペイジ、『「多様な意見」はなぜ正しいのか:衆愚が集合知に変わるとき』、日経BP,2009年。

名著。多様性。

|

ラ米教材研20210511

ラ米教材研20210511

第1回では、ラテンアメリカ経済に関して、担当したことのある講義の内容、進め方、用いるレジメなど、本研究会をすすめる上で参考になりそうな情報について、各委員10分ほどの時間をとって共有したいと思います。準備をお願いします。


Ⅰ.オンライン対応可能な授業だとすると、次の三つのソフトウェア・システムが重要になると考えます。

a)履修サイト:シラバス閲覧、履修登録、教員の成績評価付与。

b)LMS (Learning Management System):Moodle、Google Classroom、朝日ネットmanabaなど。⇒オンデマンド授業だとa)b)までが必要。

c)オンライン会議室ソフトウェア:Zoom, Google Meet, MS-Teams, Webex Meetingsなど。⇒リアルタイム授業だとa)b)c)までが必要。

このほか、いろんな種類のソフトウェアが使われています。いわゆるワープロ、表計算、プレゼン(MSやGoogle)、コラボ・ソフト(Slack, MS-Teams, Google Hangout, Webex app.)、白板ソフト(オンライン会議室ソフトウェアの内蔵白板、Google Jamboard, Miro)など。よりアクティブ・ラーニングを目指すとこういうソフトの利用も視野に入れるのかもしれません。

参考文献:ダン・レヴィ『ハーバード式Zoom授業入門』(青弓社、2021年)

 

Ⅱ.講義

ここ10年ぐらいは二種類の講義をおこなっています。

1)東洋大学国際学部国際地域学科での『米州地域研究A』(『中南米の経済と社会』(旧題)):2年生以上、隔年開講、受講者100名程度。

履修サイト:ToyoNet-G

LMS:ToyoNet-ACE  (カバーだけダウンロード - toyonetaceecover.pdf

授業形態:2020年度はオンデマンド授業で髙橋均・網野徹哉『ラテンアメリカ文明の興亡』を深く読み込む授業をおこないました。2018年度までは教室での映像資料の批判的分析と授業資料の読解(『ラテンアメリカ経済論』を指定したこともあります)でした。

 

2)東京大学後期課程での『ラテンアメリカ政治経済論』:3年生以上、中南米分科や国際関係論の学生が履修、ほぼ毎年開講、受講者4名弱。

履修サイト:UTAS

LMS:ITC-LMS  (カバーだけダウンロード - itclmscover.pdf )

授業形態:ここ2年はリアルタイム・オンラインzoomで英語文献の輪読。今年はECLAC, Social Panorama of Latin America 2020、去年は世銀中南米局RAISING THE BAR for Productive Cities in Latin America and the Caribbean。授業の最初に最近の中南米事情としてWall Street Journal, Financial Times, Economistの中南米記事を概観。

 

|

Narita and Sudo (2021)を読む前に

収束があるので、民主主義国家=先進国と非民主主義国家=中進国で、非民主主義国家のほうが成長するのは、収束の見せかけの相関のような気がした。そこを制御しているか検討。

|

日本でのCovid-19と経済活動

日本でのCovid-19と経済活動

COVID-19 感染予測(日本版)

|

FanocracyかThe Passion Economy

ソーシャル・メディアでの経済の動き方/ビジネスでの活用法を理解したいのであれば、Fanocracy: Turning Fans into Customers and Customers into FansかAdam DavidsonによるThe Passion Economyを読んだほうがいい。もちろんこれは必要条件で、十分条件ではない。タイミングと能力と試行錯誤が重要になる。しかし、理解したほうが間違いは少なくなる。

 

Clubhouseを聴き流ししていたら、絵描きの人(女性だった)が自分の絵を買ってもらうために、どのようにClubhouseを使ったらいいか質問・相談していた。回答者はInstagram, YouTube, Twitter, Noteと一緒に組み合わせて知り合いを増やすことを薦めていた。どうも売りたい売りたいでは駄目で、個人として共感してもらい、絵の世界を理解してもらい、その上で購入というプロセスになると考えていたようだった。Instagramで絵を見せ、YouTubeで書いている作業を見てもらい、Noteで個人的ストーリーを流し、共有してもらうチャンスを探り、というプロセスだ。それは、そのものファンを作る作業と等しい。

 

ファンを基礎におくビジネスをどう考えるかがFanocracyの課題だ。そして、ファン現象、fandamをどう考えるかというのがThe Passion Economyの目的であるような気がする。

 

私は若い人に就職活動を薦めるときに、好きなものではなく適合性やできることを中心に選びなさいと言う。もちろん、嫌いなことを排除してからだ。そうして、適合性やできることをやっているうちにそこそこ好きなことになるのだろうと考えている。しかし、近道して、The Passion Economyをfandamを通じて獲得しても別にかまわない。それは細い道だし、YouTuberの道だけれども、経済が大きければそれなりには通る人もいるだろう。YouTuberの10年後を考えてみよう。いまの普通の就職者と同じように将来は見えないのではないだろうか。それともファンを引っ張っていけるかしら。

 

商学部や経営学部の代わりに、エントレプレナーシップ学部をつくるのであればそれはわかる。もちろん会計や基本的なビジネスの構造も学ぶのだが、それだけではなくてエントレプレナーシップも体験してみればよい。そこにこういうfandamやThe Passion Economyも絡んでくるのだと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

|

留学生関連の記事

18歳だけを相手にしていては大学は衰退する

留学生受入れの概況

制限緩和で約6万人入国 ビジネス目的は7%程度 新型コロナ

 

|

カンボジアに行った人と話した

2月8日夜にカンボジアに行った人と話したら、最初は2週間ホテルで隔離で、2000ドルを空港で払い込んで、ホテル代75ドル、一回のごはん30ドルに使われると聞きました。メモです。

|

Dennet -- Why Are We in the West So Weird? A Theory

デネット Dennet -- Why Are We in the West So Weird? A Theory 

https://www.nytimes.com/2020/09/12/books/review/the-weirdest-people-in-the-world-joseph-henrich.html

|

相対化する知性(松尾、西山、小林)

相対化する知性(松尾、西山、小林)。

 

本のできる契機は、西山が松尾・小林に声をかけたこと。西山は自分が読みたい本がなかったので書いてみたという(あとがき)。テーマはディープ・ラーニング時代(量子力学時代)の知性のありかたである。

第1部は松尾による人工知能ーディープ・ラーニングの新展開であり、極めて着実に書いてある。なにがディープなのか、ということをわからせてくれる。そこで、明らかになるのは人間の言葉による記号系RNNの不十分さである(図3.2)。そこで、なぜそうなるのかわからない新発見=正解がディープ・ラーニングによりもたらされる可能性があるという。

西山の第2部はここから始まる。量子力学的な観察者がその場にいることが明示的に組み込まれる状況での知性とはなにか。そこで強調されるのはマルコフ・ブランケットとエマージェンス(立ち現れ)であり、強い同型論であるという(図9.1)。

小林の第3部は無謬性を捨て、知性の成長を信じれば大丈夫という楽観的な未来をシンプルな資産価格のモデルを使って議論している。

 

進化との関係はなにか?文化との関係はあるのか?あるよね。人工知能時代に対応した、新しい知のモデルという文化の一手段が提示されたと考えればいいのか。

 

|

Your Maps of Life Under Lockdown

Your Maps of Life Under Lockdown

志摩先生推奨。

https://www.citylab.com/life/2020/04/neighborhood-maps-coronavirus-lockdown-stay-at-home-art/610018/

|

教員のためのBreakfast入門

教員のためのBreakfast入門
https://kano-lab.org/archives/tutorial/379

|

1年よりお勧めされた映画

アンフレンデッド、ファーストワン。アニメは銀魂。

|

国家と社会・自由と新自由主義・技術進歩と感染症

コロナウイルス禍が照らし出す国民国家の弱さ 池田嘉郎 / ロシア近現代史

これについて下記のように書きました。

『自由の命運』に親近性高い、stateとsocietyの相克でコロナ禍を歴史的に見るop-ed。医療インフラを市民社会側に位置づけていいのかなど、boundaryに疑問はあるが、啓発的な論考。当面の論点は二つ。第一、新自由主義をこのように捉えていいのか。例えば技術進歩との関係。第二、コロナ禍およびその公衆衛生上の対応により、自由の条件は変わるのか、変わるとしたらいかなるようにか。自由の回廊は広がるのか狭まるのか。

更に考えるためには、視点を設定する必要がありそうだ。一つ思いついたのは、ビル・ゲイツに焦点をあてること。なにせ今世紀の技術進歩の代表格であるコンピュータのoperational systemであるMS-DOS, MS-Windowsの制作企業であるMicrosoftの創設者だし、妻と財団をつくり、病気に注力を傾けて、今回の危機でパンデミック予言者に祭り上げられているからだ。

ビル・ゲイツ未来を語る
思考スピードの経営―デジタル経営教本

メリンダ・ゲイツ
いま、翔び立つとき~女性をエンパワーすれば世界が変わる~ Kindle版

|

「開疎性」は疎開である。

「開疎性」は疎開である。ということで違和感がある。小林信彦『東京少年』を引いても、大丈夫かと思う。

http://jazz-kissa.jp/blog-eagle

こういう希有な「場」が都市にはできるということで、
現在8割減を求められているphysical distancingが
或る種のsocial distancingを伴う時に、こういうone out of millionの
コラボレーションの可能性がどうなっていくかについても
自覚して見ていきたいと思います。

大貫妙子がフォークグループから
引っ張られ、喫茶でデビュープロジェクトが行われているときに
周りで数回見ていた山下達郎がそれを引き抜く。長門氏が
マネージャーになっていく。ぺらっとした言葉で言えば
コラボレーションからの創造の実例ですよね。

なんとなく、研究者の共著論文というコラボレーションの一つの型には
physical distancingはほぼ無関係だと思うんですね。研究者は、地球の
裏側の人とペーパーを書いたりしている訳なので。

またネット上でも下記のような出会いがあるわけで、
https://twitter.com/CHICAUMINO/status/1251090192615698433?s=20
偶然も必然なのかもしれません。

+++

この後に書くことのキーワードだけ。山岸(信用、信頼)とネット社会。Sunk costと頭での情報の書き直し。physical distancingとsocial connection。密着の高価格化?

|

ハーバード大学のデミング教授のオンライン授業の教育経済学的な解説

ハーバード大学のデミング教授のオンライン授業の教育経済学的な解説

https://www.nytimes.com/2020/04/09/business/online-learning-virus.html

|

«マクロ:フォルダ内の全Wordファイルを一つにまとめる